要約 ナスpad-1変異体は、オーキシン生合成の逆反応を触媒するアミノ基転移酵素の機能欠損により子房に高濃度のインドール酢酸(IAA)を蓄積し、単為結果性を示す。原因遺伝子Pad-1のトマトとピーマンにおけるオル...
ホルクロルフェニュロン添加によるナシ「豊水」の溶液受粉における結実率向上
要約 ニホンナシ「豊水」において、ナシの溶液受粉用の液体増量剤にホルクロルフェニュロン(CPPU)2ppmを添加することによって、溶液受粉による結実率を向上させることができる。 キーワード ニホンナシ、溶液受粉...
良食味で結実性が良好な晩生の完全甘ガキ新品種「太豊(たいほう)」
要約 「太豊」は、柔軟多汁で食味が優れる晩生の完全甘ガキ新品種である。単為結果性が高いため、受粉樹を混植しなくても安定した果実生産が可能である。 キーワード カキ新品種、完全甘ガキ、晩生、高単為結果性...
要約 ユウガオ属植物の花粉をスイカに受粉すると単為結果し、現在栽培されている2倍体スイカ品種から種なしの果実を生産することができる。種なしのスイカ果実は、種あり果実と比べて縦長で空洞が発生しやすいが...
ナシの単為結果性の品種間差異とマイクロアレイ法による遺伝子発現解析
要約 セイヨウナシはニホンナシに比べて単為結果性が高い。単為結果性の異なるナシ品種における受粉前の花床の遺伝子発現をマイクロアレイ法で網羅的に解析すると、フェニルプロパノイド代謝、葉緑体関連遺伝子群...
ナス系統「AE-P03」の主要な単為結果性遺伝子座と育種選抜マーカー
要約 単為結果性ナス系統「AE-P03」にみられる非受粉条件での果実肥大性は、第8染色体上の遺伝子座Cop8.1によって支配される。本形質は、近傍のDNAマーカーemf21H22およびemh11J10により選抜できる。 キ...
要約 新品種候補「太月」は「黒熊」に「太秋」を交雑して育成した渋ガキである。果実成熟期は「平核無」とほぼ同時期の中生である。単為結果力が高く、受粉樹が不要で、結実は安定している。収量性が高い。大果で...
要約 新品種候補「太天」は「黒熊」に「太秋」を交雑して育成した渋ガキである。果実成熟期は「富有」とほぼ同時期の晩生である。単為結果力は低いが、種子形成力が高く、結実は安定している。収量性が高い。大果...
ヒュウガナツの少核果生産の受粉樹に最適な新品種候補「カンキツ口之津41号」
要約 カンキツ新品種候補「口之津41号」は、茎頂接ぎ木とコルヒチン処理の組み合わせで育成されたヒュウガナツの四倍体である。ヒュウガナツに受粉すると結実率は高く、種子数が著しく減少し、無核果も生産され...
要約 単為結果性ナス系統「AE-P03」は、経済的栽培品種の結実率が低下するような高温条件下においても高い結実性を示す。 キーワード 結実率、高温、単為結果、ナス 背景・ねらい ナスは高温や低温によって結...
単為結果性トマト‘ルネッサンス’の遺伝特性を利用した省力栽培技術
要約 ‘ルネッサンス’は、省力で効率的な施肥法、摘果、6段摘心及び粗植を組み合わせた栽培体系により、作業時間を短縮し、果実品質の安定した栽培が可能となる。 キーワード 単為結果性、トマト、省力栽培
...
無加温ハウス栽培におけるナス単為結果性系統利用の省力効果と生産性
要約 ナス単為結果性系統は、寒冷地の無加温ハウス栽培において、受粉処理なしでも5月から11月まで収穫が可能である。従来品種に比べて収量性が劣るが、市場性も十分であり、処理労力や資材費が削減できることか...
要約 富山県内から探索された品種登録されたカキ「久目丸」(くめまる)は、雄花の着生が容易で安定している。また開花期間も長いため、干し柿品種「三社」の受粉専用品種に適している。 キーワード カキ、久目丸...
カンキツトリステザウイルスに対する免疫性の付与に有効なカンキツ中間母本候補「RP−35」及び「RP−94」
要約 カンキツ属とカラタチ属の属間雑種「H・FD-1」と「晩白柚」との雑種であるブンタンタイプの「RP-35」と、「清見」と「H・FD-1」の雑種であるタンゴールタイプの「RP-94」はカンキツトリステ...
要約 ピーマン桔梗13号’は、核遺伝子型雄性不稔性と疫病抵抗性を有する中間母本候補系統で、雄性不稔性の育種素材あるいは疫病抵抗性台木用F1品種育成のための種子親として利用できる。 キーワード ピーマン、中...
要約 「清見」を種子親とした個体群では、やく退化、自家不和合及び雌性不稔の個体が出現し、無核個体の出現頻度が高い。 キーワード カンキツ、清見、無核性、雌性不稔、やく退化、自家不和合 背景・ねらい たね...
要約 かき「新秋」を、2月1日頃から最低温度15℃ 、最高温度28℃で加温ハウス栽培すると9月上旬に糖度20度の高品質果実を、毎年たくさん安定して収穫することができる。 背景・ねらい
かきは日本の秋を彩る代表...
要約 カキ新品種「早秋」は「伊豆」に「109-27」(「興津2号」×「興津 17 号」)を交雑して育成した早生の完全甘ガキである。果実成熟期は「西村早生」とほぼ同時期で、食味良好である。 背景・ねらい 甘ガキ...
要約 植物ホルモンを含まない培地で培養された単為結果性ナス子房は肥大し、 非単為結果性ナスは肥大しない。単為結果性ナスにおいてオーキシン含量は培養期間中高く維持され、内生オーキシンの子房肥大への関与...
要約 ハウス栽培のカキ「新秋」において、開花後のジベレリン処理により、人工受粉並の結実が確保でき、人工受粉では多発するへたすきが抑制できる。 背景・ねらい ハウス栽培向きの甘柿として期待されている「...