要約 搾乳牛に対し、稲発酵粗飼料を1日当たり原物で15kg、TMRによる混合給与した結果、慣行給与のトウモロコシサイレージと比較しても乳量・乳質に違いはなく、嗜好性においても問題はない。 キーワード 飼料イネ...
長崎県に適した飼料イネ専用品種「ホシアオバ」および「クサノホシ」
要約 「ホシアオバ」および「クサノホシ」は倒伏がみられず、乾田直播栽培および移植栽培において乾物収量が他品種よりも高い。黄熟期でサイレージ調製したTDN含量は2品種平均で54.9%であり、黄熟期における子実...
ルーメン内分解特性に基づく炭水化物及びタンパク質成分を加味した新飼料成 分表
要約 新しい飼料設計システム(NRC 飼養標準、CPM デーリィ)を活用するため、流通単味 濃厚飼料および自給粗飼料について、糖や溶解性繊維等を含む新たな飼料成分表を作成した。 牧草サイレージとトウモロコ...
要約 リン、銅および亜鉛含量を減らしたアミノ酸添加低タンパク質飼料にフィターゼおよびセルラーゼ等の酵素を添加し、これらを肥育豚に給与すると生産性を維持しつつ、窒素、リン、銅および尿量の排泄量を低減す...
刈り取り時期が異なるイタリアンライグラスサイレージを用いたTMR(混合飼料)給与泌乳牛の乾物摂取量と乳量
要約 刈り取り時期が異なるイタリアンライグラスサイレージを用い、総繊維含量を同水準に設計したTMR(混合飼料)を泌乳牛に給与した場合、出穂期刈りは開花期刈りに比べて乾物摂取量が約1割増加し、乳量は乳成分...
要約 有機質資材現物中のリン・全窒素含量は、硫酸―過酸化水素分解後、小型反射式光度計を用いることにより簡易に推定できる。 キーワード 家畜ふん尿、有機質資材、リン、全窒素、小型反射式光度計
背景・ね...
要約 稲発酵粗飼料の採食性は良好で、総繊維(OCW)の消化は劣るものの、尿素処理することにより消化性は改善される。また、モミの排せつ割合は肥育牛に比べ低く、消化試験の結果から、稲発酵粗飼料のみの給与...
乳牛用TMRの粗飼料由来繊維含量を高めると稲発酵粗飼料の子実消化性が向上する
要約 稲発酵粗飼料(イネWCS)を主体とした混合飼料(TMR)において粗飼料由来の繊維含量を高めると、泌乳中期の牛では子実排泄率が低減し、イネWCSのTDN含量が増加する。 キーワード 稲発酵粗飼料、乳用牛、RVI...
要約 干拓地に自生しているヨシは、乾物収量が1445.9kg/10a、サイレージのTDN含量が42.8%であることから有効な飼料資源となる。また、走行部がクローラで自走式・フレール型収穫機による収穫が可能であり、その作...
要約 無洗米糠は生米糠に比べ繊維含量が粗脂肪含量が低く、デンプン含量が高い。無洗米糠は生米糠に比べ第一胃内での乾物、粗タンパク質およびデンプン消失率が高く、かつ、消失速度も速い。また、無洗米糠のTD...
要約 放牧時推奨草丈における単播放牧草の季節別飼料成分を調査し、その値からマメ科乾物割合別のイネ科草種別(チモシー、メドウフェスク、ペレニアルライグラス、オーチャードグラス)シロクローバ混播放牧草の...
要約 乳蛋白質生産量と体重から乾物摂取量とTDN摂取量が推定できる。 キーワード 家畜生理・栄養、乳牛、摂取量、乾物、TDN、乳蛋白質、推定式 背景・ねらい 泌乳牛における摂取量の推定は、農家において飼料設計...
要約 集約放牧下の牧草の粗蛋白質含量は20~30%、分解性蛋白質は10~25%、溶解性蛋白質は5~15%と高く、乳牛の飼料設計では過剰摂取に留意する。NDF及びADF含量は低く推移し、ペレニアルライグラス/シ...
牛における濃厚飼料および稲発酵粗飼料中のリンの第一胃内消失率
要約 各種濃厚飼料中の全リンおよびフィチン態リンの牛における第一胃内消失率は87%および90%である。また、飼料用イネでは、モミに全リンが0.23%、茎葉中に非フィチン態リンのみが0.09%含まれ、ホールクロップサ...
要約 分娩前後の経産牛への高Ca飼料(Ca:0.87%)の給与は、血漿中Ca濃度に影響を与えないが、分娩後では低Ca飼料(Ca:0.49%)と比較し、骨形成マーカーのオステオカルシン濃度の低下を抑制し、骨吸収マーカーのデオ...
要約 飼料構成から日本飼養標準(乳牛・1999年版)を基に、過剰な粗蛋白質摂取量および搾乳牛からの窒素排泄量を推定するための演算ソフトウエアである。飼料構成に応じた窒素排泄量が推定されるので、窒素排泄量...
要約 稲発酵粗飼料を乳用牛へ分離給与し、購入粗飼料(エン麦乾草)の代替飼料として利用した結果、乾物中約1割程度給与しても、乾物摂取要求量を充足し、乳量・乳成分などに変化は見られなかった。以上より稲発...
要約 泌乳ピークを過ぎた乳用牛に対して、ビール粕を原物で10kg混合給与した場合、慣行給与区と比較して乳量・乳質に差はない。また、飼料コストはビール粕給与区が1頭当たり1日63.8円安い。 キーワード ビール粕...
要約 多肥栽培では、稲発酵粗飼料(飼料イネWCS)中の粗蛋白質含量と、総繊維に占める高消化性繊維の割合が増加し、乳牛の第一胃内での繊維の有効分解度は大きくなる。 背景・ねらい 水田の高度利用と転換田を活...
要約 泌乳前期(乳量40kg/日程度)の飼料として、粗蛋白質15.6%でも乳生産に影響はなく、糞尿中への窒素排泄量低減の可能性が示唆された。 キーワード 蛋白質、乳生産、糞尿中窒素排泄量 背景・ねらい 飼料中の...