要約 果物の家計消費が長期的な減少傾向にある中で贈答用果物への支出は一定水準を維持しており、その市場規模は約2,670億円と推計される。特に、果物生産地における地元消費者の贈答利用が顕著であり、果物の販...
要約 日本ナシ「幸水」のハウスおよび露地栽培で寒天0.1%添加した10%ショ糖溶液を用いた人工受粉では、花粉希釈倍率が250倍で慣行の梵天受粉と同等の結実が確保でき、果実品質もほぼ同程度であるが完全種子数は少...
黒ボク土におけるニホンナシ新品種「あきづき」の収穫始期判定法
要約 満開後33日間の平均気温と満開日から収穫始期までの日数の間には、相関関係が認められ、収穫始期は満開後33日間の平均気温から予測できる。予測日を基に澱粉反応値2.0以下、糖度12%以上、地色4.0を目安に収...
要約 日本ナシ「豊水」は有機配合肥料区に比べ肥効調節型肥料区は収量が多く、果実品質も優れ、年1回施肥や年間窒素投入量を削減するなど、施肥作業の省力化が可能となり、環境への負荷も軽減できる。 キーワード...
要約 日本ナシ「筑水」の自然条件下での自発休眠覚醒に必要な7.2℃以下の低温要求量は700~750時間である。 キーワード 日本ナシ、筑水、自発休眠覚醒、低温要求量 背景・ねらい 日本ナシ「筑水」は、成熟期が早く...
要約 日本ナシ「新高」のみつ症は、8~9月の適度な潅水、9月の1か月間の遮光処理、交配後20日目の早期の小袋かけ、満開後10日目及び満開後100日目からの10日間隔、各5回のカルシウム剤散布、早期収穫と低温貯蔵の...
要約 日本ナシ「新高」では、「新興」、「にっこり」、「鴨梨」等が受粉用品種として適する。全花そうの約半数の花芽の先端を3/4程度切除すると摘果時間が約1/2に短縮でき、受粉に羽毛回転式接触型の人工受粉機を...
日本ナシにおける強風による落果軽減のための棚の鋼管パイプ補強および収納式支柱設置
要約 日本ナシの台風被害の軽減対策として鋼管パイプを棚に設置し、併せて台風来襲時のみに折りたたみ式の支柱を用いることにより、棚の振動は従来の鋼線棚と比較して鋼管補強のみで約50%、さらに収納式支柱併用...
要約 「興津2号」を母親に、「花御所」を父親とする完全甘がき新品種「53-1」を育成した。「伊豆」に続いて収穫できる早生の甘がき品種で、果皮色が赤く、果実重も250g前後となり、直売に適する。 キーワー...
要約 日本なし 「幸水」は高樹齢化によって樹勢低下が目立ってきているが、摘らいによって短果枝の展葉数が増加し、新梢の発生も多くなり樹勢回復に有効である。果実肥大は促進され、小玉果が減少し収益性が向上...
要約 日本ナシ「幸水」で、農林水産省果樹試験場で開発された満開後33日間の平均気温から収穫期(盛期)を予測するモデルを改良した鹿児島県用モデルによって、精度の高い予測が可能である。鹿児島県果樹試験場・...
要約 日本なしのせん定作業に雇用労力を導入し、園主等の基幹従事者と労働調整を図るための作業法を開発した。せん定適期前の落葉期までに園主がせん除する側枝に目印を付け、当該側枝等のせん定作業は雇用者に委...
要約 日本なし「幸水」、「豊水」、「南水」の成熟日数は、満開日から30日間の平均気温と高い相関がある。各品種の回帰式は、幸水:y=-3.65x+177.3、豊水:y=-4.29x+203.3、南水:y=-4.06x+209.6(xは満開日から3...
要約 日本なし「豊水」では、直径2cm程度の太さまでの側枝を用いることにより、1果重を減少させることなくせん定作業の省力化が図れる。側枝の肥大の抑制には、側枝上の短果枝を少なくし、長大になりそうな新梢を...
日本なし「幸水」の波状棚・早期加温栽培の軽作業・労働分散効果
要約 積雪地域における日本なし「幸水」の周年被覆・単棟ハウス、波状棚・斜立主幹形による早期加温栽培は、平棚での従来施設栽培より作業姿勢が改善され、労働時間も短縮できる。また、露地との組合せにより、集...
要約 「新高」×「幸水」の交雑により、日本なし新品種「陽水」を育成した。「豊水」と「新高」の間に収穫できる晩生の赤なし品種で、糖度が14度以上と高く、果重が約1kgと大きい。 背景・ねらい 愛知県の日本なし...
要約 日本なし「八里」の収穫適期は満開後105日~115日であり、収穫に適した果皮色はナシ地色用カラーチャートの値で3~4である。また、着果枝については腋花芽より2、3年目の短果枝で果重が大きく、果実の変形が...
要約 「新高」の長果枝利用栽培では慣行の短果枝主体栽培に比べ整然とした樹形で、せん定作業が省力化できる。また、果実重・果実品質に差はない。高知県農業技術センター果樹試験場 背景・ねらい 「新高」の長果...
日本ナシ「新高」果実の比重測定によるす入り果の判別および発生予測法
要約 日本ナシ「新高」のす入り果は、収穫果実の比重測定により非破壊で判定でき、果実比重は果実横径と果実を水中に入れた時の浮上した部位の比により推定できる。収穫予定日2週間前の果実比重から、収穫期の果...
「ラ・フランス」より早く出荷できる西洋なし新品種「越さやか」
要約 「バートレット」に「ラ・フランス」を交雑して西洋なし新品種の「越さやか」を育成した。収穫適期は9月下旬で、10月上旬から可食期となる中生品種であり、食味は甘酸に富んで良好である。花芽着生が良く早...