要約 イネ稲こうじ病の発生リスクや耕種概要を総合的に判断した防除計画の作成から、土壌改良資材と薬剤散布適期連絡システムの利用方法、収穫後の病粒除去までの一連の技術体系を作成した。生産者や普及指導機関...
要約 一般の乗用トラクタで除染作業が困難とされている15~30°の急傾斜草地を無線操作の低重心トラクタで草地更新を行う。牧草の放射性セシウムは未除染の37~78%に低減する。実証地における一連の草地更新の...
カリ固定土壌においてもカリ施用はそばへの放射性セシウム移行低減に有効
要約 カリ固定土壌では、施用されたカリがバーミキュライトの層間に固定されるため、土壌の交換性カリ含量が高まりにくい。しかし、層間に固定されたカリは植物可給性であるため、カリ固定土壌においてもカリ施用...
土地、労働生産性ともに高いダイコン-サツマイモ畦連続使用有機栽培体系
要約 南九州地域を対象としたダイコン-サツマイモ畦連続使用有機栽培体系は、サツマイモ、ダイコンとも地域平均収量以上の生産量が得られる。本体系のサツマイモ作は単作の慣行より土地生産性が52%、労働生産性が...
要約 土壌からそばへの放射性セシウム(Cs)の移行を十分に低減するには、栽培前の作土の交換性カリ(K2O)含量を速効性のカリ肥料を用いて乾土100gあたり30mgK2Oを目標に土壌改良した上で、地域の施肥基...
要約 茶園において年間窒素施用量の24~40%を石灰窒素で代替して、春肥および秋肥の時期に施用することにより、茶園のうね間土壌からの一酸化二窒素の発生量を平均で約50%削減できる。また、慣行施肥区と同等の茶...
要約 地力増進基本指針における改善目標の下限値を基準とし、安全を見越した幅を持たせて、有効態リン酸が10~15mg/100gの場合には各地の土壌条件に応じて標準施肥量~その半量の施肥を、15mg/100gより大きい場合...
土壌群別の作物生産、肥培管理と作土中の可給態養分量をまとめたデータベース
要約 土壌の種類別に作付された作目とその肥培管理実態に加え、土壌中の可給態の肥料成分の量を実態調査から求め、データベースにとりまとめました。このデータベースは土壌情報の一つとして環境影響評価のための...
要約 水による土壌攪拌・除去技術によって土壌中の粘土を排出すると空間線量率を30%、土壌中放射性セシウム濃度を60%低減可能で、玄米中放射性セシウム濃度も低減するが、減収する。土壌改良資材(ゼオライト)施用...
水田土壌のカリウム供給力の向上による玄米の放射性セシウム濃度の低減
要約 加里の増施により、玄米の放射性セシウム濃度や移行係数は低減する。土壌の交換性加里が高いほど玄米への移行係数は低下する。放射性セシウムによる汚染が懸念される地域では、緊急対策として、交換性加里25...
要約 最新の都道府県の施肥基準関連資料から作成した施肥基準、減肥基準、有機物施用基準、土壌診断基準のデータベースにより、作物別、地域別の標準的施肥量等を手軽に把握できる。施肥の適正化が遅れている地域...
不耕起播種機を用いて生産コストを40%削減する水稲-麦類-大豆水田輪作体系
要約 不耕起播種機を用いた経営規模60ha程度の大規模営農において、水稲乾田直播、麦類および大豆の組み合わせによる輪作体系では、気象条件による収量の変動はあるものの慣行体系に比べて労働時間を最大で70%短...
要約 赤黄色土で栽培されるバレイショは,石灰資材の無施用および過剰な化学肥料の施肥により強酸性を呈する土壌で,交換性アルミニウム含量も高く,交換性カルシウム含量は,調査した92%のほ場で土壌診断基準値以下...
高品質なウンシュウミカンを連年安定生産するための土壌と樹体の一体管理技術体系
要約 ウンシュウミカンの隔年結果を軽減し高品質果実を安定的に生産するための、マルドリ方式および弱せん定・後期重点摘果を中心とした土壌と樹体を一体的に管理する技術体系である。併せて利用できる樹体診断技...
ニホンナシの根域制限栽培における高糖度果実安定生産のための養水分管理
要約 「幸水」の高うね式根域制限養液土耕栽培において、満開後81日以降の低日射条件下でも高糖度果実を生産するための養水分管理法は、4月から満開後80日までは毎日養液を供給するが、満開後81日から収穫完了ま...
アスパラガス改植後の土壌理化学性・前作残存根分解からみた生育不良要因
要約 アスパラガス改植後の生育不良圃場では、作土層、次層とも孔隙率・気相率が小さく、特に次層は難透水性が多い。前作残存根の分解率は、炭素、窒素とも春改植では8週間、秋改植では6ヶ月間で約70~80%になる...
要約 養豚の脱水ケーキは、エネルギー源として豚ぷんを重量比で150%添加し水分調整することで、堆肥化温度は60℃を超え、植物の生育障害も見られず、肥料としての利用が可能となる。 キーワード 脱水ケーキ、堆肥...
要約 牛ふん堆肥の局所施用により、土壌の気相率が高くなり、ウメの細根量が増加する。同じ箇所に肥料を局所施肥すると施肥量の2割減肥が可能であり、窒素流亡量が減少する。地下水位の高い水田転換畑で掘削によ...
要約 排水性の良い土壌で「太秋」を栽培する場合、根圏が発達するまで土壌の保水性を高めるため、適度な灌水、土壌改良を行い、施肥は控えめに行う。また、障害の発生しにくい他品種の苗木を植え、「太秋」を接ぎ...
要約 カドミウムの高集積植物であるアブラナ科植物「ハクサンハタザオ」をカドミウム含有土壌地で栽培し、土壌中のカドミウムを植物体中に高濃度で吸収することにより、汚染土壌を効率的に浄化する。 キーワー...