測定・分析技術[分析・データ管理技術] and [DNAマーカー]
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国内野生種に由来する高度なサトウキビ黒穂病抵抗性を選抜できるDNAマーカー
要約 飼料用サトウキビ品種「やえのうしえ」の高度な黒穂病抵抗性は、国内野生種「西表8」に由来する寄与率の大きいひとつのQTLに支配され、STSマーカーを用いて選抜できる。 キーワード サトウキビ、黒穂病抵抗...
ニホンナシの交雑育種における重要形質に関連したDNAマーカー情報の整理
要約 主要なニホンナシ59品種・系統におけるニホンナシの重要な育種形質(黒星病抵抗性、自家和合性、早生性、果皮色、黒斑病抵抗性)の遺伝子型および表現型情報を利用することで、ニホンナシ品種育成を加速化する...
要約 ナス品種「とげなし千両二号」が有するとげなし性は、第6染色体の遺伝子座Plによって制御される。遺伝子座Plに連鎖するIndelマーカーによって、とげのある個体ととげのない個体を容易に判別できる。 キーワ...
安定して強い根こぶ病抵抗性を有するナバナ品種「CR早生-B1」
要約 「CR早生-B1」はハクサイ由来の抵抗性遺伝子座の導入により育成された安定して強い根こぶ病抵抗性を有するナバナ品種である。既存の在来品種と同等の収量性および食味を持つ。 キーワード ナバナ、アブラナ...
要約 シャキシャキ・パリパリといった擬音語で表現されるキュウリの食感"クリスプネス"には複数のQTLが関与する。そのうち、第3染色体上には、栽培年次や交配組み合わせが異なる3集団に共通してクリス...
要約 複数の根頭がんしゅ病菌菌株に対して抵抗性を示すリンゴ属の野生種ミツバカイドウを用いて、リンゴの根頭がんしゅ病抵抗性に関与する3箇所の染色体領域を特定した。根頭がんしゅ病抵抗性のリンゴ台木の育成...
リンゴ起源品種から現代品種への染色体ハプロタイプの遺伝自動追跡システム
要約 我が国のリンゴ品種は主に7つの起源品種に由来するため、合計14種の染色体ハプロタイプの遺伝情報は、重要形質を制御する染色体領域やその由来の推定に有用である。複数のコンピューターアルゴリズムを組合...
ニホンナシ育種における黒斑病抵抗性実生の選抜を効率化するDNAマーカーセット
要約 黒斑病感受性と連鎖する2種類のDNAマーカーは、ニホンナシ黒斑病感受性品種に特異的なバンドを増幅できる。本マーカーセットにより検出される特異的なバンドを利用することで、幅広いニホンナシ間の交配にお...
いも類等同質倍数体作物における全ゲノム配列を用いた量的形質遺伝子座迅速検出法
要約 バレイショ、サツマイモ等の同質倍数体作物の交雑集団において、目的形質の有無で分別した個体群をそれぞれまとめて全ゲノム配列を取得し、各相同染色体に固有の一塩基多型を抽出し、その出現頻度を比較する...
最適な交配組み合わせを見つけゲノム選抜を行う自殖性作物の量的形質の改良方法
要約 シミュレーションで予測した交配後代の形質値に基づいて選定した、形質を大きく改良できる交配組み合わせのみを用いて、ゲノミックセレクションを行う方法である。本法は大豆の子実タンパク質含量など多数の...
要約 花粉症発生源対策に有効な無花粉スギを高精度で選抜するには、無花粉の原因となる雄性不稔を引き 起こす遺伝子を特定することが必要です。しかし、スギのDNAは110億塩基と巨大なため、その原 因遺伝子を特定...
フルクタン含量に注目したオオムギの越冬性に関わるDNAマーカー
要約 オオムギの越冬前の茎葉におけるフルクタン含量と越冬性には高い正の相関がある。フルクタン含量が高い品種・系統に共通するフルクタン関連酵素遺伝子群の遺伝子型を判別するDNAマーカーを用いて、越冬性が...
要約 納豆向け大豆品種「すずおとめ2号」は、「すずおとめ」に葉焼病抵抗性を導入して育成した品種である。主要な特性は「すずおとめ」と同等で、葉焼病に抵抗性であるため収量は約2割多く、百粒重は約1~2g大き...
国内で有効なダイズ茎疫病抵抗性遺伝子を有する育成系統を選抜できるDNAマーカー
要約 国内のダイズ茎疫病菌株に広く効果的な抵抗性を示す「すずみのり」は第三染色体短腕に抵抗性遺伝子RpsT1、RpsT2、RpsT3を保有する。3遺伝子を挟むDNAマーカー(BARCSOYSSR_03_209とBARCSOYSSR_03_385)は「す...
スターチシンターゼⅢa遺伝子型による高β-グルカン大麦の選抜とその留意点
要約 高β-アミロース遺伝子amo1は、強連鎖するssⅢa変異型選抜マーカーにより選抜できる。ssⅢa変異型ではβ-グルカン含量が平均約3.6%高くなる効果がみられる一方、硝子率が約7.5%高く、千粒重が約1.5g減少する品質...
大麦の根伸長角度の品種間差異と関連するHvDRO1およびHvqSOR1の多型
要約 大麦のHvDRO1およびHvqSOR1の遺伝子多型が根伸長角度の品種間差異と関連している。排水性の劣る重粘土壌での栽培が一般的である北陸・長野の育成品種の多くが浅根型のHvDRO1を保有している。 キーワード 大...
カドミウム低吸収性の水稲新品種「ふくひびき環1号」、「えみのあき環1号」
要約 「ふくひびき環1号」、「えみのあき環1号」は、多収品種「ふくひびき」、直播栽培向き良食味品種「えみのあき」にカドミウム低吸収性を導入した同質遺伝子系統である。 キーワード 水稲、新品種、カドミウム...
要約 「いとさい1号」は、既存の春夏どり品種を上回る極晩抽性を示す品種である。岩手県内での春まき夏どり栽培では定植後50~60日で収穫でき、毛茸がないためサラダ等の生食にも利用できる。 キーワード ハクサ...
要約 北海道水稲糯品種「きたゆきもち」と「しろくまもち」間で異なる糊化特性および餅の硬化性に関わる遺伝領域が第2染色体上に検出される。領域内の澱粉枝付け酵素SbeIIbのコード領域上に存在するSNPを基にした...
要約 豚抗病性の遺伝的改良のために、リボヌクレアーゼL(RNASEL)遺伝子のプロモーター型をDNAマーカーとして種豚選抜を行い、RNASELの遺伝子発現の増加を通じて白血球貪食能を向上させることが可能である。 キー...