要約 農林水産省で新たに制定された「二枚貝等の貝毒のリスク管理に関するガイドライン」に基づく安全かつ効率的なリスク管理体制の確立を目的とし、機器分析法および簡易分析法に関するマニュアルを作成・公開す...
GC-MS/MSによるペルフルオロアルキル化合物(PFAS)とその類縁化合物の高感度一斉分析法
要約 分析需要が高いFTOHsやFOSAs/FOSEsと、PFAS類縁化合物(ヨウ素・臭素体置換体)の総合的評価のためのGC-MS/MSによる一斉分析法である。複数化合物の濃度を一回の測定で効率よく高感度に計測でき、環境中の微量...
リンゴ「ふじ」のみつ入り果には揮発性成分の偏りと水ポテンシャル勾配が存在する
要約 リンゴ「ふじ」のみつ入り果とみつ無し果について、果肉の外周部位と内側を比較すると、みつ入り果のみで内側(みつ部位)の揮発性成分が多く、糖度は低く、細胞膨圧の低下と関連する水ポテンシャルの勾配が存...
パン製品の原料小麦の産地判別に向けた小麦由来タンパク質の安定同位体比分析法
要約 パン製品中のグルテニン画分の安定同位体比は、原料小麦の安定同位体比の特徴を反映している。日本産小麦で作製されたパンのグルテニン画分の炭素・窒素同位体比は、アメリカ産またはカナダ産小麦で作製され...
同位体比分析により土壌中における137Csのエイジングの進行速度を評価できる
要約 作土中の交換態画分について天然の133Csに対する137Csの同位体比を経時的に解析することで、土壌環境変化の影響を受けずに、土壌中の137Csのエイジングによる固定化の進行速度を評価できる。 キーワード 137...
要約 複数のリアルタイムPCR増幅曲線の比較から、ゲノムDNA上で100塩基に1つ以上の切断が生じている割合を理論的に算出し、食品の加工・調理工程によるDNAの断片化の程度を数値化する新規分析技術である。 キーワ...
輸出促進のための輸出対象国における国産農産物の嗜好性データベースの活用
要約 国産農産物の輸出促進のためには、輸出対象国の消費者の嗜好性を把握したうえで、好みに応じた品種を輸出する必要がある。そこで、機器分析などを活用した効果的な嗜好性調査プロセスを明らかにし、調査結果...
要約 土壌中の磁性体成分量を測定することにより、植物試料に混入した土壌量を簡易に推定できる。磁性体成分量は植物試料中に含まれる放射性セシウムが土...
要約 原木栽培および菌床栽培の乾シイタケについて、国産と中国産の炭素・窒素同位体比を比較し、栽培方法および産地による特徴的な分布から、国産と中国産の乾シイタケの産地が判別できる。 キーワード 産地判別...
要約 タイの伝統発酵食品を原材料に基づき分類し、特徴、製造方法、栄養情報および画像を整理し、データベースを構築してインターネット上に公開した。 キーワード タイ, 発酵食品, データベース 背景・ねらい タ...
要約 真空バイアルビンから、気密性の高いガスタイトシリンジを使用して1~5 ml 程度のガス試料を抽出し、当該ガス試料をガスクロマトグラフに注入する作業を簡便に自動化する装置を開発しました。 背景・ねら...
衛星リモートセンシング技術を用いて米国トウモロコシ単位収量を広域把握する
要約 高頻度観測衛星センサ(MODIS)によって観測された植生指数(WDRVI)のトウモロコシ絹糸抽出期7~10日前の値が単位面積あたりの子実収量と高い相関関係を示すことを発見し、アメリカコーンベルトのトウモロコシ...
イネ登熟期の高温が種子登熟代謝に及ぼす影響を示した高温登熟代謝アトラス
要約 高温による遺伝子発現の変化と代謝物質量の変化を網羅的に統合解析し作成した高温登熟代謝アトラスを参照すると、デンプン合成低下や分解の上昇、ショ糖の利用低下、ATP生産能力の低下が、高温下でのデンプ...
要約 トマト褐色根腐病発生履歴がない土壌では、糸状菌群集の類似性が高く、さらにChaetomium属とMortierella属が特徴的である。これらの菌をトマト褐色根腐病発生土壌に接種するとトマトの病徴は...
機能成分高含有農作物・加工食品に対する消費者の認知状況および摂取意向
要約 健康志向の高い消費者の94.6%が機能成分高含有農作物・加工食品の摂取を希望しており、栄養成分や機能成分の高さに魅力を感じている。一方、安全性等に対する不安もあり、有効成分の安全性評価結果並びに成...
精米粉末中カドミウムおよび主要ミネラルの分析に関する技能試験の提供
要約 食総研では、各試験室で使用している分析法の点検等に役立ててもらうため、精米中のカドミウムおよび主要ミネラル分析を対象とした技能試験の提供を開始している。 キーワード 精米、カドミウム、主要ミネラ...
要約 宮城県産カキと韓国産カキの判別の指標として、脂肪酸組成が有効であることを2005年に当情報に掲載した。その後、この手法をより安定的で精度の高い判別技術として確立させるために、年齢、垂下深度、保存条...
高密度遺伝子連鎖地図を高速に構築できるソフトウェアAntMap
要約 AntMapは、アントコロニー最適化を応用した新開発アルゴリズムによって高速に遺伝子座順序付けを行うことができる。これにより、高速・高精度に高密度遺伝子連鎖地図を構築することが可能となる。 キーワ...
要約 イチゴ品種同定用に開発したDNAマーカーを利用して、国内を中心とするイチゴ117品種を約99.9%の精度で同定できる。本分析技術は、マニュアルに従って実施することにより、実施機関や分析者が異なっても極...
要約 小麦専用ホモジナイザーを用いた粉砕・抽出法により、生麦からデオキシニバレノ ールの抽出ができ、慣行法と同様にエライザ分析に供試できる。生麦・乾麦のいずれも1点当たり6分で抽出でき、エライザ分析ま...