要約 国際的議論が行われている水のプライシング (WP)は,水管理の改善に関し,水利費の徴収,マーケットメカニズムによる資源(再)配分という政策目的を果たすための手段である。モンスーン・アジアでは,歴史...
要約 本システムでは、園内の雨水を取水・集水し、太陽電池ポンプによって揚水したのち、落差により自動かん水装置を用いてかん水できる。これにより、水源や商用電源のない傾斜地カンキツ園における水資源確保と...
要約 水稲乾籾を不織布に封入・貼付した再生紙マルチ直播シートを人力敷設機で敷設する湛水直播栽培法。代かき後落水し適度な土壌表面硬度になった田面に、直播シートを敷設することで、安定した出芽、苗立ちが確...
要約 施設トマトのセル成型苗の直接定植を行う場合、生分解性フィルムによる簡易な根域制限(隔離床栽培)と養液土耕装置を利用した養水分管理により容易に初期生育を制御することが可能であり、慣行苗を定植した...
要約 水稲湛水土中点播直播では、田面が7割程度隠れる状態で荒代かきを行った後、代かき同時播種を行う。打込み速度は埴壌土、黒ボク土で8m/秒、壌土で8~10m/秒とし、播種後8日間(出芽期~出芽揃期)程度落水管...
要約 農作物の生産安定や品質向上対策に役立てるため、水田土壌の実態調査を実施した。その結果、乾田率が高まるなど汎用化が進む一方で、浅耕化や石灰減少に伴う低pH、燐酸富化などの問題点が明らかになり、今後...
打込点播機の高密度千鳥状播種による「はえぬき」直播栽培の高位安定技術
要約 打込点播播種機を播種密度28.3株/㎡に高めて千鳥状に播種できるよう改良したことで、従来の市販機より出芽苗立ちおよび初期生育が安定し、この播種機利用による積雪寒冷地の湛水点播直播栽培では移植栽培並...
要約 確率予報等の気象予測情報を利用して、水稲の冷害対策技術の選択を支援するための意思決定支援モデルを作成した。モデルや分析結果の視覚的な表現を通して技術選択を検討することができる。 背景・ねらい 生...
要約 構造の単純化による部品点数の減少と既製素材の採用によって、低コスト化の実現とメンテナンスが容易な管水路用の水田水位維持装置である。また、稼働試験の結果、設定水位の範囲内において確実に作動する。...
圃場の大区画化に対応した低コストな整地・均平工法(反転均平工法)
要約 ゴムクローラトラクタとレーザープラウ、レーザーレベラー等を用いた整地・均平工法である。高生産性水田農業に必要な圃場の大区画化・再編整備を容易に行うことができ、さらには、従来のブルドーザを用いた...
要約 エピデンドラム切り花栽培のフラスコ出し苗の植え込み方法はガーデンバン寄せ植えとし、培地はピートモス+パーライトの混用培地(2:1)かピートモスが良い。単鉢への移植はコスト低減のためにクリンカを加え...
要約 飼料イネとして有望視している水稲インド型系統のKB3506は、再生株を利用した2回刈りで、10a当たり2tの乾物収量が得られる。この場合、移植時期は4月上~中旬、刈取時期は2回とも乳熟期であり、施肥体系は窒...
要約 水稲「関東188号」は,「ヒノヒカリ」と「稲系517(アケノホシ/月の光)」の交配から育成された,直播栽培向きの多収系統である。出穂期は「朝の光」並の中生に属し,やや短稈・穂重型の草型で,密播条件となる...
要約 大区画水田において、愛知式不耕起播種機を用い、冬季代かき不耕起乾田直播を基幹とした省力水稲作業技術体系を検証した結果、ほ場作業時間は16.4時間/haとなり、成熟期の異なる品種の組み合わせにより個別...
要約 水稲「関東188号」は、「ヒノヒカリ」と「稲系517(アケノホシ/月の光)」の交配から育成せれた、直播栽培向きの田収系統である。出穂期は「朝の光」並の中生に属し、やや短稈・穂重型の草型で、密播条件と...
要約 水稲の湛水直播栽培におけるカルガモによる被害は、播種様式や播種後水管理等の耕種的対策を組み合わせることにより、無被害圃場の5~10%程度の減収に軽減できる。 背景・ねらい 水稲の湛水直播栽培では、播...
麦あと湛水散播水稲における「ころび型倒伏」軽減のための水管理法
要約 湛水散播で発生しやすい「ころび型倒伏」は、(1)播種後の落水出芽方式と(2)間断灌水、及び(3)中干しの早期開始による強い中干しを組み合わせた水管理法の実施で軽減でき、登熟向上による収量確保と作業性の...
要約 日本の農業用水の需要を、2001年から2010年まで予測を行った。その結果、水田が減少し、農業用水に余剰が出ると予測された。一方、FAOなどの2020~2030年の人口と食料の予測では2020年以降の中期的には、食...
スクミリンゴガイ生息圃場における麦用播種機を利用した水稲の簡易代かき同時直播による栽培体系
要約 麦播種機を利用した水稲の簡易代かき同時直播栽培は,播種後の落水管理によって,スクミリンゴガイの食害を回避できるとともに,移植栽培とほぼ同等の収量・外観品質が得られる。水管理は播種後20~25日まで落...
シラス水田における麦用施肥播種機を利用した水稲の代かき同時施肥播種法
要約 麦用施肥播種機は一部改良することで,水稲の代かき同時播種に使用でき,植代・施肥・播種を一工程で行えるため,作業時間を短縮できる。落水出芽法で播種深度が確保でき,生育及び収量・品質も慣行播種法と同程...