いも類等同質倍数体作物における全ゲノム配列を用いた量的形質遺伝子座迅速検出法
要約 バレイショ、サツマイモ等の同質倍数体作物の交雑集団において、目的形質の有無で分別した個体群をそれぞれまとめて全ゲノム配列を取得し、各相同染色体に固有の一塩基多型を抽出し、その出現頻度を比較する...
要約 ニホンナシ成熟果実の主要な糖の含量を、育種実生集団においてQTL解析すると、スクロースからフルクトースとグルコースの代謝に関わるQTLが第1連鎖群と第7連鎖群に、全糖含量のQTLが第11連鎖群に同定される...
長期観測データが明らかにする森林の動き ~森林の構造や炭素蓄積の変化を見る~
要約 シベリアから熱帯域に至る代表的な森林において森林動態と炭素蓄積に関する長期モニタリングを進め、攪乱後の熱帯雨林の回復過程など短期間の調査ではわかり得ない変化を明らかにしました。 背景・ねらい 森...
要約 ニホンナシ「豊水」の葉緑体ゲノムの全塩基配列は、159,920塩基対から構成され、合計113の遺伝子をコードしている。リンゴやモモの葉緑体ゲノムと比較し、ニホンナシ特有の多型領域が存在する。 キーワード ...
要約 ニホンナシから単離した8種類の新規レトロトランスポゾンは、約9kbpのコピア型の遺伝子配列を持ち、構造的に2種類に大別できる。蛍光 in situ ハイブリダイゼーション解析から、数十のコピーが染色体に散在...
要約 水稲「うしゆたか」は、青森県で熟期が“中生の早”の粳種である。耐倒伏性が強く直播適性があり、黄熟期の全重収量が高く稲発酵粗飼料としての特性も優れていることから、青森県の飼料作物奨励品種に指定され...
要約 金華豚×デュロック種の交雑F2個体における背腰長に関連するQTLを対象とした両方向のマーカーアシスト選抜により、F3産子の背腰長に有意な差が見られる(p0.01)。このことから、上記交雑家系における背腰長...
要約 ブタ第4染色体に検出された筋肉内脂肪含量QTLにおいて、金華豚型アリルはデュロック型アリルと比較し、筋肉内脂肪含量を増加させる効果がある。 キーワード ブタ、DNAマーカー、QTL、筋肉内脂肪 背景・ねら...
青果物購買におけるSEICAネットを利用した生産履歴情報公開の効果
要約 SEICAネットを利用し生産履歴情報を公開している青果物は、購買において安全性を重視する消費者に購入されると期待でき、その安全性から顧客に高い満足感を与える効果がある。 キーワード 生産履歴、情...
要約 日本の栽培モモにおける重要な形質である果肉色(白色/黄色)、果実pH(高/低)及び核の粘離性(離核性/粘核性)について遺伝子地図上の位置を同定した。さらに連鎖するDNAマーカーにより各形質を選抜す...
要約 肉用牛の超音波肉質診断技術において、コンピュータによる画像解析により、診断精度の向上を図ることができる。また、肥育牛の産肉形質変化の調査結果を基に、24か月齢での出荷時脂肪交雑等級の推定が可能で...
モモの連鎖地図統合による新しいセンチュウ抵抗性遺伝子等の情報の獲得
要約 開発した SSR 等のマーカーによってモモの連鎖地図を作成し、欧州の標準地図と統合し比較すると、新しい2つのネコブセンチュウ抵抗性遺伝子の存在と染色体の転座の可能性が認められる。 キーワード モモ、S...
要約 近赤外分析法を用いた豚ふん堆肥成分のうち、全窒素、全炭素、粗灰分、全リン酸では、高い分析精度が得られ、豚ふん堆肥成分の簡易分析法として利用できる。 背景・ねらい 肥料を流通させる場合、成分等を明...
異なったメバチ系群を判別する遺伝子マーカーの発見と系群間の混合率推定
要約 大西洋とインド-太平洋のメバチ2系群を判別できるミトコンドリアDNAマーカーを発見した。南アフリカ周辺の漁場で収集したメバチ標本を分析したところ、2系群からの個体が時期と海域によってさまざまな割合で...
要約 「赤芽」×「寿星桃」の F2 集団を用いて、モモの遺伝子地図を作成した。本地図は、同じ連鎖群に属する3種類の形態形質(赤葉、わい性、細葉)、及び83 種類の DNA マーカーから構成される。 背景・ねらい <...
要約 アブラナ科植物のS複合遺伝子座にある雌しべの自己認識糖蛋白質の遺伝子であるSLG及びSRKをそれらに特異的なプライマーを用いてPCR法で増幅し、4塩基認識の制限酵素で切断後アクリルアミドゲル電気泳動...