加工用途に適する寒地向け高アミロース米新品種候補系統「北海315号」
要約 「北海315号」は北海道での出穂期が“中生の早”に属する高アミロース系統である。米粉を利用したライスパスタ、クッキーなどの加工適性に優れ、加工用途の原料として有望である。 キーワード イ...
要約 京都府と共同育成した「京の輝き」は、出穂・成熟期が「日本晴」よりやや早い、大粒で酒造適性に優れる掛米用品種である。玄米収量は「日本晴」と比較して1割ほど多い。 キーワード イネ、酒米、多収、京の...
極多収で加工・業務用に適した中生水稲新品種候補系統「関東239号」
要約 水稲「関東239号」は温暖地東部における出穂期が中生の早に属する粳種である。収量性が極めて高く、酒造用掛米などの加工用に適するほか、業務用米への利用も期待される。 キーワード イネ、業務用米、酒造...
要約 水稲「楽風舞」は寒冷地南部では早生に属し、高度精米耐性を有する酒造用品種である。製造酒の酒質は、清酒では淡麗、泡盛では軽快で華やかに仕上がる。 キーワード イネ、酒米、高度精米耐性、清酒、泡盛、...
「山田錦」並みの酒造適性を有する水稲新品種「富の香」(とみのかおり)の育成
要約 「富の香」は、「山田錦」並の酒造適性を有する酒造好適米である。成熟期は「山田錦」より7日程度早い晩生品種であり、収量性は「山田錦」よりも優れる。 キーワード 酒造好適米、晩生、酒造適性、富の香 背...
酒造好適米「吟風」「彗星」向けの品質目標、生育指標および栽培技術
要約 酒造好適米「吟風」・「彗星」に対するタンパク質含有率・千粒重の目標値はそれぞれ6.8%未満24g以上、6.8%未満25g以上であり、対応する生育指標、移植時期(上川中央部において成苗を移植する場合で5月6...
要約
「しずく媛」は「松山三井」よりカルス培養を利用して変異個体を作出し、その後代から選抜した酒米品種である。本県の奨励品種である「松山三井」に比べて、成熟期は2日早い晩生種...
要約 酒造好適米「神の穂」を高品質で収穫するための適期は、帯緑籾歩合が15%前後、籾水分が25%前後となる出穂後35~40日である。適期収穫した「神の穂」は、精米適性が高く、酒造好適米として高品質な原料米が...
要約 香川県の地酒用酒米品種として「さぬきよいまい」を育成した。「さぬきよいまい」は本県の奨励品種である「オオセト」に比べて、成熟期が12日程度遅く、多収で千粒重が重く、タンパク質含有率が低く、酒造適...
酒造好適米「三重酒18号」の奨励品種採用(予定)と多収・高品質栽培法
要約 早生で多収の酒造好適米品種「三重酒18号」を奨励品種に採用する(予定)。本品種の高品質米生産のための適移植時期は4月下旬から5月上旬である。また基肥を窒素成分で0.5kg/a程度施用することで、60kg/a程...
多収・高品質で精米適性の優れる酒造好適米新品種候補「三重酒18号」
要約 「三重酒18号」は「コシヒカリ」とほぼ同熟期の早生の酒造好適米品種である。耐倒伏性が高く、酒造好適米としては多収で、精米適性に優れる。製成酒は旨味があり、優しい味わいである。 キーワード 酒造好適...
要約 消費者の信頼を確保するために、日本酒の原料米品種の判別技術の開発が必要である。PCR法を用いて原料米の品種を判別するため、日本酒からの鋳型DNAの調製方法の改良および判別に好適なPCR用プライマーの...
すっきりした酒が醸造できる低グルテリン酒米新品種「みずほのか」(旧系統名「中国酒185号」)
要約 水稲「みずほのか」は、温暖地西部において中生熟期の低グルテリン形質の酒米系統である。αアミラーゼ等を含む清酒もろみ用酵素処理を併用した醸造法によりアミノ酸度の低いすっきりした酒ができ、原料利用...
要約 「北陸酒206号」は寒冷地南部では晩生の早に属する粳種で、長稈、中間型の系統である。醸造時のアルコール収率および生成酒のアミノ酸度は「山田錦」並であり、やわらかさと深みのある酒質を示すことから、...
要約 「吟のさと」は、酒米品種としては短稈で耐倒伏性が強く栽培しやすい晩生種である。玄米のタンパク質含有率は「山田錦」並で、心白発現率が高く、心白の形状も安定していて外観品質は良好である。高度精米が...
要約 米の調理加工過程における吸水や粒内水分分布は、炊飯後、加工後の米の品質を左右する大きな要因である。MRIにおける三次元グラジエントエコー法により、空間分解能65×65×130 μm3、で1画像の測定時間最短...
要約 水稲「とちぎ酒14」は、晩生の早に属する粳種である。千粒重は「若水」と同程度に重く大粒で、「若水」より2割程度収量性が高い。心白の発現は小さく少ない。玄米タンパク質含有量が低く、淡麗ですっきりし...
耐冷性が強く、餅が白い良食味の水稲新品種候補「山形糯87号」の育成
要約 「山形糯87号」は、中生の糯米系統である。中稈、偏穂重型で、ふ先色は、“赤褐”、耐冷性は“強”である。玄米千粒重は重く多収で、良質、餅の白さが際立ち、良食味である。山形県の奨励品種(認定品種)に採用...
要約 北海道の酒造業者は、「吟風」に対して「解け具合」、「蛋白」、「着色具合」、「供給安定性」、「千粒重」、「心白」の順で改善を望んでいる。これらを改善すれば、府県産米よりやや安価な16,000円/60kg程...
要約 酒米品種の選抜において、酒造適性として重要な吸水性は玄米千粒重、心白発現率、心白率および最高粘度を、消化性はアミロース含有率を調査することによって、選抜初期段階で簡易に評価できる。 キーワード ...