要約 アールス系温室メロン品種で初めてうどんこ病の新しいレースに抵抗性を持ち、さらに、つる割病抵抗性、盛夏作でも黄化しにくい形質を持つ温室メロン新品種「試交01-2」を育成した。 キーワード うどんこ病新...
リボソーム不活性化タンパク質遺伝子のイネへの導入による病害抵抗性の付与
要約 ライムギ、エンバクのリボソーム不活性化タンパク質(RIP)遺伝子を良食味イネ品種「どんとこい」に導入すると、いもち病に対して「トドロキワセ」と同程度かそれ以上、白葉枯病に対して「日本晴」程度の病害...
要約 隔離温室で行う組換えイネのいもち病抵抗性検定では、特殊な施設環境と組換えイネ特有の反応を考慮した方法が必要である。いもち病抵抗性検定は、接種15~21日後に行い、発病指数に基づく調査に加え病斑型も...
要約 コムギに由来するリボゾーム不活性化タンパク質RALyaseの相同遺伝子をイネから単離した。この遺伝子の翻訳産物はRALyase活性を持つタンパク質であった。 キーワード RALyase、RIP、リボゾーム 背景・ねらい ...
要約 キク品種‘セイマリン’の無菌植物の葉を材料に用いて、アグロバクテリウム法により外植片数の数%程度の形質転換体が安定して得られる系を開発した。 キーワード キク、形質転換系、アグロバクテリウム 背景...
要約 夏キュウリの施設栽培において、45℃が1時間持続するように温室密閉処理を行うと病害虫の発生抑制ならびに草勢維持に効果がある。品種は耐暑性の強い「大将」などが適し、10日当たり2~3回程度処理する。ダニ...
球根腐敗病、微斑モザイク病に強い赤紫色のチューリップ新品種「砺波育成107号」
要約 花色が赤紫色のチューリップ「砺波育成107号」を育成した。球根腐敗病、微斑モザイク病に強く、茎葉が強健で草姿はボリューム感があり、12月出し促成栽培でも全株開花することから、花壇植え、切り花生産に...
チャ赤葉枯病菌感染による‘やぶきた’の生体防御関連酵素の活性化
要約 チャ品種‘やぶきた’の切り離し葉にチャ赤葉枯病菌を付傷接種すると、抵抗性病斑が形成されるとともに,生体防御に関与するキチナーゼ、ペルオキシダーゼおよびポリフェノールオキシダーゼが著しく活性化する...
要約 イネゲノム解析データを基に、組織特異的な発現パターンを示すcDNAクローンを選定し、それらのプロモーター領域をイネゲノムより単離した。単離したプロモーター領域は想定した組織特異的発現パターンを...
要約 アブラナ科野菜由来のディフェンシン遺伝子およびその改変遺伝子を各々導入した組換えイネは、白葉枯病菌といもち病菌に対して複合病害抵抗性を示し、いもち病菌の各種レースに対しても非特異的である。複合...
要約 イネ由来キチナーゼ遺伝子(EN4-RCC2)をアグロバクテリウム法でナスに導入し、キチナーゼ活性の高い形質転換体を選抜する。そして、うどんこ病抵抗性検定を行うと、うどんこ病抵抗性を持つナス形質転換体が選...
要約 prxC2(西洋ワサビ由来ペルオキシダーゼ遺伝子)あるいはRCC2(イネ由来キチナーゼ遺伝子)をアグロバクテリウム法でイチゴ「アスカルビー」へ導入した個体を、イチゴ萎黄病菌汚染土壌で検定することによっ...
要約 熊本県で在来種として栽培されていた熊本長ナスの遺伝資源収集を行い、それらの系統をもとに選抜・固定を図り、草勢、果形の異なる2系統を固定親として、ナスの新品種「熊本長ナス1号(仮称)」を育成した。...
要約 イネの突然変異体から選抜した疑似病斑突然変異体6系統は、いもち病及び白葉枯病に対して原品種より強い抵抗性を示す。そのうちの5系統は新しい疑似病斑突然変異遺伝子、Spl12(t)、spl13(t)、spl14(t)、Spl1...
要約 イネ品種日本晴、どんとこい、ヒノヒカリにザルコトキシンIA遺伝子を導入し、固定した系統を得た。導入遺伝子産物を安定に発現する系統には白葉枯病菌に対する抵抗性が付与されている。 背景・ねらい ザ...
要約 抑制地床栽培用の緑肉アールス系メロン新品種「秋試交2号」を育成した。この新品種はコンパクトな草姿で、つる割病に抵抗性でうどんこ病に耐病性をもつため栽培が容易である。また球形で外観が優れ、糖度が...
要約 「きぬあずま」は低アミロース系統で、「トヨホコムギ」に比べ製めん適性が高く、めんの粘弾性、滑らかさが優れる。「トヨホコムギ」とほぼ同熟期の中生で、耐倒伏性が強く、安定多収である。平成12年度福島...
水稲病害抵抗性付与のための連続戻し交雑育種におけるDNAマーカー選抜の有効性の実証
要約 イネ縞葉枯病抵抗性遺伝子(Stvb-i)及び穂いもち圃場抵抗性遺伝子(Pb1)の有無を判定できるPCRマーカ-ST10及びB1を連続戻し交雑に適用した結果、両抵抗性を付与したコシヒカリ同質遺伝子系統を効率的に作出...
要約 サイレージ用とうもろこしの親自殖系統「Mi44」(エムアイヨンジュウヨン)を育成した。本系統は中生のデント種で、耐倒伏性、ごま葉枯病抵抗性及び紋枯病抵抗性が強く、一代雑種品種の親系統として利用できる...
野菜由来の新規ディフェンシン遺伝子を導入したいもち病抵抗性組換えイネ系統
要約 アブラナ科野菜であるコマツナとキャベツから単離した新規ディフェンシン遺伝子およびそれらの改変遺伝子を良食味イネ品種「どんとこい」に導入した組換え体は、強いいもち病抵抗性を示し、抵抗性は後代に遺...