奄美諸島のタンカンに観察される病徴によるグリーニング病の肉眼診断法
要約 奄美諸島のカンキツグリーニング病発生地域におけるタンカンでは、病徴型I、Vおよび黄化を主体にした複数の病徴が同一樹上に認められる場合に、カンキツグリーニング病に罹病している可能性が高い。 キーワ...
要約 LAMP法によりカンキツグリーニング病病原体に特異的な遺伝子領域が短時間に増幅される。反応産物をナイロン膜に固定し、AzurB染色により増幅確認を行うことで、PCR法の1/3以下の時間で本病の診断が出来る。 ...
要約 愛媛県で発生したイチゴに生育不良、果実の奇形、葉縁の退緑等を引き起こす病害の病原は、国内未報告のバクテリア様微生物、‘Candidatus Phlomobacter fragariae’であり、PCR法で検出できる。 キーワード ...
要約 圃場に必要な養分の多くをふん尿で賄うふん尿主体施肥を現地に導入するためには、1.圃場を診断して施肥量を決める、2.ふん尿を肥料に換算する、3.ふん尿と肥料の施用計画を立案する、4.計画を実行する、の4...
塩類集積土壌における土壌微生物バイオマス当り呼吸活性維持のための指標
要約 土壌微生物バイオマス当りの呼吸活性を低下させないための診断指標としては、土壌溶液中の塩素と硫酸イオン濃度を各々200ppm、2000ppm以下にし、水溶性有機態炭素濃度を8ppm以上とすることが望ましい。 キー...
RT-LAMPによる数種作物からのトマト黄化えそウイルス(TSWV)の検出
要約 TSWVのNSm遺伝子領域から設計したプライマーを用いたRT-LAMPを行うことで、キク、トマト、ピーマンから、ウイルス核酸の増幅による簡易かつ迅速・高感度なTSWVの診断が可能である。 キーワード TSWV、RT-LAM...
要約 本県で育成したイチゴ新品種「福岡S6号」を含む主要10品種は、葉や果実のガク片から抽出したDNAを用いて、7種のプライマー組合せによるAFLP法により相互に識別できる。 キーワード イチゴ、品種識別、AFLP法...
背景・ねらい 魚介類養殖業の発展に伴って生産量が増加し,養殖対象種も多様化したことから,魚介類の疾病も頻発かつ多様化してきており,その対策の確立が急務となっている。特に魚病の中でも,細菌性疾病は種類...
塩類集積土壌における土壌微生物バイオマス当り呼吸活性維持のための指標
要約 土壌微生物バイオマス当りの呼吸活性を低下させないための診断指標としては、土壌溶液中の塩素と硫酸イオン濃度を各々200ppm、2000ppm以下にし、水溶性有機態炭素濃度を8ppm以上とすることが望ましい。 キー...
抗牛インターロイキン10抗体を用いた牛ヨーネ病のインターフェロンガンマELISA診断法の高感度化
要約 ヨーネ病不顕性感染牛末梢血にヨーネ菌抗原(PPD)とともに、抗牛インターロイキン(IL)10抗体を添加して24時間培養することにより、インターフェロンガンマ(IFNγ)産生量が特異的かつ20倍以上高感度化す...
PEP-PCR法を利用したウシ体外受精由来胚の性別とバンド3の遺伝情報診断
要約 ウシ体外受精7日目胚盤胞の1/4~1/3を切断後、サンプルを熱処理して抽出したDNAをPEP-PCR後、DNA産物を精製し、性判定及びバンド3診断に供することにより、2種類の遺伝情報を診断でき、GL-Tipガラス化法によ...
幼穂形成期のNDVIと気象要因、穂肥施用量による水稲の収量推定
要約 水稲ヒノヒカリにおいて、分光放射計による幼穂形成期のNDVI(正規化植生指数)、気象要因および穂肥施用量から収量推定が可能である。 キーワード 水稲、ヒノヒカリ、収量推定、NDVI、気象要因、穂肥施用量...
せっそう病と冷水病に混合感染したサケ科魚類からの細菌分離について
背景・ねらい 研究の背景・目的
要約 ユリ類えそ病は、Potyvirus であるユリモットルウイルス(LMoV)と Potexvirus で あるオオバコモザイクウイルス(PlAMV)の重複感染によって発生する。抗体作成が困難 なユリモットルウイルスについて、抗原と...
要約 肉用牛の超音波肉質診断技術において、コンピュータによる画像解析により、診断精度の向上を図ることができる。また、肥育牛の産肉形質変化の調査結果を基に、24か月齢での出荷時脂肪交雑等級の推定が可能で...
要約 ユリにおいて主要な病原ウイルスであるキュウリモザイクウイルス,ユリモットルウイルス,ユリ潜在ウイルスを高感度かつウイルス種を識別して同時に検出できるRT-PCRによる遺伝子診断技術を確立した。 キー...
夏秋ギク「岩の白扇」の葉身汁液窒素栄養診断での最適葉位と診断指標
要約 夏秋ギク「岩の白扇」の葉身汁液による窒素栄養診断には、下位葉(下位6~10葉)が適当である。葉身汁液中の硝酸イオン濃度は、消灯前までは3000~6000ppm程度、それ以降は6000ppm程度を目安に施肥管理を行...
要約 自根発生樹は、非発生樹に比べ、地上部では中枝、大枝が、地下部では中根、大根の割合が多い。また、T/R率(地上部/地下部比)は低く、葉及び細根量は非発生樹と同程度であることから直接生産に関係のない器...
要約 病原性アグロバクテリウム菌の検出が可能なPCR用プライマーを新たに設計し、コロニーPCR法による病原性菌株の特異的検出法を開発した。本法により、リンゴ根頭がんしゅ病菌の簡易診断が可能である。 キーワ...
携帯型の非破壊品質評価装置を用いたリンゴ樹上未熟果の糖度測定
要約 近赤外光による携帯型非破壊品質評価装置をリンゴ未熟果に適用するための温度補償型検量式を開発した。本装置により、収穫約50日前からの樹上果の糖度を測定できる。また、樹間、樹冠内の糖度が低い部分や受...