有機物連用下における移植水稲に対する肥効調節型肥料の施用技術
要約 水稲「ヒノヒカリ」の移植栽培に対し、シグモイド型肥効調節型肥料を用いる場合は、収量・品質面から有機物無施用の慣行施肥に比べ、稲わら堆肥連用では45%、稲わら連用では45%~20%、麦わら連用では20%程度...
要約 だいず「エルスター」は子実の青臭みに関与するリポキシゲナーゼの全てを欠失しており、風味・食味の良好な新規大豆加工食品素材として利用でき、子実重、子実粗蛋白含有率が「フクユタカ」と同等で暖地に適...
要約 水稲新品種「柔小町」はアミロース含量が13%前後の半糯品種で、飯米の粘りが強く良食味であり、他品種とのブレンド適性も良好である。「ニシホマレ」と同程度の中生の熟期で、暖地の普通期作に適する。九州...
要約 水稲「ひとめぼれ」を沖縄県で奨励品種に採用する。「ひとめぼれ」は「チヨニシキ」に比較して約3日早い早生で、いもち病抵抗性および耐倒伏性はやや劣るが食味良好な粳種である。沖縄県農業試験場・名護支...
水稲極早生良食味品種「はえぬき」を大分県で認定品種に採用(予定)
要約 「はえぬき」は「ひとめぼれ」級の極早生品種で、「ひとめぼれ」より短稈で、耐倒伏性は優る。穂発芽性は“中”で劣るが、収量性、品質、いもち耐病性は同程度である。「ひとめぼれ」並の極良食味品種で、大分...
打ち込み式湛水土中点播直播栽培における水稲育成系統「西海238号」の直播適性
要約 水稲の代かき同時土中点播直播において、育成系統「西海238号」はヒノヒカに比べ出芽性および耐倒伏性に優れ、また遅播きでも出穂期、成熟期ともに早いので、稲・麦二毛作における湛水直播栽培の播種期幅拡...
要約 乳白粒の発生を軽減するための適正籾数は、平均的日射量を想定した場合、㎡あたり28,000粒程度である。また、品質低下を軽減する簡易な栽培法として、20~50%程度栽植密度を減らした疎植栽培が有効である。...
要約 米購入時の輸入米に対する国産米の評価(市場評価、外部経済効果など)について対応分析を行った。多数の評価要因は食糧安全保障などから形成され評価の高い「米基本機能型」、米の味などから形成される「消...
要約 この品種は「アサマムギ」並の早生種である。倒伏に強いもち性の六条皮麦で、精麦白度が高く、麦飯食味の官能評価が高い。 背景・ねらい 北陸、東北、東山地域における六条皮麦の主力品種「ミノリムギ」は、...
水稲ヒノヒカリの乾田直播栽培における緩効性肥料の基肥全量施用による省力施肥法
要約 播種時期を6月上旬とした「ヒノヒカリ」の乾田直播栽培において緩効性肥料の基肥全量施用によって施肥の省力化が可能である。被覆尿素肥料リニア型の50日~60日タイプとシグモイド型の100日~120日タイプの...
要約 水稲は乳熟期に冠水すると登熟歩合、千粒重の低下により低収になる。等級は未熟粒の増大で規格外になる。また冠水日数が多いと食味に影響する蛋白質含量が高まり、近赤外食味分析計のスコア値は低下する。 ...
稲わらの秋鋤込みによる窒素流出負荷の軽減効果と微生物バイオマス窒素の評価
要約 水田で稲わらを秋期に鋤込むと、土壌微生物バイオマスが増加し、非作付期の硝酸態窒素の流出負荷を軽減できる。一方、水稲作付期には、微生物バイオマスから窒素が放出され、施肥節減が可能で、生産安定と玄...
要約 水稲の窒素吸収は、作土深が深くなるほど生育後期に増加する。このため、玄米収量を向上させ、玄米窒素濃度を低下させるためには、作土深15cmを基準にとると、作土が浅い場合は、基肥、追肥の増肥が、深い場...
要約 トラク夕の走行が難しい軟弱地盤水田は、砂の硬盤層を造成することで、湛水中であってもトラク夕の走行に支障がなくなり、水稲生育にも好影響がもたらされる。 背景・ねらい 北海道の畑作ではトラク夕に装着...
要約 水稲普通期栽培ヒノヒカリの玄米窒素含有率の低減を目的に施肥法の検討を行った結果、追肥を慣行の穂肥2回から出穂18日前の1回のみとすることにより、収量、千粒重および施肥窒素利用率は慣行施肥法とほぼ同...
発酵鶏ふんと菜種油粕を利用した水稲「ヒノヒカリ」の全量有機物施肥法
要約 発酵鶏ふんを利用して水稲「ヒノヒカリ」の施肥全量を有機物で施用するには、基肥に発酵鶏ふんを用い、地力の低い圃場では、化学肥料に対するの窒素肥効率を25%とし、地力が高い圃場では35%とする。穂肥には...
砂質浅耕土水田における塩化カリウムの施用と水稲の施肥窒素利用率
要約 砂質浅耕土水田では、基肥として全層施用した窒素の水稲による利用率は、塩化カリウムの施用で低下するが、リン酸カリウムの施用では影響されない。また、水稲の窒素吸収力の大きい穂肥時期では、塩化カリウ...
要約 不耕起移植水田作土の孔隙率や窒素肥沃度を調査した結果、継続年数に伴い土壌孔隙率や窒素肥沃度が増加する傾向が見られた。作土表層の変化が大きく、作土深層や次層の変化は小さかった。 背景・ねらい 水稲...
要約 「晴るる」は本県の主力品種である「ヤマホウシ」の食味や耐倒伏性の改善を目標として育成した短稈、良食味の極早生品種である。概ね標高50m以上の中山間地域における良食味地帯を中心に普及を図る。 背景...
要約 水稲品種コシヒカリにおいて幼穂形成期窒素吸収量と幼穂形成期~成熟期の窒素吸収量によって玄米窒素濃度を推定することが可能である。また、目標玄米窒素濃度のコシヒカリを生産するための窒素吸収パターン...