リアルタイムPCRによるヒメアカカツオブシムシおよびカツオブシムシ類の同定法
要約 カツオブシムシのミトコンドリアDNAの塩基配列から設計されたプライマー/プローブセットを用いて、リアルタイムPCR法によりヒメアカカツオブシムシおよびカツオブシムシ類を同定する。本手法は、迅速かつ正...
豚増殖性腸炎を引き起こしたローソニア菌の国内初となるゲノムドラフト解析
要約 国内で増殖性腸炎を発症した豚の腸管から抽出した核酸を用い、ローソニア菌の全ゲノムドラフト解析を行った結果から、国内の3株は米国で報告された豚由来株2株に比べ遺伝的多様性が大きく、宿主適応に関係す...
薬剤および草地・放牧管理技術を組み合わせた効果的なマダニ対策技術
要約 放牧場における放牧条件やマダニ生息数調査を通じたマダニ対策の問題点の整理・解析から、より効果的なマダニ対策には、薬剤投与において放牧地を集約化するなど放牧頭数、放牧地面積を勘案することが重要で...
ネットワークシミュレーションモデルを用いた馬伝染性貧血サーベイランスの評価
要約 馬伝染性貧血のサーベイランス手法を検討するため、競走馬以外の馬を対象に馬の移動に伴う本病の伝播モデルを構築した。乗馬施設の馬と施設間で移動する馬を検査対象にすることによって、サーベイランスの効...
根域制限下で細根の表面積や呼吸活性を維持する種子繁殖型イチゴ
要約 イチゴ実生苗の根系は太い不定根群とこれらから分枝した細い側根群からなる構造を有し、活発な側根の形成能力を持つことで、根域制限下においても表面積や呼吸速度の低下をきたさない。 キーワード 種子繁殖...
要約 繁殖雌豚について、かん骨、背骨を4段階で採点した触診スコア値の合計値は、豚の背脂肪厚と関係があり、繁殖雌豚の肥満度を判定する方法として利用できる。 キーワード 繁殖豚、ボディコンディションスコア...
超微小茎頂分裂組織培養法によるキクウイロイドフリー株作出技術の開発
要約 葉原基を含まない茎頂分裂組織をキャベツの根端部へ置床し、培養する超微小茎頂分裂組織培養法により、ウイロイドフリー株が作出できる。作出されたウイロイドフリーの「神馬」は産地で栽培されている株に比...
要約 わが国の畜産現場で応用できる蚊分類のためのWebデータベースを構築した。本データベースは、ウエストナイルウイルス等のサーベイランスにおいて各都道府県家畜衛生部局での蚊の分類に用いられる。 キーワ...
要約 レトロトランスポゾン配列からSTS化したDNAマーカーにより、鹿児島県育成の秋輪ギク品種「新神」と原品種「神馬」及び「神馬」の枝変わり品種等を迅速、簡便に識別できる。 キーワード 秋輪ギク、品種識別、...
要約 性腺刺激ホルモンを投与して発情を誘起した雌豚にhCGを投与して、40時間後に凍結精液の人工授精(注入精子数25億)を行うと、活力が良好な精液を用いた場合、高い受胎率が得られる。 キーワード 豚凍結精液、...
馬の新興パラミクソウイルス感染症の血清学的診断法(ELISA)の標準化
要約 馬の新興パラミクソウイルス(ヘンドラ及びニパウイルス)感染症を既存の血清学的診断法(ELISA)で診断する際には、馬血清については方法を簡略化できる。また、未知のパラミクソウイルス感染も検出するた...
要約 当県原産の「蜀鶏」を活用した三元交雑鶏の中から肉質(うま味成分、歯ごたえ等)を指標に選定しており、「蜀鶏」と「名古屋種」交雑種雄と「横斑プリマスロック」雌を交配した(特定JASの定義する)在来種1...
弱毒ウイルスB-33株の予防接種によるわい性リンドウのウイルス病防除
要約 ウイルスフリー苗の配布体制をとっているわい性リンドウは、屋外圃場でインゲンマメ黄斑モザイクウイルスの再感染により著しく生育が抑制されるが、弱毒ウイルスの予防接種によりこのウイルス病を防止できる...
ケンタッキーブルーグラス主体放牧草地における軽種馬の栄養摂取量
要約 馬による放牧草の乾物消化率、TDNおよび可消化エネルギーは低消化性繊維(Ob)含量から 推定できる。ケンタッキーブルーグラス主体放牧草地における馬の乾物採食量は体重比2. 00%~2.63%の範囲で割り当て草量、...
要約 ウマノアシガタ一重の偶発実生の中から花弁が八重の形状を示す変異個体を選抜し、花茎本数や花数が多く、花壇や畦畔の景観形成に利用できるラナンキュラス「ガーデンスター」を育成した。 キーワード 八重、...
要約 ウマ卵巣から採取した卵胞卵子を市販のウシ卵子用成熟培地を用いて成熟培養を行うことにより体外成熟卵子を得ることができる。さらにウマ精子をマイクロマニピュレータを用いて卵子細胞質内に顕微注入(顕微...
要約 鹿児島県が保有する薩摩鶏♂と産卵性の優れたロードアイランドレッド♀を交配して系統造成した「さつま地鶏」は、それ同士の交配により完全有色羽装で、肉質がよく、脂肪が少ない優れた地鶏肉を生産することが...
要約 ブナ林伐採跡地に放牧された牛は林床のササ植生を採食し、その高さや被度を低くする。その結果、ササ植生に混生するブナやスギの稚樹の生存率が高まり、また生育が促進される。 キーワード 生態、肉用牛、サ...
要約 岐阜地鶏を再交配して在来種血液百分率を高めた雄から作出した新しい肉用奥美濃古地鶏は現行型のものより4%程度体重の減少が見られる。しかし、飼料要求率、肉質、食味等について大きな差は認められず、特定...
要約 サラブレッド種 (せん馬)をチモシー単播草地へ連続放牧で、かつ全日放牧した場合の可消化エネルギー摂取量は繁殖雌馬の妊娠期の要求量を満たすが、繁殖雌馬の泌乳期および育成馬の要求量にはやや不足する。...