要約 利根川流域の水田周辺において、農業生産や生態系に影響が大きい外来種の蔓延状況には、A)高被度で優占する、B)広範囲に生育する、C)特定の立地と結びつきが強い、の3パターンがあることを明らかにし...
要約
要約
茎頂分裂組織を用いたネオティフォディウム・エンドファイトの観察・検出法
要約 ライグラスなどイネ科草本の茎頂分裂組織を切り出し、ラクトグリセロールに浸漬して脱色・透明化して微分干渉顕微鏡で透過観察することで、ネオティフォディウム・エンドファイトの共生および感染状況を容易...
要約 土壌別に降水量が浸透水量となる割合を推定し、地理情報システムによって農耕地土壌図、アメダス降水量データなどと組み合わせて、100mメッシュの土壌浸透水量図を作成した。この図では、100m×100mに区分し...
新潟県の低地水田土壌における土壌炭素含有率の変化と土壌管理による変動
要約 過去25年間の土壌調査の結果、低地水田土壌の作土における土壌炭素含有率の増減は認められないが、乾田ほど下層の炭素含有率が低い。作土の土壌炭素率はほ場の畑転換により低下するが、稲わら施用により低下...
広帯域顕微分光イメージングによる農産物の内部構造・成分分布の可視化
要約 対象物の内部構造を立体的に可視化する新規の計測システムを開発した。人間の目には見えない農産物・食品の内部構造や成分分布を可視化でき、食品素材の特性把握や、栽培、育種分野等における品質モニタリ...
要約 排気量変動を把握するための微差圧計と、当該ガス濃度測定用マルチガスモニタを設置する事で、密閉・縦型の強制通気型堆肥化処理の実施設から発生する環境負荷ガスを精度良くモニタリングできる。 キーワー...
要約 果樹の最重要害虫であるカメムシ類をモニタリングするために開発した乾式トラップは、水盤式トラップと比較して平均捕獲数はやや少ないもののほぼ同等の感度で発生動向を検出できる。さらに水の補充などの...
要約
要約 農家がほ場で、ホウレンソウケナガコナダニの発生を容易に確認できるモニタリングトラップ(コナダニ見張番)を開発した。同トラップは潅水しても濡れにくい構造で、コナダニを肉眼で確認しやすく、従来のト...
ファイトトラップを用いたイチゴにおける捕食性ダニ類モニタリング法
要約 イチゴ上で活動するカブリダニ等の捕食性ダニ類は、ファイトトラップを2日程度設置した後にツルグレン装置で抽出することにより、簡便に正確な種構成、発生推移をモニタリングできる。 キーワード イチゴ、...
要約 つくば市水田を調査対象としたカドミウム収支計算の結果、肥料・降水・灌漑水による3.2g ha-1年-1の供給、排水・玄米の収穫による0.8g ha-1年-1の持ち出しとなりました。土壌カドミウム濃度の上昇は1.6μg kg...
要約 北海道農研は札幌市内に位置するが、広大な緑地から成り、都市化影響が僅少な環境である。北海道農研で観測された過去40年間の気温の長期上昇程度は、日本の気温上昇の評価に使用される寿都などの気象観測...
要約 安価な家庭用電撃殺虫器内にフェロモンを入れることで特定の害虫のみを誘引・殺虫でき,これをフィールドサーバに接続すると害虫の発生と環境データを同時にモニタリングできる。 キーワード フィールドサ...
要約 大豆用コンバインにGPS、流量センサ、排出量センサおよび計測制御装置を搭載し、収穫しながら収量を計測する。圃場内の収量分布を約10%の誤差で計測できる。 キーワード 大豆用コンバイン、収量、GPS、圃...
さけ・ます類を鍵種とした生態系モデルおよびさけ・ます類回帰資源量の早期予測手法の開発
背景・ねらい
さけ・ます類の持続的・安定的な資源管理方策の決定には、回帰資源水準の早期把握と予測精度向上が不可欠である。さらに,さけ・ます類は北太平洋を広く回遊し他国系群と混交しているため、海...
オホーツク海沖合域での一次生産量の季節変動特性とリモートセンシング技術への応用
背景・ねらい
オホーツク海は冬季の一時期を海氷によって覆われるという特色を持つ、日本周辺でも独特な海域である。それゆえ地球温暖化の海氷への影響に伴い環境と生態系の急激な変化が危惧される海域の1...
背景・ねらい
石川県では、ホッコクアカエビは主に底びき網漁業によって漁獲されている。本種資源は数年毎(不定期)に発生する卓越年級群によって支えられている。このため、漁獲物のサイズ組成は年によ...
要約 宮城県産カキと韓国産カキの判別の指標として、脂肪酸組成が有効であることを2005年に当情報に掲載した。その後、この手法をより安定的で精度の高い判別技術として確立させるために、年齢、垂下深度、保存条...