ピリプロキシフェン剤のクワシロカイガラムシに対する防除効果と天敵類への影響
要約 幼若ホルモン系IGR剤ピリプロキシフェンを早春期に散布することにより、クワシロカイガラムシ第2世代までを長期間密度抑制できる。本剤は、天敵寄生蜂チビトビコバチに対する影響はないが、捕食性天敵ハ...
要約 凍結真空乾燥した桑葉をヘキサン等で脱脂後、気流粉砕機等で微粉砕とすることにより、従来の通風乾燥法に比し有効成分を多く含み食品への利用性の高い桑葉粉末が調製できる。 キーワード 桑葉、凍結真空乾燥...
要約 歩行式クローラー型運搬機に動力噴霧機と貯水タンクを取り付け、安価で小型の桑園畦間走行用の乗用型動力噴霧機を開発した。本機の全長は250cm、幅100cmで、薬剤散布幅は250cm、本機の回転には3m以上の枕地...
要約 蚕座へのヨードホール製剤および木酢液の散布は、こうじかび病発病抑制に対して高い効果がある。また、蚕の計量形質に与える悪影響は認められないので、ヨードホール製剤および木酢液の散布によるこうじかび...
要約 プロピコナゾールを含む殺菌剤が付着した桑葉を3齢または4齢に食下した蚕は、三眠蚕が多発する。本薬剤が桑園に飛散した場合、散布13日以降は蚕に影響がない。 背景・ねらい 桑園の点在化にともなって野菜畑...
フィブロイン産生の少ない突然変異蚕系統(裸蛹、pNd)の繭眉タンパク性状 徳島農試
要約 突然変異蚕系統(裸蛹、pNd)の繭層タンパクは、ほぼ100%セリシンで構成されており、繭層タンパクの分子量は普通交雑種(芙・蓉×東・海)と大差ないが、構成アミノ酸が普通交雑種より3種類少なく、セリン、...
背景・ねらい 桑葉を食害する害虫の防除は,残毒性が短い農薬により発生時期に合わせて効率的に行うことが重要である。そのため,合成性フェロモントラップによりクワノメイガ成虫の発生消長を調べるとともに,発育...
背景・ねらい 蚕は、飼育環境(温湿度、光、有害物質等)に敏感に反応する。一方、永年の研究蓄積により、孵化や飼育をコントロールして希望する発育階程の蚕を随時供給する技術が確立されており、さらに最近では...
要約 運搬車、動力噴霧機、ズームノズル等を組み合わせて乗用型高性能防除機を開発した。この防除機を用いると大区画桑園での除草剤または殺虫剤散布の時間は1ha当たり6時間と省力化できる。 背景・ねらい 雑草及...
要約 蚕座への木酢液の原液散布は硬化病発病抑制に対して高い効果を示す。また、蚕の計量形質に与える悪影響は認められないことから、木酢液の原液散布による硬化病の発病抑制が可能である。 背景・ねらい 近年、...
要約 基幹労働力2人。一蚕期飼育量15箱、年間飼育回数5~6回。稚蚕期は人工飼料育、壮蚕期は多段循環式飼育装置を利用した条桑育。上蔟方法は網取り条払い法による高能率体系化により上蔟作業を1日で処理できる。...
要約 キボシカミキリ成虫の微生物農薬であるバイオリサ<カミキリ>を成虫発生最盛期の直前に、6等分にして2株に1枚ずつ桑樹主幹上端部に架けることにより、経済的で有効な防除効果が得られた。 背景・ねらい 桑...
要約 除草剤の適切な使用と薬害防止に資するため薬害症状を発現させ、その特徴から除草剤の種類を判断する基礎資料を策定し、桑の薬害写真集として示した。 背景・ねらい 近年除草剤は多数開発し、使用方法の多様...
要約 蚕飼育期間中の桑園に合成性フェロモンを誘引源にしたトンネル型の水盤式トラップを設置すれば,アメリカシロヒトリ成虫とクワノメイガ成虫の発生消長を的確に把握でき,防除適期の判定が可能である。 背景・...
要約 グリホサート系除草剤は、桑の完全落葉期から帯青直前までの期間では、桑に薬害を生ぜず安全に使用することができる。また、本剤の桑園での散布は、3月の雑草の発生初期が最も効果的である。 背景・ねらい ...
除草剤ビアラホス剤の初冬期散布による翌春の桑園雑草および桑胴枯病の同時防除
要約 除草剤ビアラホス剤に土壌処理型除草剤であるトリフルラリン剤を混合し、初冬期に桑樹を対象として散布することで、ビアラホス単剤よりも、翌春の桑園雑草の抑制期間は延長し、さらに、桑胴枯病に対しても高...
要約 密植桑園の省力的簡易雑草防除法として春切及び夏全伐後に除草剤を桑園全面に上部より散布するトップスプレー法が有効であり、本法には既存の除草剤のうち21種が使用できる。これら除草剤は、登録量の最大量...
要約 木酢液による蚕核多角体病ウイルスの不活化効果、ならびに蚕核多角体病の発病抑制を認め、木酢液を蚕飼育中の核多角体病の防除剤として使用可能であると考えられる。 背景・ねらい 養蚕は桑園から運び込んだ...
要約 桑葉に約1週間で死に至る程度の紫外線を照射したところ、モラシンC、M、Nなど1~6種の抗菌性物質を生成した。これらの物質は病原菌の侵入時に誘導されるファイトアレキシンとも共通しており、桑が持つ病害抵...
要約 種茎直播桑園において、播種直前にダイアノジン5%粒剤を散布することで、コメツキムシ類幼虫による被害を軽減できることが認められた。 背景・ねらい 種茎を播種したのちポリエチレンフィルム被覆期間中に、...