根出し種子による水稲無コーティング種子湛水直播の出芽促進と苗立向上
要約 水稲の無コーティング種子の代かき同時浅層土中播種栽培において、根だけを伸ばした根出し種子を用いることにより、催芽種子に比べて出芽が早くなり、苗立率と初期生育が向上する。 キーワード 水稲、湛水直...
ホールクロップサイレージ用大豆栽培には耐倒伏性極強の晩生品種が適している
要約 リビングマルチ栽培における大豆ホールクロップ収量は晩生になるほど高いが、倒伏は大きな収穫ロスを引き起こす可能性があるため、高い耐倒伏性を備えた晩生品種が望ましい。また、早晩性に関係なく、タンパ...
秋季温暖化に適応した夏季播種技術を支援する牧草の晩限日計算プログラム
要約 播種晩限日計算プログラムは、北海道内において夏季播種による安定した牧草生産を支援する。気候区分ごとの越冬前の必要有効積算気温を参照し、気象庁アメダス気温データを用いて希望する地点・草種組み合わ...
水田輪作体系乾田直播栽培における収量マップを用いた基肥可変の施肥増収効果
要約 大区画圃場の水田輪作体系乾田直播栽培において収穫情報マッピングシステムの収量マップを利用して基肥窒素を可変施肥することにより水稲収量が7~17%増収する。基肥窒素の可変施肥による単収の増加により60...
要約 「JNK-2」は中生のスーダングラスの自殖系統である。高消化性(bmr-6)および紫斑点病抵抗性遺伝子(ds1)を持ち、一代雑種品種「ナツサカエ」の花粉親系統として利用できる。 キーワード 自...
要約 「くらのぬし」は、温暖地東部において出穂期が"やや晩"、成熟期が"晩"に属する粳系統で、温暖地東部の主食用品種との作期分散が可能である。粗玄米収量が高く、葉いもちに強いため、飼料用米の低コスト安定...
要約 倒伏しにくいソバ品種「にじゆたか」は、標準品種「階上早生」に比べて、一次側根数が多く、側根の硬い部分が長く、横への張り出し長も大きく、より水平方向に向いている。また、播種密度が低いほど、これら...
要約 イタリアンライグラス「九州1号」は極早生で、いもち病抵抗性が既存の抵抗性品種「さちあおば」より強い。暖地で9月播種した場合の年内草と春1番草の...
湿潤転換畑での放牧では、耐湿性草種でも踏圧により早期に衰退する
要約 水田転換畑に耐湿性草種フェストロリウム(品種バーフェスト)を播種すると、湿害もなく、牧草地が造成できる。しかし、土壌の水分が高く、柔らかい水田転換畑では、放牧牛の踏圧が強いため、フェストロリウム...
ゴマ「まるひめ」とナタネ「ななはるか」の作付体系と圧搾油の特性
要約 九州地域において「まるひめ」と「ななはるか」を圧搾油の原料とするための一年二作の作付ができる。「まるひめ」は6月播種が適し、「ななはるか」の機械収穫は成熟後7から10日目が適する。両品種を原料とし...
要約 リンゴ台木の育種において、挿し木発根性に対して主働的に寄与するQTLに連鎖するDNAマーカーMdo.chr17.5の遺伝子型を指標として、休眠枝挿しによる発...
要約 ソバ新品種候補「九州7号」は春まき品種「春のいぶき」と比較し穂発芽しにくく、春まき適期および10日ほど遅まきの条件においても多収で、容積重が重い。夏まき栽培では、夏まき品種「さちいずみ」と比較し...
ワラビー萎縮症に強い飼料用トウモロコシ一代雑種の新親品種「Mi116」
要約 飼料用トウモロコシの親品種「Mi116」(エムアイヒャクジュウロク)は、九州での早晩性が"中生の晩"の自殖系統で、ワラビー萎縮症抵抗性が強く、ワラビー萎縮症抵抗性の一代雑種(F1)品種の親として...
アルファルファ品種「ウシモスキー」のチモシー混播時における適正播種量
要約 アルファルファ品種「ウシモスキー」をチモシーと混播する場合、0.3 kg/10aで他のアルファルファ品種の標準播種量が0.5kg/10aの場合と同程度の合計乾物収量とマメ科率が確保できることから、播種量を4割減じ...
放牧適性や飼料品質に優れる北海道向けフェストロリウム品種「北海1号」
要約 フェストロリウム「北海1号」は多回刈で多収、季節生産性が平準であるなど放牧に適し、飼料品質も優れる。根釧地域の一部のような越冬条件の厳しい地域を除く北海道全域に適する。 キーワード フェストロリ...
ソルガム新品種「涼風」および「峰風」を活用した2つの新たな飼料作物作付体系
要約 ソルガム新品種「涼風」を活用した獣害を軽減しつつ高栄養粗飼料を周年的に生産する年3回刈り栽培、並びにソルガム新品種「峰風」を活用した従来の作付体系との作期分散が可能なトウモロコシ・ソルガム混播2...
多収でそばかす病に強く、耐倒伏性に優れるアルファルファ品種「ウシモスキー」
要約 アルファルファ「ウシモスキー」は北海道および北東北において多収で、2、3番草にその傾向が強い。「ハルワカバ」よりそばかす病罹病程度および倒伏程度は小さい。寒地・寒冷地のアルファルフの安定栽培に利...
要約 東北および北陸地域におけるタマネギの春まき夏どり作型の開発により、これら地域での生産性が慣行の秋まき作型より向上し、端境期出荷も可能となる。公表した栽培マニュアルから、適品種選定等栽培技術情報...
「タマイズミ」にコムギ縞萎縮病抵抗性を導入した小麦新品種「タマイズミR」
要約 「タマイズミR」は中華麺適性に優れた白粒・硬質の「タマイズミ」に、コムギ縞萎縮病抵抗性を導入した小麦品種である。栽培性と品質は「タマイズミ」とほぼ同等で、コムギ縞萎縮病常発圃場では、「タマイズ...
おとり植物を用いた土壌中のジャガイモモップトップウイルスの定量評価法
要約 土壌懸濁液の10倍段階希釈液中でおとり植物のミニトマトを3週間栽培後、各希釈段階におけるミニトマト根部からのジャガイモモップトップウイルス(PMTV)の検出数から、最確値法により土壌中のPMTV汚染程度を...