要約 [ポイント]
歴史的水利システムである通潤用水を事例とした水管理技術の再評価
要約 歴史的水利施設である通潤用水では、支線水路の受益面積に応じて通水断面が規定されており過剰配水が防止できる。また、上井手と下井手の上下二段に配置されている幹線水路を通じて用水が反復利用されている...
ヘアリーベッチ栽培と湛水処理による夏作畑雑草の埋土種子量低減と発生抑制
要約 大豆作圃場において、冬期から春期の不作付け期間にヘアリーベッチを栽培し、その後1ヵ月の湛水処理を行うことで、大豆播種後のイヌビエの発生を抑制し、オオイヌタデの埋土種子量を低減させる。 キーワード...
グリーニング病多発生環境下でキングマンダリンの高収益栽培を可能とする総合管理技術
要約 無病苗とネオニコチノイド系殺虫剤施用を軸とする生育初期防除の徹底と初期生育量確保のための適切な肥培管理によるグリーニング病の総合管理技術(IPM)により、ベトナムメコンデルタのグリーニング病多発...
要約 土壌中カドミウム濃度の低減、および生産段階における土壌中カドミウムの可食部への蓄積を抑制する技術に関する研究成果をとりまとめて提供します。 背景・ねらい 農作物中のカドミウム低減対策技術として、...
草地化等の新技術を組み入れた汎用性の高い小規模移動放牧マニュアル
要約 既存の小規模移動放牧マニュアル等の残された問題点を解決するQ&A方式のマニュアルであり、とくに耕作放棄地を草地化し放牧活用するとともに、水田なども含めた様々な草資源を組み合わせた周年屋外飼養...
西アフリカ・サヘル地域の農村における農地-集落系の窒素フローの評価
要約 西アフリカ・サヘル地域では、農地から村に持ち込まれる収穫窒素物の66%は粗放管理畑に依存しているが、粗放管理畑への窒素供給は風成塵のみであり、窒素投入量から窒素持ち出し量を差し引いた値はマイナス...
要約 ①予備枝から発生した先端の新梢以外は摘心し長果枝を養成、②長果枝は冬期に先端部のみを棚に固定、③側枝途中から発生した新梢は7月に1回間引、④冬期に側枝の半数は切除し半数は翌年も利用、このパターンで...
少量土壌培地耕における無加温半促成アムスメロンの培養液濃度管理
要約
アムスメロンを少量土壌培地耕で山崎処方メロン用培養液を用いて無加温半促成栽培する場合、給液濃度を定植から開花までの期間はEC2.0dS/m、開花後30日間はEC1.5dS/mとし、それ...
タイヌビエの抑草を目的とした飼料用稲湛水直播栽培の播種方式と目標苗立ち数
要約 東北地域の湛水直播栽培においてタイヌビエの残草量を減少させるためには、散播方式を採用し、飼料用稲の目標苗立ち数を210本/m2程度とし、播種後の完全除草期間を3日間程度に設定すると良い。 キーワード ...
ナタネを含む寒冷地水田輪作体系におけるナタネの耕種的雑草化防止策
要約 ナタネ刈り取り後、耕起した場合に比べ不耕起条件でナタネ落ち種の減耗は早い。ナタネ残さを移動させることで、さらに減耗は早まる。1ヶ月以上の湛水は、ナタネ種子を死滅させるのに有効で、1作の復田によ...
ラナンキュラス切花栽培の定植後の地温が生育および開花に及ぼす影響
要約 ラナンキュラスは地温が高い(20℃以上)と1番花の開花が早まり切花品質が低下する。地温が19℃程度の時期に定植を行うと良い。 キーワード ラナンキュラス、地温、切花品質 背景・ねらい
要約 草地更新は亜酸化窒素の排出量を増大させる。草地更新から約2カ月間の亜酸化窒素の排出量は、2005年が5.3 kg N ha-1、2006年が2.1 kg N ha-1である。2005年は2006年より更新時の土壌水分と更新後2週間の降...
高品質なウンシュウミカンを連年安定生産するための土壌と樹体の一体管理技術体系
要約 ウンシュウミカンの隔年結果を軽減し高品質果実を安定的に生産するための、マルドリ方式および弱せん定・後期重点摘果を中心とした土壌と樹体を一体的に管理する技術体系である。併せて利用できる樹体診断技...
ポインセチアの養分吸収量と肥効調節型肥料を用いた省力施肥管理技術
背景・ねらい 年末の鉢花を代表するポインセチア栽培では、かん水と施肥管理に労力を要し、省力化が課題となっている。そこで、5号鉢の規格品生産における養分吸収量を解明し、養分吸収特性に基づき肥効調節型肥...
結球開始期キャベツ体内窒素濃度の分光画像による推定と結球肥大特性
要約 結球開始期の体内窒素濃度は市販デジタルカメラを改造した分光画像装置の800nm分光反射率と550nm分光反射率の比から推定できる。キャベツの結球肥大は結球開始期の乾物あたり体内窒素濃度が初夏どりで約3...
牛ふん堆肥を用いたアールスメロン栽培において土壌養分を集積させない養分管理のための圃場カルテ
要約 作付前土壌および牛ふん堆肥の加里含量から土壌診断基準値以下になるように堆肥施用量を決定し、堆肥、土壌の可給態窒素および無機態窒素から施肥窒素量を求める圃場カルテを用いる施肥は、同一圃場で牛ふん...
要約 春芽栽培期間中のアスパラガスにおいて、1月20日から3月23日にかけて4回分施を行った場合、いずれの施肥時期でも肥料由来窒素は吸収されており、春芽に利用される窒素は前年貯蔵根蓄積分だけではない。立茎...
要約 閉鎖型育苗施設を用いてシクラメン種子を播種するとガラス温室の育苗施設に比べて80%発芽率は7日早くなる。また、セル育苗終了時の葉数、生体重は増大し、定植後のシクラメンの開花始めはガラス温室の育苗...
砂質土壌でのピーマン栽培における溶脱窒素量低減のためのかん水施肥法
要約 砂質土壌における施設ピーマン栽培において、点滴かん水チューブによるかん水同時施肥や肥効調節型肥料の利用により、収量を維持しながら施肥窒素量と溶脱窒素量を低減することができる。 キーワード 施肥、...