地上部の蒸散要求が水稲の根のアクアポリン発現の日周変動を引き起こす
要約 水稲の根の吸水に関わる膜タンパク質アクアポリンの発現量は日中に高く夜間に低い日周変動を示す。この日周変動は、地上部の蒸散要求が根に伝わりアクアポリン遺伝子発現を誘導することにより引き起こされる...
要約 オオムギの完全長cDNA塩基配列情報を利用して、オオムギゲノムに存在する26,159遺伝子の構造を決定した。本情報は、農業上有用な遺伝子の同定を可能にし、オオムギの品種改良に役立つ。 キーワード オオムギ...
要約 水中でのイネの葉の光合成活性状況をクロロフィル蛍光から把握する技術を開発し、冠水耐性を示すイネの選抜の簡便化を可能にする。 キーワード イネ、冠水、クロロフィル蛍光、光合成、耐性評価 背景・ねら...
要約 日本で最も重要なイネ品種「コシヒカリ」の全ゲノム塩基配列を解読し、「日本晴」塩基配列との比較により、67,051か所の一塩基多型(SNP)を検出した。この情報を用いて品種改良の歴史において重要な151品種...
要約 身近な植物であるトマトは、交雑・自殖ともに容易である上、果実の色や形に明確な遺伝変異が存在するため、食育や遺伝・品種改良の学習教材に適している。この特性を生かして、学校活動の中でトマトのオリジ...
トマトのジャガイモシストセンチュウ抵抗性遺伝子を判定するDNAマーカー
要約 国内のジャガイモシストセンチュウ抵抗性トマト品種は抵抗性遺伝子Hero Aを持ち、新規作成PCR-RFLP DNAマーカーによって明確に判定できる。 キーワード ジャガイモシストセンチュウ、トマト、抵抗性...
要約 マニュアル化した遺伝子組換えカイコの大量飼育法により生産した、緑色蛍光絹糸および赤色蛍光絹糸を活用して、撚糸会社、織物会社、有名デザイナーおよび人形メーカーによる異業種連携により、ウエディング...
要約 ポプラの花成を促進する遺伝子や抑制する遺伝子を単離しました。遺伝子組換え技術を用いて、それらの遺伝子を制御することで、ポプラを短期間で開花させるなど、花成を自在に制御することに成功しました。 ...
コメの粒幅を大きくしたDNA変異の同定とイネ栽培化における役割の解明
要約
イネの粒幅を決める遺伝子のひとつqSW5 を単離し、日本晴がqSW5欠失変異により、収量性が増加することを明らかにした。また、その欠失の有無を各種イネ在来品種で調べ、他の栽培化関連変異の分布と比...
要約 ブタの椎骨数に関与する量的形質遺伝子座(QTL)に位置する遺伝子が核内受容体Germ Cell Nuclear Factor (NR6A1)であることを明らかにした。NR6A1にはQTLタイプに対応するアミノ酸置換があり、コリプレッサ...
要約 収穫後の果実硬度の変化に回帰式をあてはめることで、軟化の程度が軟化速度として数値化されるため、品種による違いを客観的に評価できる。この軟化速度の遺伝率は高く、軟化しにくい個体を得るには、軟化...
要約
要約
要約 西アフリカ起源のササゲ遺伝資源からサヘル帯に導入可能な子実・飼料生産兼用品種を選定した。選定した品種は農民が栽培している品種より子実生産能力に優れ、密植によりさらにその生産量が高まる。 背景...
ブタ完全長cDNA配列10,147個の解読とそのデータベースの構築
要約 ブタの15種類の組織・細胞に由来する完全長cDNAライブラリーを用いて、約16万個のクローンからESTを取得した。さらに代表的なクローンを抽出し、5,600個以上の遺伝子に相当する10,147個の完全長cDNA配列の決...
テンサイ黒根病抵抗性遺伝子座Acr1と連鎖するDNAマーカー
要約 テンサイの「NK-310mm-O」に由来する黒根病抵抗性は、単一優性の抵抗性遺伝子(Acr1)により支配され、この抵抗性遺伝子座に5cM以内で相引に連鎖するDNAマーカーを指標とした抵抗性の判別により、黒根病の抵...
背景・ねらい ノリ養殖の現場では、これまで多数の養殖ノリの系統が分離され利用されているが、必ずしも厳密に純系化された株ではない。養殖ノリの葉状体は養殖方法や養殖環境によっても影響を受けるため、一般に...
水稲穂ばらみ期における障害型耐冷性極強系統「上系04501」「上系04502」
要約 穂ばらみ期耐冷性の強化を図るため、国内外の耐冷性品種の遺伝子集積を行ってきた結果、穂ばらみ期耐冷性が安定して高い水準の“極強”で、早晩性が“中生の早”の2系統を育成した。 キーワード イネ、穂ばらみ...
要約 形質転換体の作出が困難なブドウの基幹品種「巨峰」のエンブリオジェニックカルスにGFP遺伝子を持つアグロバクテリウムを感染させ、GFP蛍光のある形質転換体が獲得できる。 キーワード 巨峰、アグロバクテリ...
要約 ユキヤナギ(Spiraea thunbergii Sieb.ex Blume)を種子親に、シモツケ(S. japonicaL.fil.)を花粉親に用いて交配後、胚珠培養を行うと、桃色花色を持つ種間雑種が作出できる。 キーワード 花き、ユキヤナ...