カドミウム低吸収性の水稲新品種「ふくひびき環1号」、「えみのあき環1号」
要約 「ふくひびき環1号」、「えみのあき環1号」は、多収品種「ふくひびき」、直播栽培向き良食味品種「えみのあき」にカドミウム低吸収性を導入した同質遺伝子系統である。 キーワード 水稲、新品種、カドミウム...
ミルキークイーンの出穂性を改変した水稲新品種「ミルキーサマー」
要約 低アミロース米品種「ミルキーサマー」は「Kasalath」の出穂遺伝子Hd1を有する「ミルキークイーン」の準同質遺伝子品種である。出穂性は「ミルキークイーン」と比較して関東で早生に、亜熱帯環境で...
要約 「なんめい」は、クワシロカイガラムシと輪斑病には「強」の、炭疽病には「中」の抵抗性を示す。摘採期は「さえみどり」と同等の早生で、収量は「やぶきた」、「さえみどり」より優れ、製茶品質は「さえみど...
2009年夏の低日照が特に西日本の水稲作況低下に影響したことを農環研データベースMeteoCropで解明
要約 2009年夏の記録的低日照が水稲作況に与えた影響を、農環研で作成したデータベースで解析し、日本海側地域における長期的な低日照傾向と作況低下との関連性を示しました。 背景・ねらい 2009年の夏は、北日本...
ミルキークイーンの出穂性同質遺伝子水稲新品種候補系統「関東IL7 号」
要約 「関東IL7 号」は、「ミルキークイーン」の遺伝的背景に出穂遺伝子Hd1 を含むインド型品種「Kasalath」の染色体断片約560kb を有する低アミロース米系統である。出穂性は、「ミルキークイーン」と比較して関...
要約 耐冷性極強の水稲中間母本系統「北海PL9」は第8染色体短腕に新規の穂ばらみ期耐冷性遺伝子(qCTB8)をもつ。qCTB8の候補領域は1.7cM区間内に推定され、アガロースゲル電気泳動で検出可能なSSRマーカーを用...
要約 気象観測データおよび予測データを用いて農作物生育予測情報、深水管理情報等の情報を発信するウェブシステムは、GISソフトウェアにより任意の地域の情報を提示し、生産関係者が農業気象災害軽減のための栽...
要約 水稲系統関東IL1号は、戻し交配とDNAマーカー選抜により、コシヒカリの遺伝的背景にインド型品種Kasalath由来の出穂性QTL「qDTH6」(Hd1)をコシヒカリの遺伝的背景に導入した極早生同質遺伝子系統である。 ...
低温に特異的に応答するイネ S- アデノシルメチオニン脱炭酸酵素遺伝子
要約
イネ穂ばらみ期耐冷性遺伝子座の特定と塩基配列情報に基づく高精度DNAマーカー
要約 「水稲中間母本農8号」の第4染色体長腕には2つの連鎖する穂ばらみ期耐冷性遺伝子Ctb1とCtb2が存在する。Ctb1が存在する領域は準同質遺伝子系統の耐冷性の比較から約56kbに絞り込まれ、...
低温に特異的に応答するイネS-アデノシルメチオニン脱炭酸酵素遺伝子
要約 生理活性物質の一種ポリアミンの生合成に必須な酵素、S-アデノシルメチオニン脱炭酸酵素遺伝子は、日本型イネ「ゆきひかり」ではその発現が低温処理によって特異的に増加するが、インド型イネ「TKM9」では増...
要約 ダイズ品種「ハヤヒカリ」に由来する耐冷性に関する遺伝子は、熟性遺伝子座の座乗する3つのゲノム領域近傍に存在し、すべてが「ハヤヒカリ」型になった場合、強い耐冷性を示す。 キーワード ダイズ、冷害、...
要約 ジャワ型品種「Pakhe Dhan」に日本稲を戻し交雑した雑種集団を用いて、第6染色体上の約4.2cM間の領域に、「Pakhe Dhan」由来の障害型耐冷性遺伝子が存在することを明らかにした。この遺伝子を導入すると、低...
長期氷温貯蔵したオリエンタル系のハイブリッドユリの葉焼症の発生要因解明とその軽減対策
要約 長期氷温貯蔵したオリエンタル系品種'スターゲイザー'の抑制栽培で多発する葉焼症は、氷温貯蔵中に発生した球根の凍害による事が明らかになった。また、本症状は、球根を定植前に緩やかに解凍することで発生...
成果の内容・特徴