配光制御型高輝度LED による補光時間がイチゴの光合成と収量に及ぼす影響
要約 寡日照地域のイチゴ栽培において、配光制御型高輝度LEDを用いた12~16時間の補光で光合成は促進される。12時間の補光で一次腋果房の開花は早まり、可販果収量は多くなる。12時間以上の補光では、補光時間が...
要約 人工光を用いたダッタンソバのスプラウト生産において、果皮を効率的に除去するためには、胚軸が伸長して子葉の一部が見え始めた時期以降に、遠赤色光を照射することが有効である。 キーワード 完全人工光型...
要約 高圧細霧冷房は噴霧を開始すると温室内の気温は速やかに低下する一方、相対湿度は急激に増加するので、換気により湿度を下げる必要がある。細霧冷房時に温室内の気温が外気温よりも低くなると、温度差換気は...
要約 暖房必要熱量の100%をヒートポンプでまかなうために必要なヒートポンプ能力は、50%をまかなう場合の3~4倍が必要である。一方、90%をまかなうには約2倍でよい。また、水熱源は空気熱源よりもヒートポンプ能...
要約 トマトを生産する温室で換気窓を閉じた場合、室内の気流を0.3~0.5m・s-1で流動させるには、1000㎡当たり10~15台の循環扇が必要である。また、温風暖房ではダクトの風上と風下に気温差を生じる...
要約 地温・土壌凍結深モデルで推定した結果を基に、トラクター等で積雪深を変化させることで大規模農地でも土壌凍結深を予測しながら数cm以内の精度で制御できる。 キーワード 土壌凍結、環境制御、最適化、大規...
細霧ノズル付循環扇を用いた中山間地域向け低コスト細霧冷房システム
要約 細霧ノズル付循環扇を用いた低コストな細霧冷房システムを用い、時刻と温室内の乾湿球温度をもとに細霧噴霧量を制御すると、夏季日中のハウス内の気温を外気温並みに低下させることができ、高温によるトマト...
温度が土壌からの温室効果ガスの発生・吸収に及ぼす影響を自動連続測定できる実験装置
要約 土壌による温室効果ガス等の微量ガスの発生量や吸収量を正確にかつ連続的に測定するために、環境精密制御型の実験装置を開発しました。土壌を入れたチャンバーごと培養器内に格納し、温度変化に対するガス発...
要約 換気率計算ノードは、温室内外の熱収支から温室の換気率や細霧冷房時の噴霧量の決定に有用な情報を計算し送信する。計算に必要なセンサの計測情報は、ユビキタス環境制御システムのLANから自動的に収集する...
要約 夏秋トマトの週間収量の変化と開花数日前の日射との間には正の相関がある。開花10~4日前の日射に基づいて夏秋トマトの週間収量の増減を予測できる。 キーワード トマト、収量、果実数、開花、日射、気温、...
要約 耐雪型パイプハウスに隔柵支柱と一体の補強構造を追加することで、管理作業の機械化のための空間確保と構造強度の向上を両立できる。日射の活用により冬季でも哺育期間の平均舎内温度は0 ℃以上に維持され、...
水田からのメタン放出に対する大気二酸化炭素濃度と夜温上昇との相互作用
要約 大気二酸化炭素(CO2)濃度の上昇は、水田土壌からのメタン(CH4)放出を促進しますが、その程度は高夜温によって抑制されることをチャンバー実験により明らかにしました。この結果は、気候変化のメタン発生...
背景・ねらい
国内で養成したカンパチ親魚の通常の産卵期は5~6月であるが,天然魚は中国海南島からベトナム沖を産卵場として,産卵期は11月~翌年3月と推定されている。国内養成親魚の産卵期が約半年遅い...
要約 トルコギキョウの冬季施設栽培においては、二酸化炭素施用を光強度の強い日中に行うことによって、慣行の施用法より大幅な光合成促進が見込める。強光かつ高二酸化炭素濃度下では光合成適温が高温域に移動...
要約 培地内の二酸化炭素濃度をモニターしながら通気を行うことで果実収量が増加する。培地内の二酸化炭素濃度は生育に大きく影響すること、また通気の効果は培地内の二酸化炭素の排出であることが示唆される。 ...
背景・ねらい
ブリ類は我が国の魚類養殖生産量の半分以上を占める重要な対象種である。しかし、ブリ養殖の基となる種苗は天然稚魚(モジャコ)に依存し、計画的な確保が不安定なため、養殖業界からは人工種...
ユビキタス環境制御システムに対応した制御スケジュール管理ソフトウェア
要約 本ソフトウェアはユビキタス環境制御システム(UECS)の通信文規格のうちデータ送信用の通信文を分単位で送信する機能を有し、UECS対応機器自身が有する自律分散機能を活用することで、分単位で機器を制御す...
促成ナスにおけるフィルム型日射センサを用いた暖房機の温度調節技術
要約 暖房機の設定温度をフィルム型日射センサと日射比例制御コントローラにより自動制御できる。促成ナス栽培において、積算日射量に応じた前夜半の温度制御を行うことにより、制御開始後の商品果収量は多くなる...
要約 開発したソフトウェアはユビキタス環境制御システムの機能を利用し、機器構成の変化を自動認識して監視対象を更新できる。また、機器が発する環境制御に関する情報を収集して可視化し、携帯電話などからも...
要約 作物群落の通気抵抗のみを考慮したCFD解析に、作物群落の熱収支モデルを組み込むことにより、温室内空気と作物群落の間の熱移動を表現できる。モデルを組み込んだCFD解析は、作物が栽培されている温室内の気...