要約 放牧時推奨草丈における単播放牧草の季節別飼料成分を調査し、その値からマメ科乾物割合別のイネ科草種別(チモシー、メドウフェスク、ペレニアルライグラス、オーチャードグラス)シロクローバ混播放牧草の...
要約 放牧草地において排糞周囲に形成される不食過繁地は、一定期間牛の採食が忌避され草種の種子生産が確保される場となる。また、放牧牛の採食・排糞行動はそこで生産された植物種子の散布を通じて構成草種の種...
観光リンゴ園(わい化栽培)に適したカバークロップの種類と定植方法
要約 観光リンゴ園(わい化栽培)の雑草管理として、カバークロップ「リシマキア」「ヒメイワダレソウ」の利用が適する。カバークロップは水稲用育苗箱を用いてマット状に繁殖させ、不織布のマルチ資材と併用して...
優良シバ型草種の選定と吹付け法による法面等の簡易草地造成技術
要約 センチピードグラスやカーペットグラスは在来(育成)ノシバ等に比べ、広がりが速く早期造成が容易であり、かつ乾物消化率も高い。センチピードグラスは可消化収量が最も高い草種である。そして、法面等の条...
果樹剪定枝チップを利用した発酵床方式による肉用牛の省力管理技術
要約 果樹の剪定枝をチップ化し、発酵床方式により肉用牛を飼育したところ、床材としてはオガクズより優れ、家畜の快適性が維持できるとともに、日常的な除ふん作業が不要であることから、管理の省力化が可能であ...
要約 肉用繁殖牛の冬季分娩・夏季クリ園放牧は、クリ園の下草管理や獣害回避の効果があり、クリ栽培では所得を7千円/10aから37千円/10aへと改善するとともに、子牛生産のコストを約23万円/頭まで低減し、クリ...
放牧密度1頭/haのノシバ優占草地での肉用繁殖牛の養分摂取量と補給指針
要約 中国地方で1haあたり1頭のノシバ優占草地放牧を行った繁殖牛の養分摂取量と補助飼料の給与量を提示する。補給量(不足量)指針や子牛の発育面から9月まで維持期、妊娠末期、授乳期の繁殖牛が、11月まで維...
要約 窒素無施肥の場合、脱アセチル化度85%以下のキチン質施与によってチンゲンサイの乾物重は著しく大きくなる。脱アセチル化度95%以上のキチン質は、短期間で無機化する窒素量が少なく、窒素肥料としての効果...
九州低標高地におけるシバ(Zoysia japonica)草地の牧養力
要約 九州低標高地の無施肥条件下のシバ草地においては、5月上旬から11月上旬まで1haあたり肉用繁殖牛では3頭、肉用育成牛では4頭の放牧が可能である。育成牛放牧時には濃厚飼料を体重比1%程度給与すると0.7kg/d...
シバ型草地放牧における季節別の採食草種、飼料成分およびin vitro 消化率
要約 シバ型草地放牧時の推定採食草種は全123種で、うち29種が季節を通して共通し、採食量中69~82%を占め、シバの採食割合は37~51%である。夏は採食量が低下し、秋の採食草は、粗蛋白質含量とin vitro 乾物消化...
要約 多肥栽培では、稲発酵粗飼料(飼料イネWCS)中の粗蛋白質含量と、総繊維に占める高消化性繊維の割合が増加し、乳牛の第一胃内での繊維の有効分解度は大きくなる。 背景・ねらい 水田の高度利用と転換田を活...
要約 ヒサカキの挿し木繁殖では、前年枝をつけた挿し穂を新梢伸長直前の5月上旬にインドール酪酸100ppmに24時間浸漬すると発根率が高まる。株の養成期間は疎植で遮光し、年間総窒素施用量を25kg/10a程度とすると...
寒地型牧草の採草地を活用したウインターコントロールグレイジング
要約 オーチャードグラス及びトールフェスク主体の採草地において、12月の放牧開始時の備蓄草地の草量を360DM㎏/10a程度に高めることにより、1頭あたり約45aの面積で黒毛和種成雌牛を12~3月の冬期間、無畜舎、補...
スターチス・シヌアータ栄養系品種「アイスター」の育成とその特性
要約 スターチス・シヌアータの栄養系品種「アイスター」系5品種は種子系品種「ソピア」から選抜した有望個体をクローン増殖して育成された。秋冬出し作型等に適応性が高く、花穂の揃いの良い多収性の品種である...
高冷地におけるソルガムの密植栽培とカッティングロールベーラ体系による収穫調製技術
要約 高冷地におけるソルガムの密植栽培とカッティングロールベーラ体系による収穫調製技術より「スズホ」を密植し、10月上~下旬にカッティングロールベーラで収穫・調製する体系を組み立てた。この体系の収穫・...
要約 アルファルファ生草の粗蛋白質含量と分解性・溶解性蛋白質含量には、正比例の関係がある。アルファルファのカルシウム含量と粗蛋白質含量間には明確な関係は認められないが、カリウム含量は生育初期の高蛋白...
九州高原草地における牧草と野草を組み合わせた周年放牧のための草地利用方式
要約 九州高原草地を対象として、繁殖牛1頭(500kg)に対してトールフェスク草地30a、イタリアンライグラス草地14aおよび野草地125aを組み合わせて放牧利用することで、放牧専用地における補助飼料給与を必要としな...
粗蛋白質含量に基づくアルファルファの分解性・溶解性蛋白質とミネラルの評価
要約 アルファルファ生草の粗蛋白質含量と分解性・溶解性蛋白質含量には、正の相関関係がある。アルファルファのカルシウム含量と粗蛋白質含量間には明確な関係は認められないが、カリウム含量は生育初期の高蛋白...
要約 九州高原草地では、トールフェスクやオーチャードグラス主体のASPを、繁殖牛1頭当たり0.5~0.7ha用意することで、12月から3月までの冬季放牧が可能である。 背景・ねらい 阿蘇地域では約2万haの草資源を活用...
要約 放牧草地における家畜生産能力を表現するための新たな指標を提案し、「牧養力指数」と名付けた。ミヤコザサおよびシバが優占する野草地の放牧試験からこの指数を推定し、それぞれ0.138、0.676という値を得た...