塩分濃度の高い堆肥の施用による野菜のカリウム含量および糖度の向上
要約 塩分濃度の高い堆肥を利用するとカリウム含量および糖度が高い作物になる傾向がある。ただし、土壌中の陽イオンバランスの関係で作物中のカルシウム含量が下がり、水分ストレスがかかるために果実が小さくな...
うどんこ病抵抗性イタリアンライグラス中間母本候補系統「ER3」
要約 「ER3」はイタリアンライグラスうどんこ病抵抗性が非常に強く、感受性品種に交雑すると抵抗性が向上し、その遺伝性は高い。「ER3」はイタリアンライグラスの主力である2倍体の早生系統であり、うどんこ病抵...
要約 稲発酵粗飼料を肥育全期間にわたって給与すると、発育成績は良好で枝肉重量も多いが、肉質については、肥育前期にチモシー乾草、中後期に稲わらを給与した対照区が優れる傾向にある。また、稲発酵粗飼料を給...
高消化性ソルガム「葉月」の不耕起密植栽培のための省力・安定播種法
要約 ライムギ跡地で、高消化性ソルガム「葉月」を不耕起のまま散播・密植栽培する時、播種後に「ロータリで表層撹拌」、もしくは「ディスクハローで表土切削」してパッカで鎮圧すると、ロータリ耕起後に播種、表...
作業工程の削減と作期分散が可能な温暖地向け不耕起-夏秋二毛作体系
要約 早春にトウモロコシ極早生品種を秋作エンバク跡地に不耕起播種することにより作業工程数の少ない温暖地向けの夏秋二毛作体系が実現できる。この作付体系は慣行栽培(耕起-夏作トウモロコシ+冬作体系)と同...
イタリアンライグラスにおける花粉源からの距離と交雑率との関係
要約 イタリアンライグラスにおいて雄性不稔個体で花粉源から450m、花粉稔性のある小集団で71mの距離で交雑が認められるので、暖地など主要栽培地で広く分布しているライグラス自生集団への組換え体からの距離隔...
硝酸態窒素、カリウム含量が低いイタリアンライグラス新品種「優春」
要約 「優春」は、硝酸態窒素、カリウム含量が他の早生品種と同程度かやや低い。出穂始日は「タチワセ」と同程度、収量は「ワセアオバ」よりやや低い。耐倒伏性は「タチワセ」より優れる。東北南部から九州地域ま...
要約 出穂始日を基準として、当該試験ではじめて倒伏が観察された日から最も早く刈取調査を実施した品種の刈取日までの各日の倒伏程度の角変換値の平均の平方根変換値(倒伏指数(LI))により品種の耐倒伏性程度を...
要約 草地更新時において化学肥料単独施用の場合は5kgN/10a以下とし、刈取時期はスーダングラスは出穂期以降、スーダン型ソルガムでは開花期以降とする。たい肥(牛ふん)施用の場合は5t/10a以下とし、刈取時期...
極強稈・多収の極晩生飼料用水稲新品種「タチアオバ」(旧系統名「西海飼253号」)
要約 水稲「タチアオバ」は、耐倒伏性が極めて強く,地上部全重が極多収でホールクロップサイレージ用に適した極晩生種で,極長稈で主食用水稲品種との草姿による識別が容易である。 キーワード 飼料イネ、ホール...
アグロバクテリウム法に適したトールフェスク等牧草類の遺伝子型の獲得
要約 トールフェスク及びペレニアルライグラスのカルスをアグロバクテリウムに感染後、選抜、再分化を行うことにより組換え体が作出できる。さらに、組換え体作出のためにスクリーニングした個体(遺伝子型)を...
フレール型飼料イネ収穫機で調製した冬作飼料作物のロールベールサイレージ品質
要約 フレール型飼料イネ収穫機でイタリアンライグラスを調製すると、ダイレクト調製、予乾方式とも乳酸含量が高い発酵品質良質なロールベールサイレージができる。ライムギでは刈取り後、24時間予乾することで適...
茎葉消化性、耐病性および耐倒伏性に優れたサイレージ用トウモロコシ新品種「タカネスター」
要約 「タカネスター」は早生のサイレージ用トウモロコシで、ごま葉枯病抵抗性、すす紋病抵抗性および耐倒伏性に優れる。茎葉のTDN含量が高く、推定TDN収量は同熟期の既存品種より高い。 キーワード 飼料作物育種...
スーダングラスの硝酸態窒素濃度を低減するための土壌診断に基づく施肥管理
要約 作土の生土培養窒素量が40mgN/kg乾土以上では、窒素肥料施用によるスーダングラスの増収効果はなく、硝酸態窒素濃度は2g/kg乾物を越えるため、窒素肥料の基肥、再生草への追肥は行わず、堆肥等有機物の施用...
要約 フォレージハーベスタ、細断型ロールベーラ及びコンバイン台車を組み合わせたことによって、青刈りトウモロコシ、牧草、飼料イネ等の収穫・細断・ロール成形が可能な自走式収穫機。アタッチメントの交換に...
草地酪農地帯の草地における衛星リモートセンシングおよびGISの活用場面
要約 マルチスペクトルバンド衛星データを用いたリモートセンシング技術は草地の生産性、湿潤性、越冬状態等の評価が可能で、草地整備事業等に応用できる。GISは飼料作物品種の適用範囲の解析や地域支援システム...
不耕起播種トウモロコシ作付体系に適する冬作草種の選定と再生草処理法
要約 夏作トウモロコシの不耕起作付体系において、冬作草種としてライムギを選定し、再生草処理法として除草剤散布を行うことで、トウモロコシは収穫の遅延が防止され、増収する。 キーワード 不耕起播種、再生...
イタリアンライグラスのアクチン遺伝子からの新規プロモーター単離
要約 イタリアンライグラスのアクチン遺伝子から単離したプロモーターは、トールフェスクのカルス、葉、根において遺伝子を発現させる。また、本プロモーターは既存の構成的プロモーターと比較して、トールフェ...
遺伝子組換えトウモロコシ連作後の飼料作栽培における生物相への影響モニタリング
要約 トウモロコシの除草剤グリホサート耐性遺伝子組換え品種と非組換え品種を一般圃場に4年間連作した後、冬作に非組換え体イタリアンライグラス、夏作に非組換え体トウモロコシを栽培しても、後作の生育や圃...
要約 東・東南アジアでは,人口増加と急激な経済成長に伴う肉消費の拡大により,食料生産・消費に起因する環境への窒素負荷が急増し,中国東部で深刻な水質の悪化が予測される。 背景・ねらい 東・東南アジアでは...