家畜由来腸管出血性大腸菌O157及びサルモネラの各種抗菌薬剤に対する感受性
要約 公衆衛生上重要な家畜由来のO157,サルモネラについて各種抗菌薬剤に対する薬剤感受性を調査したところ,O157は大半の薬剤に感受性傾向を保持していたが,サルモネラについては多剤耐性化が進ん...
PCR法を利用した菌の薬剤耐性遺伝子のブドウ晩腐病斑からの検出
要約
イネいもち病菌は菌糸融合によって病原性変異レースを発生させる
要約 イネいもち病菌は菌糸融合によって遺伝的組換えを行い、2つの母菌の病原性を併せ持った変異レースを発生させる。変異レースは単核、単相でその病原性は安しており、胞子形成、病斑長、圃場における病勢進展...
要約 アミノ酸が12残基より短いカブトムシディフェンシンの合成部分ペプチドは、一部が黄色ブドウ球菌、MRSA、大腸菌に対して抗菌活性を示した。活性があった部分ペプチドを改変し、さらに低分子量で抗菌スペクト...
要約 先端を湿らせた楊枝で、灰色かび病罹病組織に形成された分生胞子に軽く触れて胞子を付着させる。これを6種類の検定薬剤の入った灰色かび病菌選択培地(SBc)に突き刺すことで、菌糸伸長の有無により薬剤耐性...
胞子トラップ法及び選択培地を用いた灰色かび病薬剤耐性菌のモニタリング法
要約 塩素酸カリウム及び検定薬剤を添加し選択性を向上させた灰色かび病菌選択培地(SBc)を用い、吸引式胞子採集器でサンプリングした結果、簡易、迅速に薬剤別の耐性菌のモニタリングが可能で、防除薬剤の選定に...
青森県におけるフェニルアマイド系薬剤耐性ジャガイモ疫病菌の出現
要約 青森県南部地域において、ジャガイモ疫病菌のフェニルアマイド系殺菌剤に対する耐性菌が出現している。 背景・ねらい 青森県南部地域において、平成6年頃からジャガイモ疫病が多発する傾向が認められ、
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ナシ黒斑病のポリオキシン耐性菌に対する薬剤の連合作用による防除効果
要約 ナシ黒斑病のポリオキシン耐性菌に対し、Gisi et al.の方法で薬剤の連合作用による効果を評価した結果、イミノクタジン酢酸塩・ポリオキシン混合剤では相乗効果が、また有機銅・ポリオキシン混合剤では相加...
要約 1997年に県内で分離された褐条病菌のすべてがオキソリニック酸に、その76%がカスガマイシンに耐性である。また、1996・97年に本県を含む1府5県で分離されたもみ枯細菌病菌の82%がオキソリニック酸に耐性...
小部屋内のイエバエ成虫群に対する疫病菌Entomophthora
要約 約50立方メートルの小部屋内に健康なイエバエ成虫群を放ち、そこへ疫病菌Entomophthora muscaeに感染したイエバエ成虫またはその感染死体をいれたところ、 E.muscaeが健康成虫群に伝播し、成虫群の大部分が...
要約 高床式、ウインドウレス鶏舎において大量発生する不快害虫ガイマイゴミムシダマシ(AlphitobiusdiaperinusPANZER鞘翅目)の駆除には、カーバメイト系の薬剤は効果が低く、ピレスロイド系は速効性ではあるが...
要約 トラスポゾンのゲノム内転移機能を応用し、外来遺伝子をゲノム内に導入するベクターとしての利用を検討した。トランスポゾン(Ac/Ds)を導入した形質転換カルスの約30%でイネゲノムに直接転移しているこ...
ケージ内イエバエ成虫個体群への疫病菌Entomophthora muscaeの導入
要約 ケージ内にイエバエ健全虫を収容し、ここへ疫病菌Entomophthora muscae を接種したイエバエの生存虫または死亡虫を入れたところ、どちらの場合も健全虫が高率に感染、死亡することが確認された。 背景・ねら...
除草剤ピラゾスルフロンエチルに対する耐性の稲の品種間差異とその薬害軽減
要約 水耕栽培および圃場試験において除草剤ピラゾスルフロンエチルに対する耐性に稲品種間差異が存在する。また除草剤ジメピペレートの同時施用により本剤による稲の生育抑制は、軽減される。 背景・ねらい 選択...
鶏コクシジュウム(Eimeria tenella)ワクチン候補株の交雑性の検討
要約 選抜したコクシジウム弱毒株と野外強毒株との交雑は容易におこった。交雑株の性状を検査したところ,病原性は弱毒株のそれとほぼ一致し,サルファ剤に対する耐性は野外株のそれと同様であった。 背景・ね...
成果の内容・特徴