北海道農耕地における硝酸性窒素による地下水の汚染リスクと軽減対策
要約 地下水の潜在的汚染リスクは地下水面の深さや不飽和層の性質等から評価可能で、汚染源の特定にはヘキサダイアグラムと窒素安定同位体比の併用が有効である。農耕地での汚染軽減策としては耕盤層破砕による根...
要約 水田転換畑でのヒマワリ栽培において、既存の麦・大豆用播種機に密植を防ぐヒマワリ種子用ロールを装着し、湿害を回避できる簡易畝立て同時播種方式と組み合わせることにより、適切な苗立間隔を確保でき、子...
要約 水田輪作におけるナタネの播種作業に小明渠浅耕播種機を利用することにより、湿害低減が期待でき、省力的で安定した播種作業ができる。種子繰出し装置は、麦・大豆作に広く利用されている横溝式ロールをナタ...
要約 関東北部のナタネ後ヒマワリの播種期は6月下旬となる。播種時期が梅雨にあたるため,転換畑では、小明渠浅耕播種機で地表排水を図る。播種後約1ヶ月の追肥は収量確保に有効である。機械収穫は、花床・茎...
要約 関東北部のナタネ後ヒマワリの播種期は6月下旬となる。播種時期が梅雨にあたるため,転換畑では、小明渠浅耕播種機で地表排水を図る。播種後約1ヶ月の追肥は収量確保に有効である。機械収穫は、花床・茎水分...
関東北部の転換畑におけるナタネ品種「キラリボシ」の機械化栽培法
要約 関東北部では霜柱による凍上害を避けるため,10月中に播種する。転換畑では播種時の冠水害を軽減するため,小明渠浅耕播種機を用いる。栽植密度は少なくとも30本/m2以上とし,春季の追肥を行う。ナタネの...
要約 農村地域で小規模に散在する休耕地を、圃場条件の変化をモニタリングしながら、近接する小学校の総合学習における農作業体験圃場として活用することは、休耕地管理の一手段として有効である。 キーワード ...
要約 赤土流出防止に有望な緑肥は、春播き緑肥で富貴豆やピジョンピー及びクロタラリア、秋播き緑肥でヘアリーベッチやエン麦である。 キーワード 赤土流出防止、春播き緑肥、秋播き緑肥 背景・ねらい 陸地より流...
要約 ナタネ跡ヒマワリでは初期生育が抑制され、その程度は、収穫残さのすき込みによって助長される。また、開花期頃の養分吸収量が減少し、その影響は収穫期まで持続する。この生育抑制は、既知の現象である窒素...
牛ふん堆肥に残留するクロピラリド等ホルモン型除草剤の生物検定法
要約 牛ふん堆肥に植物に対して有害なレベルで残留したホルモン型除草剤を検出するには、堆肥を混合した土壌でさやえんどうを3週間程度栽培する生物検定法が簡易な手法として有効である。 キーワード 牛ふん堆肥...
緑肥作物(クロタラリアおよびヒマワリ)による硝酸態窒素溶脱の低減
要約 宮古地域の島尻マージでは、サトウキビ収穫後夏植までの期間、クロタラリア・ジュンシアやヒマワリを栽培すると裸地よりも硝酸態窒素の溶脱が約40%以下に低減できる。 キーワード 緑肥作物、クロタラリア、...
ヒマワリ「サンリッチオレンジ」の短日処理、移植栽培による品質向上技術
要約 ヒマワリ「サンリッチオレンジ」は短日処理によって、草丈が抑制され、茎が細くなり、品質が向上する。また到花日数が1~2週間程度短縮される。本葉2枚が展葉するまでセル成型トレイで育苗した苗の移植栽...
要約 山口農試が開発した水稲稚苗用移植機(田植機)を利用した水稲湛水直播機は、覆土用の鉄製チェーンと作溝機を装着し畑地でも利用できる。これを利用すれば水田における景観形成作物の直播栽培と省力管理が可...
ヒマワリの4月出し無加温栽培における低温遭遇による奇形花の発生
要約 ヒマワリの4月出し無加温栽培で、生長点膨大期以降に氷点下の低温に1日以上遭遇すると奇形花が発生する。窒素施用量、土壌水分が奇形花の発生に及ぼす影響はない。 背景・ねらい ヒマワリは、従来は6~9月採...
宿主作物跡地から単離したアーバスキュラー菌根菌の接種による前作効果の確認
要約 アーバスキュラー菌根菌の宿主(ひまわり)跡地に比べ非宿主(シロガラシ)跡地では、後作とうもろこしの生育が劣る。ひまわり跡地から単離した菌根菌胞子をシロガラシ跡地へ接種すると、後作とうもろこしの生育...
要約 リン酸吸収を菌根に依存しないアーバスキュラー菌根菌非宿主作物の生育は、前作物の影響を受けにくい。一方、宿主作物の生育・収量は宿主作物跡地で優る。しかし、前年に宿主を栽培することによる増収効果に...
夏まき緑肥の導入によるとうもろこしのアーバスキュラー菌根菌感染率と生育の改善
要約 アーバスキュラー菌根菌と共生しない作物を収穫した後、菌根菌共生作物を夏まきの緑肥として導入することにより、翌年に栽培する後作とうもろこしのアーバスキュラー菌根菌感染率、生育が改善される。 背景...
多雪中山間地に導入し得るアスター、ヒマワリ、カンパニュラの作型
要約 多雪中山間地の新しい特産作物化を目指し、新規有望切り花品目としてアスターの8月上旬採花の作型、切り花用ヒマワリの6月下旬~8月上旬採花の作型、カンパニュラの6月中下旬採花の作型を明らかにした。...
要約 ヒマワリ子実単粒を剥皮してあるいは丸のまま、澱粉粉末充填したNMR試料管内に埋め込み、炭素13核磁気共鳴法で測定すると、簡易、非破壊的に脂肪酸組成の測定が可能である。 背景・ねらい 油脂中の脂肪...
要約 初霜が10月下旬以降になる暖地では、ヒマワリは8月中旬に播種する晩期栽培で子実収量、油脂含量ともに高い。またわい性品種(SUN WHEAT 101)は耐倒伏性が強く、晩期栽培下では密植による増収効果が高い。 背...