要約 生物資源モニタリングの活用により放牧地・放牧牛を適切に評価・判断することを通して、広域地域間の連携による繁殖和牛の周年放牧ができ、環境負荷軽減、更なる低コスト飼養、耕作放棄地の積極的活用を図る...
地域防災のためのスマートフォンを活用した雨量観測・閲覧システム
要約 局所的に発生する雨量データを収集・記録・配信する雨量観測ツールと、配信された雨量データをスマートフォンでリアルタイムに示す閲覧ソフトを備えたツールからなる簡便なシステムを開発し、豪雨災害に対す...
早生多収の飼料用米に適する水稲新品種候補系統「奥羽409号」
要約 「奥羽409号」は、東北地域中部では出穂期が"早生の晩"に属する粳種である。普及予定地において、多収品種「ふくひびき」より粗玄米重が多い。耐倒伏性は"やや強"である。大粒で品質が劣るため、食用品種と...
倒伏に強く極多収の稲発酵粗飼料用・飼料用米兼用水稲品種「モグモグあおば」
要約 「モグモグあおば」は暖地では中生の晩に属する粳種である。地上部乾物重収量が多く、耐倒伏性が強いため稲発酵粗飼料用品種として暖地平坦部に適し、粗玄米重も多いため、飼料用米としても利用でき、九州各...
低コストな高軒高ハウスと自動灌水装置等による夏秋トマト低段密植2作採り
要約 建設足場資材利用した高軒高ハウス、日射量対応型自動灌水装置および隔離床栽培の導入によるトマト低段密植2作採りは、温暖地中山間の夏秋作において、収量15t/10aを安定して達成でき、その約半分を単価の高...
苗立ち安定化に向けた鉄コーティング種子を活用した水稲の無代かき直播
要約 鉄コーティング種子の無代かき表面直播における水管理は播種時の湛水、出芽始の落水および本葉展開時の湛水から成る。無代かきでは減水深が大きく出芽始に滞水部が発生しにくいため、還元障害を回避でき苗立...
イネ葉枯症に関連するバイオマーカーのメタボロミクスによる探索法
要約 メタボロミクスによるバイオマーカー探索により、イネ葉枯症の発症要因に関連する代謝成分が明らかになる。セロトニン、ソルビトールおよびトレハロースは本障害を特徴付ける重要な代謝成分である。 キーワ...
フィールドサーバを用いた野生鳥獣の農地接近・進入監視システム
要約 野生鳥獣による農地接近・進入をフィールドサーバによる監視カメラシステムで遠隔リアルタイムモニタリングできる。農家はインターネットや無線通信を介して被害現場の状況を正確にかつ即座に把握でき、対策...
要約 小規模稲単一経営の多い中山間地域では、年金生活者の家計を維持できる所得確保の可能な放牧畜産経営により、農地管理と家畜飼養管理作業を低減しながら農地の活用と肉用牛の増頭が可能となり地域全体の所得...
中山間地の夏季のトマト育苗における冷水資源を活用した根域冷却技術
要約 中山間地の夏季のトマトポット育苗において、内径13mmの塩ビ管をポットの両脇に接するように設置し、管内に約16℃の冷水を日中通水して根域冷却を行うことで、苗の生育や活着が促進され、主に摘心段数が多く...
気候変化に伴う極端な降水や乾燥についての高解像度予測データセット
要約 複数の気候モデルに基づいて、極端な降水や長期の乾燥に関する将来の予測値を日本全国、高解像度で月別に整備しました。耕地からの土壌流出や農業用水管理などに対する気候変化の影響の評価やその適応策の研...
要約 中山間地・傾斜地水田における表層崩壊を対象として、浅層部の浸透シミュレーションを行って求めた動水勾配から浸透水流入・流出指標を評価してマップ化することにより、畦畔除草・災害監視の必要性や畦塗・...
要約 水稲「夢の舞」は寒冷地南部では早生に属し、多収で良食味である。耐冷性、いもち病抵抗性が強いため、中山間部の稲作の振興に資することが期待できる。 キーワード イネ、耐冷性、多収、直播、低コスト、夢...
中山間地域におけるオオムギ生産による耕作放棄地の発生抑制・再生条件
要約 オオムギ生産とその加工・直接販売により追加所得を実現することで、農家が主体的に耕作放棄地を再生しうる。加工品の需要確保と農家の生産意欲を向上させることが、耕作放棄地の発生抑制および再生に重要な...
中山間地域における「水稲・大麦・大豆」2年3作体系の経済的効果
要約 集落営農法人に大麦・大豆の不耕起栽培を利用した「水稲・大麦・大豆」2年3作体系を導入すると、単位面積あたりの建物・農機具費や労働費を削減できる。収入面では、大麦は収量比例の「畑作物の所得補償」の...
細霧ノズル付循環扇を用いた中山間地域向け低コスト細霧冷房システム
要約 細霧ノズル付循環扇を用いた低コストな細霧冷房システムを用い、時刻と温室内の乾湿球温度をもとに細霧噴霧量を制御すると、夏季日中のハウス内の気温を外気温並みに低下させることができ、高温によるトマト...
要約 小区画ほ場やほ場の分散等により、既存の汎用コンバインの導入が困難な地域においても利用可能な小型汎用コンバイン。4tトラックに積載可能であり、水稲収穫作業において脱穀選別損失の発生を3%程度に抑え、...
要約 「たちあやか」は「たちすずか」と比較し出穂期が2週間程度早い「中生の早」であり、熟期の近い「ホシアオバ」と比較し牛に消化されやすい茎葉の割合が高く、糖含有率が高いため、稲発酵粗飼料専用の稲品種...
傾斜地のハウス設置に向けた簡易区画整備のための設計支援システム
要約 棚田へハウスを設置する際に必要となる区画整備の設計に関し、現況区画のデジタルオルソ画像と高さデータがあれば専門的な知識や技術がなくとも、開発した設計支援システムを用いることで整備区画の平面計画...
要約 水耕栽培トマトの第一花房開花開始後に、根域が12℃前後となるように養液を冷却すると、根域温度が20℃の場合と比べて果実の糖度が高くなる。その効果は冬作で特に顕著である。 キーワード トマト、果実、糖度...