要約 露地野菜作において,持続的農業の技術は,とりくむ組織の構成農家への技術・経営的対応と,推進主体の性格により異なる。前者の充実する組織では,微生物資材等の費用がかかり,高度な栽培管理技術の導入が...
要約 合成性フェロモンによる誘引虫を電撃殺虫と同時に自動計数する電撃型自動計数フェロモントラップを開発した。本装置は、誘殺虫の計数精度が高く、誘殺消長も従来のトラップによるものと良く一致する。また、...
南大東島におけるオキナワカンシャクシコメツキへの交信かく乱法の適用
要約 南大東島において、フェロモンチュ-ブ90万本を設置して、オキナワカンシャクシコメツキの交信かく乱を行った。その結果、サトウキビ畑周辺の24箇所に設置したトラップに成虫はほとんど捕獲されず、雌雄間の...
要約 オオトゲシラホシカメムシの雄成虫は、雌雄成虫と2齢以降の幼虫を誘引する。雄成虫10頭を誘引源として誘引される個体は、野外における本種の発生世代を反映する。 キーワード 誘引現象、オオトゲシラホシカ...
要約 残効期間の長い殺菌剤と固着性展着剤の利用により、年間の散布回数を8回とした防除体系で、リンゴの主要病害が防除できる。 キーワード リンゴ病害、散布回数削減、展着剤 背景・ねらい 秋田県のリンゴ病害...
キャベツの鱗翅目害虫に対する複合交信攪乱剤 コンフューザーVの防除効果
要約 キャベツ圃場に複合交信攪乱剤コンフューザーVを100本/10aで処理すると、ハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウ、オオタバコガ、コナガおよびイラクサキンウワバに対して高い誘引阻害効果と交尾阻害効果が認...
要約 自動カウント式フェロモントラップKU-5RN型に、衝突板や雨水分離パイプを取り付け、捕獲効率やセンサーの精度向上を図ることにより、カメムシ類の効率的な発生予察が可能となる。 背景・ねらい 自動カウン...
ビワにおけるカメムシ防除資材・農薬のフェロモンを利用した効果評価法
要約 チャバネアオカメムシ集合フェロモンをビワ園内に設置し、果樹カメムシ類の多飛来条件を人為的に作りだすことにより、果樹カメムシ類の少発生年においても、安定的に、果実袋等の防除資材や農薬の防除効果を...
要約 ホソヘリカメムシの集合フェロモン剤を用いた箱型粘着トラップでホソヘリカメムシの成虫と幼虫を効率的に捕獲することができる。 キーワード 箱型粘着トラップ、集合フェロモン剤、ホソヘリカメムシ 背景・...
集合フェロモン、誘引用蛍光灯、殺虫ネットを組み合せた装置による果樹カメムシ類の大量誘殺法
要約 チャバネアオカメムシの集合フェロモンと誘引用蛍光灯によって果樹カメムシ類を誘引し、これを殺虫ネットに接触させることによって大量に誘殺することが可能である。 キーワード 果樹カメムシ類、集合フェロ...
要約 ブロッコリー畑に生息するクモ等の捕食性天敵類に影響が少ない選択性殺虫剤を使用することで、これらの天敵を温存し、コナガ等の発生を低く抑えることができる。 キーワード ブロッコリー、コナガ、クモ、捕...
佐賀県のナシ団地における交信攪乱フェロモン剤(コンフューザー)を利用したナシヒメシンクイに対するナシ防除回数削減
要約 九州地方のハウス幸水及びトンネル幸水においても、交信攪乱フェロモン剤(コンフューザー)を設置することにより、農薬の散布回数を削減してもナシヒメシンクイの被害を抑えることが可能である。また、団地...
要約 キサンチン脱水素酵素(XDH)活性欠損のために幼虫皮膚が透明になるog突然変異遺伝子が、XDH活性に必要なモリブデン補酵素合成に関わる遺伝子であることを、連鎖解析や突然変異体での遺伝子構造解析で明らか...
分布を拡大しているハイマダラノメイガの雄成虫を誘引する物質の発見
要約 最近各地のキャベツなどで被害が問題となっているハイマダラノメイガの雄成虫を(E,E)-11,13-hexadecadienalと(Z)-11-hexadecenalの混合物によって,野外で効率的に誘引できることを発見した。この混合物はフ...
要約 ウスコカクモンハマキ Adoxophyes dubia は、チャの重要害虫であるチャノコカクモンハマキの同胞種で、性フェロモンの組成や発育零点、有効積算温度等が異なる。本種は、静岡から沖縄までの広い地域に分布し...
立木と集合フェロモンを利用した果樹カメムシ類の効率的天敵微生物接種法
要約 チャバネアオカメムシ集合フェロモン剤と昆虫病原性糸状菌を培養した不織布を立木に施用すると果樹カメムシ類に効率的に天敵微生物を感染させることができる(以下この装置を立木感染トラップという)。立木...
要約 市販の自動カウント式フェロモントラップを改良することにより、ハスモンヨトウをファネル型トラップと同程度に誘殺でき、かつ、誘殺数を自動的にカウントできる。 背景・ねらい 近年、フェロモンを利用した...
要約 キャベツの春まき栽培ではコナガ発生予測システムによる防除開始を6月からとする。防除間隔決定には簡易モニタリング法(中心・結球部被害指数0.4~0.5)を活用する。晩春まき、初夏まきは粒剤施用を基本とし...
要約 リンゴなど落葉果樹の害虫であるミダレカクモンハマキ幼虫から2系統の培養細胞系を確立し、NIFTS-Afusco97 並びに NIFTS-Afusco98 と命名した。これらの細胞系を用いることでミダレカクモンハマキに病原性...
要約 集合フェロモンを利用した果樹カメムシ類の温州ミカン樹への連続、多飛来条件下における殺虫剤の残効期間は、ビフェントリン水和剤では7日、フルバリネート水和剤では3~7日、イミダクロプリド水和剤とMEP乳...