再生稲の水分消費は、移植稲と比較して生育初期で大きく生育後期で小さい
要約 これまでに報告事例のない水稲再生二期作の用水計画の策定に必要な再生稲の水分消費割合を明らかにする。再生稲の生育に応じた水分消費割合はその旺盛な分げつ特性により生育初期から放物線的増加を示すこと...
ダイズ後の水稲栽培の湛水はマメシンクイガ幼虫が死滅するのに十分な温度と期間がある
要約 マメシンクイガ幼虫の生存率は水没により次第に低下するが、その程度は温度と期間により異なる。代かき時から水没した場合、栽培初期に幼虫の生存確率は大きく低下する。水稲栽培の湛水全体では幼虫を死滅さ...
将来の豪雨強大化に対応した水利施設計画・管理のための水稲被害リスク評価法
要約 気候変動による豪雨の強大化が低平農地域の水稲生産に与えるリスクを評価する手法である。複数の気候シナリオの特徴を反映させて作成した多数の豪雨群を用いるため被害量や金額を統計的に評価でき、新たな排...
要約 水稲「うしゆたか」は、青森県で熟期が“中生の早”の粳種である。耐倒伏性が強く直播適性があり、黄熟期の全重収量が高く稲発酵粗飼料としての特性も優れていることから、青森県の飼料作物奨励品種に指定され...
土壌施肥管理システムによる「ヒノヒカリ」への有機質肥料施用技術
要約 土壌施肥管理システムを用いた施肥設計を行うことで、有機質肥料を活用した水稲「ヒノヒカリ」の無化学肥料栽培あるいは減化学肥料栽培においても、食味を損なうことなく、慣行と同等、あるいは同等以上の収...
要約 トルコギキョウの冬季施設栽培においては、二酸化炭素施用を光強度の強い日中に行うことによって、慣行の施用法より大幅な光合成促進が見込める。強光かつ高二酸化炭素濃度下では光合成適温が高温域に移動...
道央水田転換畑における秋まき小麦「ホクシン」の大豆畦間ばらまき栽培法
要約 秋まき小麦の連作回避を目的とした大豆畦間ばらまき栽培技術について、道央地域の「ホクシン」に適応した栽培基準である。 キーワード 道央、転換畑、秋まき小麦、大豆畦間播種、連作 背景・ねらい 秋まき小...
褐毛和種去勢牛における乾燥豆乳粕及び飼料イネホールクロップサイレージを用いた高品質牛肉生産
要約 褐毛和種去勢牛において、粗飼料として肥育前期および肥育後期に飼料イネホールクロップサイレージを給与した場合、順調に肥育でき、さらに配合飼料に製造副産物の乾燥豆乳粕を混合した濃厚飼料を肥育全期間...
要約 バラロックウール栽培の排液中硝酸性窒素を低コストで処理できる装置を開発した。水田土壌と メタノールを利用することにより、排液中の硝酸性窒素をほぼ0ppmにできる。液温は15℃以上に加温する。 年間のラ...
要約 栽培適性、観賞適性ともに高い有望な主要7品目および新規宿根草1品目を選定した。これらは水稲用育苗ポットで稚苗育成が可能である。 キーワード 花壇苗、水稲育苗ハウス 背景・ねらい 道央を中心とする水...
要約 プランターを用いた少量土壌培地耕でカーネーションを採花始めから4月まで短茎で収穫する場合、施肥量を減らしたEC0.5dS/m養液でも24cm幅プランターでは高い収量を得られる。この栽培方法は隔離ベンチを持...
要約 飼料中の圧片大麦(濃厚飼料中に占めるTDN割合30%)の代替としてイネ穀実サイレージを給与しても肥育成績や肉質への影響はみられず、脂肪酸組成においても、風味に影響するとされる不飽和脂肪酸割合が高い傾...
要約 バラの少量土壌培地耕は、1株あたり2l程度の土壌を培地に使用する養液耕の一種で、品種に応じた苗の種類や仕立て方を選択することで、ロックウール耕と同等以上の収量や品質が得られる。また、養液を循環利...
クモ類の捕食が寒冷地水田内のツマグロヨコバイ密度に及ぼす影響
要約 水田内のクモ類は6月中旬頃から増加し、8月下旬には株当たり2~4頭程度に達する。優占種はキバラコモリグモである。クモ類の捕食によって水田内のツマグロヨコバイの発生は抑制される。 キーワード クモ類、...
要約 肥育後期の黒毛和種去勢牛には1日あたり7kgのイネホールクロップサイレージを給与でき、濃厚飼料給与量を節減できる。また、血液中のビタミンA濃度を正常値に保つ効果があり、枝肉の格付においても脂肪(...
水稲の湛水土中点播栽培では播種深度の耐倒伏性への影響は小さい
要約 点播水稲は播種深度が浅くなっても散播水稲に比べ耐倒伏性の低下が小さく、株内の個体の播種深度がばらついても耐倒伏性に及ぼす影響は小さい。さらに、出芽深度の浅い株を生じにくいため、播種深度が変動し...
キシュウスズメノヒエに対するシハロホップブチル含有粒剤の効果
要約 シハロホップブチル乳剤などの茎葉処理は、本田内で再生したキシュウスズメノヒエに対して収穫期まで高い防除効果を示すのに対して、シハロホップブチル含有粒剤の湛水土壌処理は、一時的に生育を抑制するが...
要約 ため池の水理諸元及び土地利用などの集水域特性のうち、深い水深や大きな山林原野面積率はため池の水質環境にプラス要因となり、長い滞留時間や大きな畑地面積率はマイナス要因として作用する。 背景・ねら...
要約 雪圧縮成型処理機で作製した雪ブロックを、エアバランサを用いることにより作業者一人で容易に取り扱うことのできるトラクタ装着型ハンドリング装置を開発した。ハンド部はコンテナ用ハンドや袋用の吸着ハン...
要約 大区画水田圃場整備工事1~2年後に、自然圧密によって高低差が7cm以上に均平度が低下する圃場は全体の40%~90%である。大型機械やレーザーレベルを使用しないで営農作業として均平改良を行う場合、低位部に...