要約 ゴマノハグサ科花きのトレニアにおいて、アグロバクテリウムによる効率の高い形質転換系を開発した。本転換系は花きにおける遺伝子の機能解析実験系として有用である。 背景・ねらい 形質転換技術は花き...
放射線緩照射による茶樹の自家和合性突然変異品種‘茶中間母本農2号’の育成
要約 農業生物資源研究所放射線育種場のガンマ-フィ-ルド内の‘やぶきた’から自家和合性の高い枝変わり系統‘IRB89-15’を選抜し,‘茶中間母本農2号’として登録した。本品種の持つ高い自家和合性は後代...
要約 卵黄重に対する7世代の選抜の結果、実現遺伝率は0.48±0.06、卵黄重と卵重及び卵黄重と卵重に対する卵黄重比の間の実現遺伝相関係数はそれぞれ0.73及び0.50であった。卵黄重を増加させる選抜は、卵黄重及び...
要約 だいず「リュウホウ」は,成熟期が中生の早で,白目で粒が大きく,良品質で豆腐加工適性に優れる。主茎長は「ライデン」よりやや短く,分枝数は「ライデン」より少ない。最下着莢位置が高く,倒伏抵抗性は「...
要約 小麦「しゅんよう」は「ナンブコムギ」並の早生種であり、収量性・外観品質に優れ、耐雪性は「キタカミコムギ」にやや優る。また、めんの色が良好なことから、山形県産小麦の品質安定及び向上に寄与する。 ...
要約 四国裸96号はイチバンボシよりやや遅い中生の早で、二条・並性のモチ性裸麦である。やや短稈で穂長が長く、穂数型で多収である。強稈で中折れ耐性に優れ、縞萎縮病とうどんこ病に複合抵抗性である。播性程...
病原菌の混合接種によるイタリアンライグラスの複合抵抗性検定法
要約 イタリアンライグラス冠さび病、斑点病、網斑病に対する品種の抵抗性について、それぞれの病原菌を混合接種し幼苗で検定する複合抵抗性検定法を確立した。本法は育種母材の病害複合抵抗性検定に活用できる。...
要約 電気泳動法に替わる、大豆リポキシゲナーゼアイソザイムの簡便な検出法を開発した。検体(大豆粉末試料)に反応助長液と各アイソザイム検出溶液を加えると退色の有無によって、L-1、L-2、L-3の存否が3~5分で...
要約 豆乳のゲル化過程を動的粘弾性法により連続測定し、豆腐加工特性を一粒大豆中のタンパク質量で評価した。大豆7S及び11Sグロブリンのゲル化と生成ゲルの物性の差異を明らかにした。 背景・ねらい 豆腐は...
要約 近赤外分光法により、粉砕をしない状態の全粒小麦および全粒大豆のタンパク質含量をそれぞれ、透過スペクトルを用いて測定精度0.56%および1.42%、反射スペクトルを用いて測定精度0.43%および1.23%で定量分...
要約 サトウキビ外皮ワックスを分析し、普及品種では高級アルコールの大部分がオクタコサノールであること、ワックスの有機溶媒可溶部分は來雑物の少ない単純な組成であることを明らかにした。 背景・ねらい ...
トールフェスクの季節生産性にみられる遺伝変異と生育環境との交互作用
要約 トールフェスクの栄養系及び品種・系統の季節生産性関連形質において、育種の場(熊本県西合志町)と利用の場(熊本県阿蘇町)で遺伝変異と生育環境との交互作用が認められた。また、交互作用が発現しやすい栄養...
要約 組織培養中のブドウのえき芽を試験管内でコルヒチン処理し、有用形質を有する二倍体の35品種を人為的に四倍体化した。結実した四倍体8系統の果粒重は二倍体の1.5~2倍となった。 背景・ねらい 現在のブドウ...
炭そ病菌(イチゴ及びシクラメン)の病原力及び宿主感受性の簡易検定法
要約 切断葉裏にイチゴ炭そ病菌及びシクラメン炭そ病菌株の胞子懸濁液を滴下し病原力と宿主感受性を病斑形成と病斑面積で検定する方法を確立した。 背景・ねらい 最近、イチゴやシクラメン炭そ病の被害がとくに顕...
要約 1977年から現在に至るまでの全国の国公立研究機関で実施された、飼料作物の草種選定、栽培技術に関する試験成績を概要集から収集し、その所在情報データベースを構築した。また、概要集そのものを画像データ...
トールフェスクの季節生産性にみられる遺伝変異と生育環境の交互作用
要約 トールフェスクの栄養系及び品種・系統の季節生産性関連形質において、育種の場(熊本県西合志町)と利用の場(熊本県阿蘇町)で遺伝変異と生育環境との交互作用が認められた。また、交互作用が発現しやすい栄養...
要約 とうもろこし茎葉の消化性は、日射条件による変動の大きな単少糖等の可溶性成分に影響されるため、熟期の異なる品種・系統間差を検定するには、生育ステージ(黄熟中期)を基準にするより、黄熟中期付近の同一...
要約 トリフルラリン溶液を開花前のとうもろこしの雄穂に噴霧することにより高頻度に受精能力のある2核性花粉を得ることが可能となった。この花粉を授粉すると発育不全粒を生じるが、染色体の倍数性操作に利用で...
カイコのゲノムからのDNA多型を示すクローンのスクリーニング法
要約 RFLP検出用のプローブを単離するためカイコの支108号系統由来のゲノムDNAライブラリーを作出した。このライブラリーのスクリーニング法が確立され、RFLPを検出できるクローンの単離効率が明らかにされた。 ...
要約 メキシコ中・北部で収集した桑の形態的形質、染色体数、酸性側パーオキシダーゼアイソザイムのタイプを調べたところ、中部で収集した桑から6倍体が7系統発見された。これらの6倍性桑は類似した形態的形質を...