要約 植物病原菌の栄養摂取モード(生体栄養/殺生栄養/腐生栄養)を取り入れた疫学モデルを構築し、感染個体の基本再生産数により病害流行の閾値を評価することで、4つの栄養依存タイプとともにそれら病原菌の根絶...
アーバスキュラー菌根菌宿主跡のダイズ栽培ではリン酸施肥を3割削減できる
要約 北海道でダイズを栽培する場合、アーバスキュラー菌根菌の宿主植物栽培跡地ではリン酸施肥を現行基準から3割削減可能である。この技術はダイズ収量水準が標準レベルの場合に適用できる。 キーワード アーバ...
水田輪作ダイズ圃場の発生前歴に基づくGISを用いた雑草発生危険度予測
要約 GIS(地理情報システム)を用いた雑草発生程度と発生草種の前歴情報の集積とそれに基づいた雑草発生危険度の予測は、大規模水田輪作地帯のダイズ作圃場における雑草防除対策の策定に有効である。 キーワード ...
ホウレンソウケナガコナダニの増殖をもたらす餌種と死滅に要する高温条件
要約 なたね油かす、糸状菌類および野菜類残さの多くが、ホウレンソウケナガコナダニの増殖原因となりうる。本種の卵は成虫よりも高温に強いが、卵と成虫はともに40℃で24時間、45℃で3時間、あるいは50℃で1時間...
棚田ライシメータを用いた傾斜地水田の地表および地下の洪水流出モデル
要約 棚田ライシメータでの地表・地下の洪水流出観測結果から、地下流出は降雨に反応した早い流出と定常的な遅い流出があることを明らかにし、この特性を再現するため、従来モデルに、畦畔の地下浸透孔および地下...
要約 現地聞き取りとアンケート調査、及び土壌物理性調査によると、放牧によって土壌硬化が生じた場合は荒起こし回数の1回増、また、畦畔の漏水防止や水稲根腐れ防止対策を行うと、復田が可能である。
棚田ライシメータを用いた傾斜地水田の地表および地下の洪水流出モデル
要約 棚田ライシメータでの地表・地下の洪水流出観測結果から、地下流出は降雨に反応した早い流出と定常的な遅い流出があることを明らかにし、この特性を再現するため、従来モデルに、畦畔の地下浸透孔および地下...
要約 トラクタに装着したウェイトを傾斜角に応じて左右方向に移動させることで、トラクタの重心位置を制御し左右の車輪荷重を等しくすることにより、傾斜地作業の安定・安全性を高め、さらにけん引力,直進性・操...
寒地水田におけるメタンガス(CH4)放出抑制のための圃場管理技術
要約 水田からのメタンガス放出は、稲わら秋混和および肥料・微生物資材併用で抑制され、さらに間断灌漑を組み合わせることで顕著に抑制される。また、無代かきや酸化鉄施用により土壌還元の緩和も、メタンガス放...
要約 昭和54年から平成10年にかけて、愛媛県下の農耕地は、有機物・土壌改良材の施用割合が減少しており、土壌硬度は高くなる傾向にある。また、柑橘圃場では、酸性化が見られる。 背景・ねらい
昭和34年度...
要約 平成5年の水稲冷害において,気象・品種・栽培条件がほぼ同一な圃場間に見られた被害程度の局地的変動は,透水性が過小・過大な土壌で被害が大きく,作土が深いと軽減されるなど土壌要因とも関連していた...