短紙筒狭畦移植機と自走式多畦収穫機等を用いたテンサイの狭畦栽培
要約 本狭畦栽培は、短紙筒狭畦移植機、自走式多畦収穫機等を用い支援組織が行う。1年間に1台で移植機は60ha、収穫機は移植栽培と直播栽培を合わせて140haの作業が可能である。慣行の移植栽培に比べて糖量が14%向...
水田輪作体系における無代かきおよび乾田直播水稲栽培の後作大豆の収量向上
要約 北海道の水田輪作体系において、水稲代かき移植栽培と比較して無代かき移植や乾田直播栽培の後作大豆では、苗立ち数の増加と各個体の生育向上により収量が10%以上増加する。 キーワード 水田輪作体系、無代...
収益向上と飼料生産コストの3割低減を可能とする水田作複合経営モデル
要約 たちすずか等の茎葉型WCS用稲の乾田直播と、WCS用トウモロコシの安定多収栽培を基幹部門とする水田作複合経営モデルは、飼料用米中心の慣行営農と比べ、同じ労働力のもとで経営面積拡大と所得増加、飼料増産...
夏作ホウレンソウ前作物としての春作エダマメの栽培時期の早期限界
要約 春作エダマメの2粒以上莢重100 kg/a以上を得るためには無加温ハウスへ定植後から開花最盛期までの栄養生長量の確保が重要で、ハウス内平均気温19℃以上が必要と計算される。近畿地方北部では、4月初旬以降の...
要約 「飼料用稲「クサノホシ」を、苗立数50本/m2を超えないことを目標に、播種量2.0~2.4 kg/10aの条件で4月下旬に乾田条播直播すると、倒伏させずに移植栽培と同等以上の収量を安定して得ることができる。 キ...
要約 播種・収穫機械の汎用利用と水稲乾田直播栽培や大豆晩播狭畦栽培による作期の移動によって、費用及び労働時間が削減され、麦+大豆+水稲の低コスト省力的な2年3作体系が可能となる。 キーワード 2年3作...
耕うん同時畝立て作業機による野菜の同時マルチとエダマメのマルチ直播技術
要約 耕うん同時畝立て作業機の耕うん爪曲がり方向を内向きにそろえ、マルチャーを装着すると耕うんと同時に畝立てとマルチ展張ができ、野菜の移植栽培ができる。有孔マルチ展張と播種機構を組み合わせると、エダ...
マルチを利用した播種期前進化による直播エダマメの作期拡大技術
要約 低温期に播種したエダマメは、黒色ポリマルチを利用すれば出芽は安定し旺盛な生育と収量が得られる。また、品種と播種期を組み合わせた段播計画により、4月下旬から6月上旬播種の省力的な直播栽培だけで、...
東北中北部向け飼料用稲「べこごのみ」無コーティング湛水直播の晩播播種適期
要約 東北中北部向け飼料用稲「べこごのみ」を用いて無コーティング湛水土中直播で晩播を行う場合、5月下旬までの播種で、覆土条件下でも苗立が安定し、出穂の遅延や全乾物収量の低下も小さく、食用品種収穫前に...
ソルガムによる土壌修復の年間コストは19.4万円/10aと試算される
要約 ソルガムによるファイトレメディエーションを30haを1集団として機械作業体系で実施し、専用焼却施設で処分するまでの一貫システムのコストは1年間19.4万円/10aと試算される。 キーワード 土壌汚染、カドミ...
集落共同作業組織への水稲直播栽培導入の影響と組織運営改善効果
要約 集落共同作業組織に水稲直播栽培(ショットガン直播)を導入すると、作業時期の分散により機械装備台数が削減できる。また、移植補助労働の削減により10a当たり春作業時間は20%強の減少が見込まれる。機械償...
要約
小麦「農林61号」の被覆尿素入り複合肥料を用いた全量基肥施肥技術
要約 小麦「農林61号」において、速効性化成肥料と、リニア型30日タイプおよびシグモイド型40日タイプの被覆尿素肥料を配合した複合肥料を用いた全量基肥施肥技術は、慣行施肥体系と同等の収量が可能で、子実蛋白...
晩期水利地帯水稲の不耕起乾田直播栽培での晩播によるノビエ防除効果の向上
要約 岐阜県平坦地の晩期水利地帯における不耕起乾田直播栽培は、播種期を5月15日頃まで遅らせることでノビエの発生を軽減できる。 キーワード 水稲、不耕起乾田直播栽培、播種時期、雑草防除、ノビエ 背景・ねら...
要約 汎用点播機による水稲乾田土中点播早期湛水方式は、代かき及び種子粉衣が不要で、全量基肥播種同時接触施肥することから、ha当たり労働時間は普通移植の66%に省力化される。汎用点播機の負担可能面積は24~...
要約 水稲の乾田土中早期湛水直播栽培は、省力効果が高いと同時に、その後の畑地化が促進される有利性をもつことから、田畑輪換による複合経営の強化を通して、地域の農業振興につながる技術体系である。 キーワ...
要約 無農薬ハウス栽培でのコマツナの周年安定生産には、収穫量の多くなる3~9月に、輪作や太陽熱処理を組み込み、ハウス毎にコマツナを作付けしない期間を設けることで、害虫による食害が軽減され、出荷量も安定...
要約 転換畑における大豆栽培では、早生品種「ユキホマレ」の5月末~6月上旬播種により、春作業の競合回避が可能であり、大豆わい化病の感染を軽減できる可能性が高い。 キーワード 転換畑、大豆、ユキホマレ、...
要約 都産生ごみ堆肥は、窒素含有率が3%前後と高いが、施肥量を調節することによって、慣行の家畜糞堆肥と同様に利用できる。施用量は、10a当たり果菜類で2t、葉茎菜類で1~2t、根菜類で1t程度であれば、...
要約 水稲直播栽培の導入タイプとしては、規模拡大型、複合経営型、ワンマンファーム型があるが、東北農業試験場で開発中の多少労力をかけても移植並の単収がねらえる複粒播種方式による水稲直播栽培は、複合経営...