要約 5齢4~5日のカイコ幼虫を0~5℃の低温で麻酔処理した後、赤外線レーザ光で外皮のみを切開することにより、カイコ幼虫の体液採取が効率的に行える方法を、考案し、それを利用した自動体液採取装置を開発した。...
要約 カイコ幼虫が脚で物にしがみつく力である把握力を正確かつ迅速に測定するため、把握力測定装置を試作した。この把握力測定装置は、定速引張機、デジタル式張力計、計測ソフト、パソコン等からなり、幼虫脚の...
要約 二段循環型の壮蚕飼育装置は、フレームの内側に二段のレールを装備し、飼育台車を水平移動させる。フレームの前後には飼育台車の循環用として4本のスクリューボルトによる昇降機構を備え、廃条の運搬距離を...
要約 稲麦用2条刈りバインダーと野菜作業車を組み合わせ、晩秋蚕期の中間伐採に使用する条桑刈取機を開発した。本機は収穫条桑の搬出が可能であり、バインダーを取り外すことにより野菜の収穫作業等に使用可能で...
要約 超多回育において高品質繭を安定的に生産するために、蚕病の発生予察法を取り入れて開発した防疫管理の新技術体系は、従来の方法と比べて経費及び作業時間で約70%、ホルマリン使用量で約60%であり、省力・低...
要約 カイコ核多角体病ウイルス(BmNPV)のゲノムDNAをカチオン性脂質と混合してカイコ5齢幼虫に注射することによって効果的に発病させることができ、ウイルス汚染の発生しない安全な接種が可能である。 背景・ね...
要約 カイコを利用した有用物質の生産を目的とした飼育に利用できる、人工飼料粉体と熱湯との混合調製からペースト状飼料の移送、飼育箱への給餌までの一連の作業を無人で自動的に実行する全自動給餌システムを構...
要約 密植機械化桑園において、被覆肥料配合固形肥料を用いた年1回施肥法は従来の施肥法と比べ収量に差はなく、施肥管理作業の省力化が図られる。 背景・ねらい 先進国型養蚕に対応した栽桑技術を確立するため、<...
要約 当場施設を用いた組織培養桑苗生産は、しんいちのせの場合、夏で450本の継代を9回実施して11,089本のセル成型苗を生産でき、苗1本当たりの生産費は約36円と試算される。同様に冬では、300本の継代を8回実施...
要約 桑育成系統「本75-26」に「No.3001」を交雑し、普通植向き桑系統[「本87-99」を選出した。本系統は夏切ともに「しんいちのせ」より多収である。枝条の伸長は劣るが、枝条数は多く、やや展開する姿勢を示すこ...
要約 乗用運搬車に茶園用剪枝機を装着して1人作業で桑の収穫ができる安価で操作が易しい桑収穫機を開発した。この機械での10a当たりの収穫時間は4時間で従来のバインダー型桑収穫機と同等の能率である。 背景・ね...
要約 基幹労働力2人で繭生産量10tの大規模養蚕モデルを設定し、省力的な新技術の組立を行った。年間労働時間は 1,746時間で、これは現行の全国平均の約10%であり労働生産性は飛躍的に向上する。 背景・ねらい 繭...
要約 10t養蚕に対応した桑園の省力的管理技術を確立した。桑園管理は、乗用型管理機により育蚕作業と競合しない冬期間に主体的に行う。また、桑園造成は組織培養苗を機械で植付けすることにより省力的に行う。 背...
要約 大規模超多回育養蚕に対応できる桑収穫技術体系を確立した。桑の収穫は切断条桑収穫機で行い、収穫体系は2年3回輪収形式を主体とし、全蚕期基部伐採する。これにより、条桑の刈取から運搬車への積込みまでの...
要約 中山間地域の機械収穫に適応する桑品種は、はやてさかり、みつみなみである。これらの品種は畦間1.2mの機械収穫桑園(桑苗横伏法)とし、春蚕期は基部伐採用簡易条桑刈取機、夏秋蚕期は中間伐採型条桑刈取機...
要約 乗用バインダ型条桑収穫機を利用して大規模多回育養蚕に対応する高能率桑収穫技術を確立した。本機を効率的に活用するため条桑運搬用のコンテナや生育制御技術を開発し、適応桑品種を選定した。また、各種乗...
結束型条桑収穫機を利用した大区画桑園での収穫・搬出・搬送システム
要約 大区画桑園での結束型桑収穫機による桑収穫から搬出・搬送に至る高能率システムを構築した。これにより収穫桑1t当たりの作業時間は1.24時間と省力化できる。また、収穫条桑の搬出用にキャスター付の軽量化し...
要約 蔬菜栽培等で利用されているクローラ型搬送機に、簡易に装着できる桑運搬用アタッチメントを開発した結果、収穫条桑1t当たりの園外搬出~運搬車積載までの作業時間が、従来の人力作業に比較して約45%に短縮...
要約 条払い上蔟法を前提に、開発した自動条払い機、自動熟蚕秤量機、自動熟蚕振込機及び蔟懸垂循環装置等を利用した機械化システムと、熟蚕収集から蔟への振込みに至る高能率作業体系を策定した。これの従事者は...
要約 「一ノ瀬」に桑育成系統「本65-87」及び「No.3001」を交雑し、桑系統「本88-35」及び「本88-48」を選出した。いずれも多収性を有するが、やや展開する姿勢を示すことから、普通植栽培に適するものと考えられ...