タマネギ直播栽培において溝底播種とリン酸直下施肥が畝立てと同時に行える作業機
要約 本作業機は、耕うん、畝立て、畝の上に溝を成型、溝底に施肥、播種および施薬を1工程で行うことが可能で、出芽や生育を促進することができる溝底播種技術とリン酸直下施肥技術を畝立て栽培下で同時に活用す...
衛星画像を使ってミャンマーの沿岸部の塩水遡上がモニタリングできる
要約 東南アジアの主要な農業生産地である大型河川のデルタ地帯では、塩水遡上が問題になっている。衛星画像から塩分濃度を直接推定することはできないが、河川水の電気伝導度と濁度との間の強い関係性から、間接...
間断灌漑技術(AWD)によるライフサイクル温室効果ガス削減効果
要約 ベトナムのメコンデルタにおける間断灌漑技術導入(AWD)農家は、収量を維持しつつ、播種量、窒素施肥量、リン酸肥料施用量を減らし、ライフサイクル温室効果ガス(LC-GHG)を削減させる。 キーワード 間断灌漑...
スーダンでコムギ収量を維持するには現在主力の高温耐性品種比で年あたり2.7%の収量増加が必要
要約 世界で最も暑いコムギ栽培地域・スーダンでは、2050年に対工業化以前比+4.2°Cの温暖化との想定では、コムギ収量を現在と同じ水準に維持するために、現在主力の高温耐性品種の収量比で年あたり2.7%増加させる...
要約 「にしのやわら」は、西日本地域で広く栽培され、めんや菓子用に利用される「シロガネコムギ」を戻し交雑親として、でんぷん合成に関与する6つの遺伝子のうち4つを変異型とした従属品種である。栽培性は「シ...
要約 本システムは、水稲乾田直播栽培においてノビエの適期防除を支援するために、簡易な操作で指定日のノビエの最大葉齢を推定して表示するシステムである。圃場毎に入力した播種日や防除日を起点として、日平均...
要約 既存のトラクタや田植機などに自動操舵システムを載せ替えて利用することにより、水稲だけでなく大豆、大麦、エダマメなどの多品目・多作業にて作業精度の高いスマート農業が可能となる。 キーワード スマー...
多雪重粘地における乾田直播水稲-大麦-大豆2年3作での作土の孔隙特性の変化
要約 多雪重粘地における乾田直播水稲-大麦-大豆2年3作では、2年に1度水稲栽培を行っても畑地土壌の性質は失われず、作土中の排水性に関与する粗孔隙および作物が利用する水を保持する易有効水分孔隙は増加、乾燥...
圃場別データセットを活用した大規模水稲作経営に対するデータ駆動型改善提案の要点
要約 多くの圃場を管理する大規模水稲作経営において、栽培管理記録や面積あたりの推定収量を圃場別に集約したデータセットを構築することにより、収量と各種要因との関係を「見える化」することができる。推定収...
東北地域における耐倒伏性品種の根出し種子を用いた水稲無コーティング種子浅層土中播種栽培
要約 根だけを伸ばした「根出し種子」は育苗器や催芽器を使用して作成できる。根出し種子の無コーティング種子は催芽種子より浅層土中播種栽培における初期葉齢が大きく、苗立率が高い。耐倒伏性多収品種を用いる...
水田転換畑でのプラウ耕体系とスナッパヘッダを用いた子実用トウモロコシの高速作業体系
要約 水田転換畑での子実用トウモロコシ栽培では、播種床造成をロータリ耕体系からプラウ耕体系に変えることで収量を維持しつつ高速作業が行え、倒伏による被害を軽減でき、収穫にトウモロコシキットを装着した国...
高速汎用施肥播種機による子実用トウモロコシを導入した省力多収水田輪作システム
要約 高速汎用施肥播種機を使用する乾田直播水稲-極早生子実用トウモロコシ-ダイズの輪作に子実用トウモロコシの作付け前に家畜ふん堆肥を施用し、作付け後に緑肥を導入する省力多収水田輪作システムを開発した。...
子実用トウモロコシの子実含水率に与える気象と品種の影響と推定精度の評価
要約 黄熟期から完熟期までの期間におけるトウモロコシの子実含水率には気温、相対湿度、風速が強く影響し、子実含水率の推移には品種間差がある。気温、相対湿度、風速、品種の4つの要因を用いた推定式により、...
東北地域における子実用トウモロコシの生産と子実サイレージ調製に係る費用
要約 子実用トウモロコシ生産に係る作業時間は2.58時間/10aで、費用は約6.4万円/10a、約76円/現物1kg当である。フレコンラップ法によるトウモロコシ子実サイレージ調製に係る費用は、100ロール調製で18.1円/現物1...
要約 「やわら姫」は、DNAマーカー選抜によりでんぷん合成に関与する6つの酵素のうち4つを欠失させた品種である。でんぷんの老化の進行が遅く加工後のパンやうどんの硬化が遅延し、柔らかい食感を長く維持できる...
要約 施肥前の水田作土土壌を使って水稲を14日間栽培して、水稲幼植物の放射性セシウム濃度を測定することにより、カリウムを施用せずに栽培した場合の玄米の放射性セシウム濃度を推定することができる。 キーワ...
短紙筒狭畦移植機と自走式多畦収穫機等を用いたテンサイの狭畦栽培
要約 本狭畦栽培は、短紙筒狭畦移植機、自走式多畦収穫機等を用い支援組織が行う。1年間に1台で移植機は60ha、収穫機は移植栽培と直播栽培を合わせて140haの作業が可能である。慣行の移植栽培に比べて糖量が14%向...
要約 ジャガイモシロシストセンチュウ発生圃場において、くん蒸剤(1,3-ジクロロプロペン油剤)処理を2回、捕獲作物(トマト野生種「ポテモン」)栽培を1回実施することにより、線虫密度を検出限界以下にできる。 キ...
水田輪作体系における無代かきおよび乾田直播水稲栽培の後作大豆の収量向上
要約 北海道の水田輪作体系において、水稲代かき移植栽培と比較して無代かき移植や乾田直播栽培の後作大豆では、苗立ち数の増加と各個体の生育向上により収量が10%以上増加する。 キーワード 水田輪作体系、無代...
要約 空知型4年4作(移植水稲-大豆-小麦-乾田直播水稲)の水田輪作栽培体系において、移植水稲では無代かきの疎植栽培等、乾田直播水稲では前年整地等の技術を導入すると、省力化や大豆収量向上により、大規模経営...