飼料用セイヨウアブラナと飼料イネを併用した繁殖牛の冬季放牧技術
要約 飼料用セイヨウアブラナは冬季でも枯れることなく、また蛋白質成分が高いため、繊維源の飼料イネとの併用により、補助飼料なしで維持期の繁殖牛を冬季間に放牧飼養することができる。この冬季放牧に要する繁...
マルチプレックスPCRによるイネウンカ類3種の簡易識別法の開発
要約 4種類のプライマーを同時に用いるマルチプレックスPCR法により、水稲の重要害虫であるイネウンカ類3種を簡易識別する手法である。イネウンカ類1個体につき1回のPCRで、個体の発育ステージを問わず、種の識別...
化学合成殺虫剤を半減する新たなトマト地上部病害虫防除体系マニュアル
要約 トマト地上部の難防除害虫の防除に有効な天敵資材やその効果を増強する天敵温存植物と天敵誘引装置、さらに害虫忌避剤、侵入防止資材について、特徴と利用法を解説するマニュアルである。これらの技術の組み...
要約 ナラ林を伐採し、丸太を大量に集積しておとりとして、カシノナガキクイムシを誘引する防除法を開発しました。使用した丸太は、使用後チップとして利用して低コスト化につなげ、伐採したナラ林は多様な種から...
トビイロウンカの吸汁を阻害する栽培イネの遺伝子(BPH26)を特定
要約 インド型のイネ品種から、イネの重要害虫であるトビイロウンカに対して抵抗性を示す遺伝子BPH26(ビーピーエイチ26)を単離した。BPH26遺伝子を導入したイネでは、トビイロウンカは口針を...
苗立ち安定化に向けた鉄コーティング種子を活用した水稲の無代かき直播
要約 鉄コーティング種子の無代かき表面直播における水管理は播種時の湛水、出芽始の落水および本葉展開時の湛水から成る。無代かきでは減水深が大きく出芽始に滞水部が発生しにくいため、還元障害を回避でき苗立...
要約 収穫後、圃場に残ったばれいしょ塊茎は、土壌凍結深30cmで死滅する。土壌凍結深制御手法に基づいて決定したスケジュールでの、雪割りにより、本条件の達成で野良イモ個体数を無処理対比5%以下に減らすことが...
要約 マツモトコナカイガラムシのフェロモンは、他のコナカイガラムシ類のフェロモン(モノテルペン)とは全く異なるヘミテルペン系化合物であることを明らかにしました。この物質は簡単に合成できるため、本種の...
合成性フェロモンを利用したアカヒゲホソミドリカスミカメの被害予測技術
要約 水田内に設置した合成性フェロモン剤を誘引源としたトラップの出穂後5日間のアカヒゲホソミドリカスミカメ誘殺雄数から、その水田の斑点米被害発生確率を予測し、防除要否、回数を判断する技術である。 キー...
要約 コナカイガラムシ類の土着天敵である2種の寄生蜂を強力に誘引する物質・シクロラバンデュリルブチレートを発見しました。これらの天敵を誘引することで、コナカイガラムシ類の防除に役立てることができます...
飼料イネ2回刈り乾田直播栽培における「ルリアオバ」を活用した雑草防除法
要約 飼料イネ2回刈り乾田直播栽培では、雑草抑圧力の強い「ルリアオバ」を作付けし、イネ出芽前に非選択性除草剤、入水前に茎葉処理型除草剤を処理する除草体系を基本とし、雑草が多発する水田では、入水後に再...
用途にあわせて機能やデザインを選択できる新型フィールドサーバ
要約 フィールドサーバのケース(筐体)、内部の基板、センサ等が完全にモジュール化され、BTO型 PCのように用途や予算にあわせて搭載機能や筐体構造を選択できる。筐体の強度が大幅に向上し、輸送時や農業機械の接...
抵抗性品種に対するツマグロヨコバイの加害性獲得に適応度低下は認められない
要約 抵抗性イネ品種を加害するツマグロヨコバイのバイオタイプは、抵抗性品種に対する加害性の獲得によって、幼虫生存率、幼虫発育期間、成虫の生存日数、産卵前期間および総産卵数などの生活史形質に関して適応...
要約 2畦用畦立マルチャを基軸にトラクタバッテリ電源を利用した作業機を組み合わせることにより、焼酎原料用サツマイモの植付前作業の作業可能面積は約2倍に拡大できる。加えて、燃料費、労賃削減と、資材の畦内...
要約 飼料イネ栽培前に牛ふん堆肥を施用する場合、熟度にかかわらず施用から代かきの期間が短いほど、作土の土壌溶液窒素濃度が高く、飼料イネによる堆肥中窒素利用率も高い。堆肥を代かき間近に施用することで、...
環境への負荷がより小さい低濃度エタノールを用いた低コストの新規土壌消毒法
要約 本土壌消毒技術は、エタノールを水で2%程度に薄めて畑土壌が湛水状態になるまでかん水処理した後、農業用ポリエチレンフィルムで土壌表面を覆い、1週間以上放置するという簡便な技術であり、臭化メチルの...
要約 ブームスプレーヤ型静電散布機は、パルス電源と環状電極を用いて散布粒子を帯電させる散布機である。ブームスプレーヤの慣行散布と比較して、散布量を3割程度削減してもキャベツの側面、葉裏面への薬液付着...
野外採集したヒメハナカメムシ類によるシシトウガラシのアザミウマ類防除
要約 野外で宿根バーベナなどの景観植物を栽培するとヒメハナカメムシ類が自然発生し、6~7月に 多くなる。そのヒメハナカメムシ類を天敵採集装置で採集して雨よけ栽培シシトウガラシに放虫すると、 重要害虫ア...
要約 高機能フィールドサーバはセンサを24個まで接続でき、インターネットラジオ、GPS等を目的に応じて選択し搭載できる。フィールドサーバ間はWi-Fiによるメッシュネットワークで接続し、一部の通信回線が途切...
水稲「ヒノヒカリ」のトビイロウンカ抵抗性同質遺伝子系統新品種「関東BPH1号」
要約 水稲品種「関東BPH1号」は、インド型系統IR54742(GSK178-2)が持つO.officinalis由来のトビイロウンカ抵抗性遺伝子bph11を、戻し交配とDNAマーカー選抜により「ヒノヒカリ」に導入したトビイロ...