要約 「いとさい1号」は、既存の春夏どり品種を上回る極晩抽性を示す品種である。岩手県内での春まき夏どり栽培では定植後50~60日で収穫でき、毛茸がないためサラダ等の生食にも利用できる。 キーワード ハクサ...
要約 本手法は、圃場において水稲の初期の生育量や形態の違いを空撮画像から数値化し、遺伝的に多様な集団に適用することにより生育量や形態の違いに関わる染色体領域を特定する技術である。 キーワード ドローン...
要約 農業分野におけるメタボロミクスの活用を促進するため、栽培現場での分析用試料の取り扱い、分析者が知っておくべき栽培現場作業の基本事項を明確にし、農研機構でのNMRメタボロミクスについて具体的な実施...
要約 施設栽培において、水蓄熱装置と多層断熱資材を導入することで、冬季の暖房に係る燃料消費を大幅に削減することができる。削減の程度は、構築されたシミュレーションモデルによって栽培地域、施設の規模、暖...
生育・収量予測ツールによるトマト年間収量55t/10aの実現
要約 環境条件と品種特性から生育・収量を算出するツール(ソフトウェア)を用い、シミュレーションによって環境制御設定や栽培管理法を適正化することにより、糖度5°以上で、「鈴玉(りんぎょく)」では10a当た...
要約 ウンシュウミカンの全配列長は3億5965万塩基であり、約40%が反復配列で構成される。解読された塩基配列の機能予測から29,204個の遺伝子が予測され、カロテノイドやジベレリン生合成に関わる遺伝子が新たに見...
新たな無花粉スギ品種の開発と今後の品種改良を促進するDNA マーカーの開発
要約 初期成長に優れた新たな無花粉スギ品種「林育不稔1号」を開発しました。また、今後の無花粉スギの品種改良の促進につながる、高い精度で無花粉遺伝子...
要約 栽培管理や労務管理のために施設園芸で生産したトマトなどの収量、収穫作業時間を、収穫しながら自動で効率的に記録するシステムである。開発システ...
ジャガイモの複葉抽出物による土壌中のそうか病菌の影響評価方法
要約 ジャガイモそうか病汚染圃場及び健全圃場で栽培したジャガイモの複葉抽出物をNMRによるメタボローム解析で比較すると、汚染圃場でクエン酸とギ酸の量比が顕著に低いことが認められる。2種の有機酸の量比から...
要約 これまで事業レベルでの種苗生産では適用が難しかったクルマエビ類の人為催熟技術を実用化し、従来よりも放流時期を早めることで、放流種苗の年内漁獲における回収率の向上が図られることを明らかにした。ま...
リンゴの収穫期など複雑な果実形質を支配する主要なQTLの同定
要約 リンゴの収穫期を制御するQTLのひとつが、収穫前落果性のQTLとほぼ同位置にあり、早生性と落果性は連鎖して子孫に遺伝する。また、果汁褐変性を制御するQTLは酸度のQTLとほぼ同位置にあり、果汁が褐変しにく...
栽培管理・土壌理化学性情報と土壌DNA情報を蓄積した 「農耕地eDNAデータベース(eDDASs)」
要約 全国の農耕地における土壌の理化学性や栽培管理情報に土壌抽出DNAに基づく生物性の情報を加えた「農耕地eDNAデータベース(eDDASs)」を開発しました。eDDASsでは、土壌中の生物に関する情報をDNAバーコード...
要約 全国の水田について土壌、気象および栽培管理のデータベースを作成し、数理モデル DNDC-Rice で計算を行い、水田の排水条件や気象の影響も反映した温室効果ガスのメタン排出量を詳細に推定しました。 背景・...
ニホンナシ果実成熟に伴って100倍以上発現が変動する遺伝子群の同定
要約 ニホンナシの果実成熟過程を約1万種類の遺伝子を搭載したマイクロアレイで分析すると、34遺伝子について100倍以上の発現変動があり、エチレン生合成、細胞壁関連、転写制御やフェニルプロパノイド経路に関連...
要約 アフリカ氾濫原低地のイネの収量向上に効果的な雑草防除体系を確立するための基盤情報として、低湿地に生育する雑草を同定・分類するとともに、さく葉標本と生植物の画像を作成し、データベース「Plants in ...
要約 イチゴ収穫ロボットは、つり下げ式高設栽培ベッドの通路を走行し、果実の着色度を基に収穫適期の果実を判別する。そして果柄を把持切断することにより果実に接触せず採果を行い、トレイに収容する。収穫率は...
水稲「コシヒカリ」のいもち病抵抗性同質遺伝子新品種候補系統「関東IL9号」
要約 水稲品種「関東IL9号」は、いもち病国際判別品種「IRBL9-W」が持ついもち病抵抗性遺伝子Pi9を、戻し交配とDNAマーカー選抜により「コシヒカリ」に導入したいもち病抵抗性同質遺伝子系統である。 キー...
水稲「ヒノヒカリ」のいもち病真性抵抗性同質遺伝子系統新品種候補「関東IL6号」
要約 水稲「関東IL6号」は、インド型系統IR65482-136-2-2が持ついもち病抵抗性遺伝子Pitaを、戻し交配とDNAマーカー選抜により「ヒノヒカリ」に導入したいもち病抵抗性準同質遺伝子系統である。 キーワー...
シナリオベースの比較LCAによる地域バイオマス利用モデルの評価
要約 シナリオ(地域の将来方法)を組み入れたLCAによって、バイオマス利用モデルの総合的評価が可能である。現状と将来のモデルをLCAによって比較することにより、バイオマスの他産業との相互利用による環境負荷低...
要約 構築したデータベースは利用目的、地域、時期等に適合するカバークロップの機能、栽培条件等の情報について、インターネットを介して広く簡易に検索利用でき、情報提供の面から「環境保全型農業直接支払制度...