要約 施設ピーマンにおいて発生する主要害虫に対して、紫外線除去フィルムや防虫網と天敵を併用することによって、それぞれ単独で使用するより密度抑制効果が高い。また、慣行防除と比較して農薬散布労力が軽減で...
フルオープンハウスのハウス内気温上昇抑制効果とパプリカ、ミニカボチャへの適応性
要約 フルオープンハウスは、高温期のハウス内気温を外気温並に下げることが可能で、パプリカ、ミニカボチャの徒長防止と着果及び果実品質向上に効果がみられる。 キーワード フルオープンハウス、気温上昇抑制、...
果菜類の害虫ミナミキイロアザミウマに対するヒメハナカメムシ3種の必要放飼比率
要約 ヒメハナカメムシ3種の温度別繁殖パラメータおよび最大捕食量のデータを用い,ミナミキイロアザミウマに対する抑制能力(害虫/天敵比)を算出した。この値により,天敵3種を大量放飼する際の理論的必要放飼...
背景・ねらい 遺伝子組換え(GM)農産物の生産は、北米や南米を中心として急速に拡大している一方、EUや日本での表示義務化を契機として流通・消費動向が昨今大きく変動している。しかし、各国のGMOに対す...
要約 タバコシストセンチュウはナス台木'トルバム・ビガー'やピーマンでは増殖できず、シスト内卵・幼虫は、40℃で72時間以上、42℃以上では24時間以上で死滅する。また、有効な防除薬剤はD-D剤、ホスチアゼート...
要約 寄生した苗や鉢物の持ち込みなど発生源への注意、発生の早期発見、化学的防除を主とした密度抑制、冬期間のハウスビニール除去による越冬阻止等を組合せることで本種の防除が有効に行える。 キーワード ミカ...
要約 これまで害虫として問題になったことのないイラクサギンウワバが,近年多発している。本種は一部の有機リン剤やIGR剤による殺虫効果が著しく劣るなど,薬剤感受性に特徴を示す。 キーワード イラクサギン...
要約 施設ピーマンでは、定植時にアセフェート粒剤を処理し、ミカンキイロアザミウマの密度急増期にスピノサド水和剤、クロルフェナピル水和剤、DDVP乳剤などを散布することで、密度を低く抑え、本種が媒介するト...
近紫外線除去フィルム被覆下での天敵類によるピーマンアザミウマ類防除
要約 促成栽培ピーマンにおいて,施設の被覆資材に近紫外線除去フィルムを使用し,ククメリスカブリダニ(100頭/株)を定植直後から約1週間間隔で3回放飼し,定植1ヶ月後にタイリクヒメハナカメムシを(1頭/株)放飼...
近紫外線除去フィルム被覆下でのVerticillium lecani製剤によるピーマンアブラムシ類防除
要約 Verticillium lecanii製剤(バータレック水和剤)は,近紫外線除去フィルムで被覆した促成栽培ピーマンの栽培施設内でも使用可能であることが明らかになり,1000倍液を定植直後から約1週間間隔で4回散布するこ...
リンゴにおける新害虫ツマグロアオカスミカメの発生とその被害の確認
要約 秋田県鹿角市においてツマグロアオカスミカメによるリンゴへの加害が確認された。被害の症状は、葉では多数のせん孔が生じ、幼果では窪みや奇形、サビの形成が見られた。 背景・ねらい 2000年6月上旬に、秋...
要約 夏秋ピーマン栽培における近紫外線除去フィルムの利用は通常のフィルムに比べスリップス数が減少し、収量も同等かやや多くなり有効である。大分県農業技術センター・畑地利用部 背景・ねらい 夏秋ピーマンで...
光反射シートと天敵の併用による施設抑制栽培ピーマンのアザミウマ類の防除
要約 施設抑制栽培ピーマンのヒラズハナアザミウマとミカンキイロアザミウマに対して、光反射シートを外周に設置した施設へのタイリクヒメハナカメムシ株当たり0.5頭の定植2週間以内とその約10日後の2回放飼は、...
ヒラズハナアザミウマによる施設ピーマン果実被害の発生と薬剤防除
要約 ヒラズハナアザミウマ幼虫の密度急増期に薬剤防除を行うことで、果実ヘタ部表面の褐変、ヘタ部裏側およびヘタ部と果実部が接している部分の黒変といった被害を防ぐことができる。 背景・ねらい
近年、...
近紫外線除去フィルムとククメリスカブリダニの併用によるピーマンのアザミウマ類防除
要約 促成栽培ピーマンにおいて、施設の被覆資材に近紫外線除去フィルムを使用し、ククメリスカブリダニ(100頭/株)を定植直後から約1週間間隔で3回放飼すると、定植2ヶ月後までアザミウマ類の密度を被害許容水...
要約 ヤガ科(オオタバコガ、タバコガ、ハスモンヨトウ、ヨトウガ等)幼虫に対する主要な寄生性の在来天敵は、Campoletis chlorideae 、Meteorus pulchricornis、Microplitis mediator、トビコバチ科1種、ヤドリ...
要約 トマト黄化えそウイルス(TSWV)によるトマト及びピーマンの黄化えそ病はアザミウマ類(特にミカンキイロアザミウマ)を低密度に保ち、ハウス周辺の雑草除去及びTSWVの感染しやすい野菜,草花を圃場周辺に植...
コナジラミ類およびアザミウマ類に対する光反射シートの防除効果
要約 光反射シートを施設外周に設置すると、コナジラミ類とアザミウマ類の侵入を抑制する。また、施設内に設置すると、コナジラミ類の密度増加を抑制し、アザミウマ類の侵入を抑制する。 背景・ねらい 環境保全型...
雨よけ栽培の秋ギクにおけるミカンキイロアザミウマの発生消長と防除適期
要約 雨よけ栽培の秋ギクにおけるミカンキイロアザミウマの発生は、膜割れ前のキク上ではわずかであるが、膜割れ後の花の中で急増する。したがって、薬剤防除は膜割れ前から7日以内の短い間隔で計画的に実施する...
要約 ミカンキイロアザミウマは、キクの冬至芽上で成虫、幼虫、卵などの種々の発育ステ-ジで越冬している。しかし、4月に冬至芽上に孵化幼虫が急増することから、本種の春季における発生源の主体は冬季に産み付...