要約 萌芽性の劣る「タマアカネ」の直播栽培では、種いもの萌芽処理で初期生育を促進できる。また、挿苗栽培より劣る上いも率および上いも1個重の確保には疎植が有効であり、収量向上にはマルチ栽培が有利である...
要約 刈り取り部と切り花収容部およびフラワーネット回収装置を備えた小ギクの一斉収穫機である。切り花に損傷を与えることなく刈り取りでき、慣行の収穫布を用いて切り花を結束できる。搬出台車との組み合わせに...
要約 圃場や放牧地においてロールベールを給飼する際に、ロールベールに上面から被せる枠型柵で、軽量で簡易に移動・設置できる。稲発酵粗飼料の細断ロールベール給与に用いると、残飼量を削減でき、給与の無駄を...
要約 加工・業務用カボチャにおける直まき、自然受粉、着果節位以上の側枝を放任する省力整枝栽培の生育・収量は、慣行栽培と同等である。一斉収穫を組み合わせると管理作業時間は慣行栽培の約5割に削減され、大...
抵抗性品種に対するツマグロヨコバイの加害性獲得に適応度低下は認められない
要約 抵抗性イネ品種を加害するツマグロヨコバイのバイオタイプは、抵抗性品種に対する加害性の獲得によって、幼虫生存率、幼虫発育期間、成虫の生存日数、産卵前期間および総産卵数などの生活史形質に関して適応...
ナシ樹体ジョイント仕立ては規模拡大や剪定作業の初心者委譲に向いている
要約 ジョイント仕立ては直線的単純樹形で、剪定は側枝更新と一定方向への棚付けとなり、「幸水」で慣行仕立てより最高40%作業時間が減少する。また、初心者も熟練者の慣行と同等の作業時間で剪定が可能であり、...
半自動型移植機といも類小型収穫機を利用した落花生の省力化技術
要約 移植機を利用した播種作業は、条間90cmの平高畝に株間24cm、深さ3cmに一粒播種することで、慣行と同程度の収量が得られ、作業時間を慣行の約50%に省力化できる。いも類小型収穫機を利用した掘取り・反転作...
マルチを利用した播種期前進化による直播エダマメの作期拡大技術
要約 低温期に播種したエダマメは、黒色ポリマルチを利用すれば出芽は安定し旺盛な生育と収量が得られる。また、品種と播種期を組み合わせた段播計画により、4月下旬から6月上旬播種の省力的な直播栽培だけで、...
「雪姫」の12月出荷における挿し穂及び発根苗低温処理による生育・開花促進
要約 福岡県で育成した白色系の電照栽培用秋ギク「雪姫」は、電照抑制12月出し栽培で、挿し穂及び発根苗をそれぞれ2.5℃で3週間低温処理を行って夜間最低気温15℃で栽培することにより、茎伸長がよくなり、開花が促...
畝内表層施肥同時畝立て成型マルチャを用いるレタス施肥の減量・省力化
要約
畝立て成型マルチャに施肥機を搭載し、マルチ被覆と同時に表層5cmに肥料を混和する畝内局所施肥を行うと初期から生育が旺盛となる。施肥量は慣行の全面全層施肥の窒素成分30kg/10a...
要約 搾乳ロボットを導入した持続的な経営モデルはアブレストパーラーとの併用方式であり、投資を自己資金で行い、経産牛1頭あたり乳量を10,000kg以上にする必要がある。 キーワード 搾乳ロボット、経済性、経営...
背景・ねらい
日本海の重要資源であるスルメイカは、近年良好な資源水準を維持しているものの、価格が低迷している。さらに燃油高騰によって操業経費が上昇し、漁業者の経営を圧迫している。スルメイカの漁...
新たに開発した豚子宮深部注入カテーテルを用いた人工授精の実用化
要約 子宮深部注入用カテーテルを用いると、従来より少ない精子数でも十分な受胎率及び分娩成績が得られ、生産現場においても子宮深部人工授精法の導入により精液の効率的利用を促進できる。 キーワード 子宮深...
要約 「おおきみ」は、平均果重が20g以上の極大果で日持ち性と食味に優れ、摘果作業が不要な促成栽培用イチゴ品種で、萎黄病、炭疽病およびうどんこ病に対して抵抗性を有する。 キーワード イチゴ、極大果、日持...
要約 乳用子牛の2ヵ月齢からの育成早期放牧においても、標準発育を示した。血液成分、VFA 濃度の変化から、2ヵ月齢の乳用子牛については、放牧開始後3~4週間程度を馴致期間ととらえ管理することで放牧管理が...
基盤整備直後にイブキジャコウソウを栽植被覆する法面管理の経営評価
要約 基盤整備直後の農地法面にイブキジャコウソウを栽植被覆する場合、100m2当たり導入経費(資材費+労働費)は36,779円、作業時間は約48時間である。年間労働時間は、定植3年目以降に慣行を下回り、累積費用...
要約 エダマメコンバインは、ほ場内でエダマメ株の刈り取りと脱莢を行う自走式の作業機である。開発機は上下一対の櫛形でエダマメ莢をもぎ取るため、分枝の多い品種でも脱莢率が高く、機械的損傷が少ない。作業能...
要約 水稲の通常期における田面水位及び乾田直播の発芽・苗立ち時、転換畑の地下灌漑時の地下水位などをあらかじめ設定した水位に自動調節する水位管理器。簡単かつ低コストで水管理の省力化・適正化を実現でき...
エブ&フローシステムにおけるサツキの窒素濃度管理による栽培期間短縮法
要約 サツキのコンテナ栽培において、エブ&フローシステムを利用した最適な窒素の管理栽培を行うことで、慣行コンテナ栽培と比較して最大9ヶ月栽培期間を短縮し、品種によっては鉢上げから最短3ヶ月で量販店規格...
イチゴが9月から収穫可能な「短日・スポット夜冷処理システム」
要約 イチゴを短日処理しつつクラウン周辺を局所冷却する「短日・スポット夜冷処理システム」は、6月下旬の本ぽ定植後、9月中旬までの処理で9月中下旬から収穫でき、えき花房が連続出らいし、定植適期の拡大、...