アルファルファ収穫跡地における除草剤使用量の少ないトウモロコシ不耕起栽培法
要約 前作をアルファルファとするトウモロコシの不耕起栽培において、不耕起播種直後に茎葉処理除草剤を条部に帯状に散布すると、標準散布量の40%でも慣行栽培(全面耕)と同程度の乾物収量が得られる。 キー...
太陽熱処理を活用した早出しカンショ・露地野菜の高収益畑輪作体系
要約 夏季に太陽熱処理を行ってキャベツ、ダイコン、青果カンショを早出しする3年一巡の畑輪作体系によると、除草剤や殺線虫剤の使用量を削減でき、経営規模を3haとした場合、週40時間以内の労働で約650万円の農...
要約 雑草であるアメリカフウロの乾燥物を土壌中に混和処理した後、太陽熱土壌消毒あるいは敷きわら被覆と併用することで青枯病を防除することができる。 キーワード アメリカフウロ、ジャガイモ、青枯病 背景・...
立毛間播種により大豆・小麦3年5作栽培をする際の雑草管理の要点
要約 水田転換畑における大豆・小麦立毛間播種栽培では、2作目小麦の雑草量が3作目以降の雑草量に大きく影響する。3年5作期間中において、小麦茎立後や小麦収穫前(大豆播種直前)の中耕、大豆畦間処理除草剤の...
要約 ラッカセイ後作のジャガイモでは、青枯病が多発するが、ダイズ後作では青枯病の発生には影響は無く、また、前作の有無にかかわらず、夏場に太陽熱土壌消毒を行うことにより、高い青枯病防除効果を得ることが...
要約 群馬県内のキク半身萎凋病菌は、ナス系菌株である。小ギクは、本病に対する抵抗性に品種間差異が認められる。品種‘はじめ’‘いとこ’‘玉手箱’‘小雨’‘翁丸’の抵抗性は強い。 キーワード キク半身萎凋病、系統、...
輪作およびヘアリーベッチのライブマルチを利用したカボチャ立枯病の耕種的防除
要約 カボチャ栽培においてトウモロコシやダイズ(エダマメ)を導入した輪作およびマメ科牧草の一種、ヘアリーベッチのライブマルチとして利用するとカボチャ立枯病発病抑制効果が得られる。 キーワード カボチャ...
0.6mm目合いネットによるアブラナ科野菜害虫の侵入阻止効果
要約 0.6mm目合いの防虫ネット被覆はアブラナ科野菜を加害する害虫のほとんどに侵入阻止効果がある。しかし、アブラムシ類や孵化直後のチョウ目幼虫の侵入を完全に阻止することはできない。アザミウマ類、ハダニ...
要約 無農薬ハウス栽培でのコマツナの周年安定生産には、収穫量の多くなる3~9月に、輪作や太陽熱処理を組み込み、ハウス毎にコマツナを作付けしない期間を設けることで、害虫による食害が軽減され、出荷量も安定...
対抗作物の栽培によるダイズシストセンチュウ卵寄生菌の寄生率上昇
要約 ダイズシストセンチュウの対抗作物であるクロタラリア(Crotalaria spp.)やアカクローバ(Trifolium pratense)を栽培すると線虫卵に寄生する天敵糸状菌の寄生率が上昇し、線虫の増殖を抑制する。 キーワード ...
環境保全型露地野菜営農の作付体系と土壌消毒代替技術の導入可能性
要約 輪作に基づく環境保全型露地野菜営農の作付体系は収益を最大とする品目別面積と病虫害発生抑制等に配慮したいくつかの作付規則で決定され、また資材のリサイクル利用等により太陽熱処理等の土壌消毒代替技術...
要約 サトイモ萎凋病菌は非宿主を栽培している圃場で増殖することがあり、発病後10年を経過しても検出される。本病原菌は土壌消毒により強制的に密度を下げても増殖する。また、病原菌を含むF. oxysporum全体には...
要約 転換畑における大豆栽培では、早生品種「ユキホマレ」の5月末~6月上旬播種により、春作業の競合回避が可能であり、大豆わい化病の感染を軽減できる可能性が高い。 キーワード 転換畑、大豆、ユキホマレ、...
要約 水稲不耕起直播を立毛中の小麦条間に行う場合、シイグモイド溶出型100日タイプ及び同120日タイプ被覆尿素を4:6に配合した肥料を種もみと同条施用する全量基肥体系において、小麦の品質に影響することなく、...
中山間地域におけるホウレンソウ連作障害回避型産地への再編方策
要約 ホウレンソウ産地の連作障害回避型産地への再編方策を、農家の類型化を行い、類型ごとに有効な連作障害対策と展開方向を明確にするとともに、産地再編による農家の農業所得と産地出荷量への影響について推計...
要約 ウド栽培にサトイモ、ネギ、イネ科緑肥作物等、ウド萎凋病菌に感染しない作物を取り入れることにより、連作障害の主因となっているウド萎凋病発生の抑制が可能である。 背景・ねらい ウド産地の根株養成ほ場...
要約 熱水注入による土壌消毒は、土壌中のFusarium 属菌数を減少させ、ホウレンソウ萎凋病に対して高い防除効果が認められ、その効果は3作まで持続する。熱水注入処理後のホウレンソウの生育・収量は良好で、生...
要約 牛尿にジシアンジアミド(以下Dd)を添加して草地に散布すると、亜酸化窒素の発生が抑制される。また、牧草の窒素吸収量及び乾物収量は増加し、このときの増加率はDdから供給される窒素の上乗せ率を大き...
緑肥と小麦被覆栽培によるこんにゃく輪作の土壌消毒代替効果と経済性
要約 ギニアグラスを栽培・鋤込し、翌年土壌消毒剤を使用しないでシラネコムギを被覆作物としてこんにゃくを栽培する2年輪作で、土壌消毒剤を使用した栽培と同等以上の収量が得られ、借地によりこの輪作を行う場...
クロルピクリンくん蒸剤によるジャガイモそうか病防除の限界と効果の高い種いも消毒剤
要約 クロルピクリンくん蒸剤のそうか病菌に対する殺菌効果は高いが、圃場レベルでは汚染土壌の混入や残存した病原菌の回復などにより十分な防除効果は得られない。オキシテトラサイクリン・ストレプトマイシン水...