要約 当場施設を用いた組織培養桑苗生産は、しんいちのせの場合、夏で450本の継代を9回実施して11,089本のセル成型苗を生産でき、苗1本当たりの生産費は約36円と試算される。同様に冬では、300本の継代を8回実施...
要約 10t養蚕に対応した桑園の省力的管理技術を確立した。桑園管理は、乗用型管理機により育蚕作業と競合しない冬期間に主体的に行う。また、桑園造成は組織培養苗を機械で植付けすることにより省力的に行う。 背...
要約 基幹労働力2人で繭生産量10tの大規模養蚕モデルを設定し、省力的な新技術の組立を行った。年間労働時間は 1,746時間で、これは現行の全国平均の約10%であり労働生産性は飛躍的に向上する。 背景・ねらい 繭...
要約 植物のアレロパシー効果の判定方法として、プラントボックス法およびサンドイッチ法が確立しているが、寒天培地の代替に蒸留水あるいは植物葉の抽出液を用いる簡易な方法でも同様の効果が認められる。 背景...
要約 密植桑園の肥培管理資材として、10a当たり豚糞堆肥2tおよび苦土石灰60kgを春肥時に混合して散布し、尿素59kgを春肥時と1回目収穫後に分施すると、慣行施肥並の桑収量が得られ、肥培管理資材費は2割程度とな...
要約 クローラ型搬送機に簡易に装着できる施肥機を開発した。本機の施肥散布幅は、4.5~8.5mで、施肥量は落下口の開度と走行速度で調節できる。春切桑園では畦幅が 1.0m以上の桑園で導入でき、施肥作業時間は人力...
要約 圧縮空気を利用したエゼクタと小容量ホッパで構成する散布機を用いて、急傾斜地で広域散布する汎用性の高い作業システムを開発した。本システムは4~5名で1日2~2.5トンのマクロシードペレットを製作し、0.8...
要約 緩効性肥料を用いて2年1回の施肥を行っても慣行の施肥法に比し収量等には影響が小さいので、本法が大規模桑園を省力的に分割管理する上で有効であることを示した。 背景・ねらい 年間飼育回数10回、繭生産量...
要約 難発根性桑品種であるあおばねずみの人工種子作成を試みたところ、内封物である不定芽の誘導では、冬芽の採取時期、培地条件、培養期間が、さらに、カプセルに包埋するホルモン濃度や包埋条件などが明らかと...
要約 排水不良地でのヤマウド栽培では、安価な簡易籾がら暗渠で排水効果が高く、大幅な生育促進効果が認められる。 背景・ねらい 中山間地域では、ヤマウドを主として転作用に導入して特産地域化が図られているが...
要約 桑種茎直播法に適応する品種を活着率から系統別に比較すると、ヤマグワ系統で勝れ、次いでカラヤマグワ系統およびロソウ系統の順となった。しかし品種別ではヤマグワ系統であっても、品種により活着の良否が...
要約 古条をジフィーポットに挿し木して育成した桑苗をタバコ移植機を利用してビニールマルチをした圃場に植付けることにより,1年で桑園造成が可能となった。この技術は従来の手作業に比較して労働時間が1/5に省...
要約 圧縮空気を利用したエゼクタと小容量ホッパで構成する散布機を用いて、急傾斜地で広域散布する汎用性の高い作業システムを開発した。本システムは4~5名で1日に2~2.5トンのマクロシードペレットを製作し、...
要約 桑育成系統「本57-71」に「No.3001」を交雑し、温暖地・密植向き桑系統「本85-64」を選出した。本系統は夏切に比較して、春切で収量が多い傾向が認められる。また、枝条伸長が良好で揃いも良く、条径は細...
要約 「しんいちのせ」、「みなみさかり」、「はやてさかり」、「みつみなみ」を用いて、夏切り形式び春切り形式による伐採時期別の年間乾物収量を明らかにし、これらを組合せて高生産の超多回蚕飼育対応収穫体系...
要約 密植桑園の連年夏切収穫法は、従来の一春・一夏輪収法と同程度の収穫量が得られ、春蚕期の収穫枝条の細径化も図られる。 背景・ねらい 北部地域における密植桑園の春蚕収穫枝は、前年の春切りした越年枝条を...
1週間養蚕による均等多回育のための種茎直播密植桑園における条桑収穫体系
要約 桑園面積を100aと想定した種茎直播密植桑園における条桑収穫法として一春一夏法と春切法を組み合わせることにより1~4齢期人工飼料育、5齢期桑育の1週間養蚕で1蚕期4箱(1箱23,000粒)程度の育蚕が年8回可能と...
要約 培養室約5㎡、順化施設60㎡、育苗施設60㎡の規模の施設において、桑組織培養シュートを利用したセル成型苗が、年間最大6万本生産できる。このセル成型苗の移植機による植付時間は、1.0~2.9時間/10aであり、...
要約 「しんいちのせ」、「みなみさかり」、「はやてさかり」、「みつみなみ」を用いて、夏切り及び春切りによる伐採時期別の収量を明らかにすることともに、「はやてさかり」の伐採時期を組合わせて超多回蚕飼育...
要約 寒冷地桑園の収穫法別施肥法は、春切が夏肥重点、夏切が春肥重点の施肥とし、夏全伐は春夏同量とする。密植桑園の窒素施用量は利用効率を考慮して決定し、特に夏肥の施用時期を遅れないように注意する。 背...