カドミウム低吸収性の水稲新品種「ふくひびき環1号」、「えみのあき環1号」
要約 「ふくひびき環1号」、「えみのあき環1号」は、多収品種「ふくひびき」、直播栽培向き良食味品種「えみのあき」にカドミウム低吸収性を導入した同質遺伝子系統である。 キーワード 水稲、新品種、カドミウム...
餅等の硬化が遅く、いもち病、イネ縞葉枯病に強い水稲糯新品種「愛知糯126号」
要約 「愛知糯126号」は、愛知県と農研機構が共同で開発したコシヒカリ熟期のいもち病、イネ縞葉枯病に抵抗性を持つ水稲糯品種である。生餅や大福等の餅菓子、米粉ブレンドパン等の柔らかさ保持性に優れるため、...
要約 96個の一塩基多型を利用して、10カ所のイネいもち病抵抗性遺伝子座上の合計24種類の遺伝子の有無を識別するアレイである。接種検定によらず簡便かつ正確に識別できる本アレイを利用することで、品種や系統に...
いもち病に強く耐倒伏性に優れる多収良食味水稲新品種候補系統「奥羽424号」
要約 「奥羽424号」は、寒冷地中部では"やや早"熟期に属する粳種である。いもち病圃場抵抗性は、葉いもち、穂いもちともに"かなり強"である。耐倒伏性は強く、多収で、良食味である。 キーワード イネ、多収、い...
耐倒伏性に優れる早生の飼料用米水稲新品種候補系統「岩手122号」
要約 「岩手122号」は、寒冷地中部では、出穂期、成熟期とも"かなり早"の粳系統である。岩手県で栽培されている飼料用米品種「つぶみのり」に比較して、耐倒伏性が強く、いもち病に強く、安定多収である。 キーワ...
要約 ライグラスの新規いもち病抵抗性遺伝子LmPi2はライグラス第3連鎖群に座乗し、単独でいもち病抵抗性を制御する。 キーワード いもち病、QTL解析、抵抗性遺伝子座、DNAマーカー、ライグラス 背景・ね...
3つの冠さび病抵抗性遺伝子を持つイタリアンライグラス新品種「那系33号」
要約 イタリアンライグラス「那系33号」は収量性と耐倒伏性に優れる品種「はたあおば」に3つの冠さび病抵抗性主働遺伝子を集積した品種である。約7割の個体が冠さび病抵抗性を示し、「はたあおば」より収量はやや...
SSRマーカーを用いた同一品種栽培圃場間のいもち病菌集団の識別
要約 選択したSSRマーカーによりいもち病菌のハプロタイプを判別することで、同一品種を栽培する離れた圃場間のいもち病菌集団を識別し、集団間の遺伝的差異を評価できる。 キーワード SSRマーカー、イネいもち病...
いもち病抵抗性極強の直播向き良食味水稲新品種候補系統「奥羽407号」
要約 「奥羽407号」は、寒冷地中部では“中生の晩”に属する粳種である。耐倒伏性が強く、直播栽培に適する。いもち病圃場抵抗性遺伝子Pi39を有し、いもち病圃場抵抗性は“極強”で...
ミルキークイーンの出穂性を改変した水稲新品種「ミルキーサマー」
要約 低アミロース米品種「ミルキーサマー」は「Kasalath」の出穂遺伝子Hd1を有する「ミルキークイーン」の準同質遺伝子品種である。出穂性は「ミルキークイーン」と比較して関東で早生に、亜熱帯環境で...
多収・良食味で直播栽培に適する複合耐病性水稲新品種「たちはるか」
要約 「たちはるか」は、成熟期が「あきまさり」並の晩生種で、移植、直播栽培の双方で倒伏に強く多収である。いもち病、縞葉枯病に抵抗性で、「ヒノヒカリ」に近い良食味である。酒造原料用に適するほか、主食業...
要約 「奥羽PL6」は、東北地域中部では“中生の晩”に属する粳種である。土壌Cd(カドミウム)濃度が高い圃場において、安定して玄米Cd濃度が低い。玄米Cd低吸収性QTL(qLCdG11)を保有し、交配後...
飼料作物病害標本データベースの作成と飼料作物病害図鑑による公開
要約 畜産草地研究所で保管する飼料作物病害さく葉標本の病名、採集地等の情報をデータベース化し、これをインターネット版飼料作物病害図鑑で公開する。この図鑑には主要病害の病徴、病原菌、生理・生態および防...
イネいもち病抵抗性遺伝子Pit保有品種を同定できるDNAマーカー
要約 イネいもち病抵抗性遺伝子Pitの抵抗性に最も関与する配列に構築したDNAマーカーは、日本型、インド型品種のPitを保有する栽培イネ品種の同定に利用できる。 キーワード イネいもち病、抵抗性...
水稲「ヒノヒカリ」のいもち病真性抵抗性同質遺伝子系統新品種候補「関東IL6号」
要約 水稲「関東IL6号」は、インド型系統IR65482-136-2-2が持ついもち病抵抗性遺伝子Pitaを、戻し交配とDNAマーカー選抜により「ヒノヒカリ」に導入したいもち病抵抗性準同質遺伝子系統である。 キーワー...
水稲「コシヒカリ」のいもち病抵抗性同質遺伝子新品種候補系統「関東IL9号」
要約 水稲品種「関東IL9号」は、いもち病国際判別品種「IRBL9-W」が持ついもち病抵抗性遺伝子Pi9を、戻し交配とDNAマーカー選抜により「コシヒカリ」に導入したいもち病抵抗性同質遺伝子系統である。 キー...
いもち病圃場抵抗性遺伝子Pi34を保有するイネ個体を選抜できるDNAマーカー
要約 DNAマーカーChu82、Chu87、Chu102、Chu4020は、いもち病圃場抵抗性遺伝子Pi34保有品種と非保有ジャポニカ品種間で異なる増幅断片長を生ずる共優性のマーカーで、選抜育種に利用できる。 キーワード ...
イネ穂いもち圃場抵抗性遺伝子Pb1の単離と遺伝子進化の過程解明
要約 イネ穂いもち圃場抵抗性の原因遺伝子Pb1を単離し、遺伝子の構造および発現特性から長期間にわたって抵抗性が安定である理由の一端が解明された。また、穂いもち抵抗性獲得に関わる遺伝子進化の過程を...
トビイロウンカと縞葉枯病に強く、高温登熟性に優れる水稲品種候補「西海267号」
要約 水稲「西海267号」は「ヒノヒカリ」熟期の複合抵抗性系統である。マーカー選抜により、トビイロウンカ、縞葉枯病、穂いもちに対する抵抗性遺伝子が導入されている。「ヒノヒカリ」よりも高温登熟条件下での...
要約 いもち病ほ場抵抗性遺伝子pi21を単離し、既知の抵抗性遺伝子とは異なる構造と機能を持つこと、この遺伝子は我が国の陸稲など、ごく一部のイネのみが持つことを明らかにした。また、pi21は食味...