要約 渓流釣りの尾数制限について検討した。ヤマメ、イワナそれぞれ 1日10 尾まで持ち帰り可能という尾数制限を導入した場合、年間の持ち帰り尾数の総数がヤマメで 14%、イワナで29%減少することが示された。また...
要約 複数河川で電気ショッカーを用いた個体数推定と潜水目視調査を行った。目視発見個体数のみでイワナ推定生息個体数の88%、ヤマメ推定生息個体数の96%が説明された。全長組成の推定精度も高かったことから、潜...
要約 大量に放流して大量に集客するヤマメの成魚放流により、渓流漁場運営が可能であるかを実際の河川で検証した。回数を分けて小まめな放流を行っている漁場では、釣り人も満足、かつ漁協も黒字の漁場運営が実現...
要約 内水面の重要魚種のひとつであるアユの生息にとって重要な河川環境の抽出を行った。潜水目視および河川環境測定で得られたデータの解析から、1. 河床に占める直径25cm以上の石の比率が高い川ほど、2. 直径25...
メドウフェスクとトールフェスクは大型のサテライト染色体を持つ
要約 メドウフェスクとトールフェスクにおいては、同一個体内でも染色体数の変動が観察される。45S rDNAのプローブを用いたFISH法により、変動要因であるサテライト染色体を検出できる。 キーワード サテライト染...
導入されたセンチピードグラスは放牧条件下で容易に定着し優占草種となる
要約 センチピードグラスは、雑草や野草が優占した放牧草地へ播種や移植により導入が可能で、導入地の植生により拡大の速さや被度は異なるものの、放牧条件下において優占草種となる。また、放牧を中断するとセン...
要約 飼料用トウモロコシF1品種の根腐病抵抗性は、絹糸抽出期のトウモロコシ株元に菌培養した爪楊枝を接種することで安定的に評価できる。接種部直上の稈断面を0~4で評点し、評点2以上発病個体率の逆...
要約 ミヤコタナゴの生息数増大を図るため、稚魚期の生息環境モデルの構築とそれに基づく生息環境改善を実施した。モデルにより、生息環境条件として"適度な水深、遅い流速、水上・水中カバーの存在、二枚貝の生...
免疫賦活剤の短期・高濃度投与によるニジマスの魚病被害軽減技術開発
要約 ニジマスに3種の免疫賦活剤(アスコルビン酸、天然アスタキサンチン、βグルカン)を飼料1kgあたりそれぞれ5,000mg、100mg、250mgを単体、または3剤複合添加し、短期(7日間)投与した。それら供試魚に...
要約 湯ノ湖の釣魚者数と漁業センサスの遊漁者数の関係解析により、湯ノ湖の年間釣魚者数から全国内水面のマス類遊漁者数及び遊漁者総数を推定する式を求めた。全国マス類遊漁者数推定式:y=1727897.3 ln x-145...
要約 種苗放流に頼らない資源管理手法として期待されている輪番禁漁の効果と、有効な禁漁期間について検証した。輪番禁漁漁場において8年間の資源量調査を行った結果、短期的な禁漁(2~3年)によって全長15cmよ...
要約 アユのボケ病の原因究明と治療方法の確立のため、養殖現場での症例調査や人為感染試験、塩水浴による治療効果の確認を行った。症例調査では、アユポックスウイルス(PaPV)が関与し、鰓上皮に異型細胞が観察...
成長ホルモン・成長因子が鰓における免疫関連遺伝子・浸透圧調節遺伝子の発現におよぼす影響
要約 免疫系に促進的な作用を持つ成長ホルモン・成長因子の投与が、損傷した鰓に対してどのような影響を与えるかについて、人為的に鰓弁の一部を切り取る処置(バイオプシー)を実施した大西洋サケを用いて調べた...
要約 アユ孵化仔魚の海水への移動に関与する遺伝子を探索し、下垂体ホルモンであるプロラクチンの重要性について明らかにした。 背景・ねらい 沿岸域におけるアユの生態特性と減耗との関連について、イオン代謝と...
堆肥・飼料中のクロピラリドのLC/MS/MSを使用した定量方法
要約 堆肥・飼料中のクロピラリドは、LC/MS/MSを使用することで精度良く定量でき、詳細な動態解析に利用できる。 キーワード クロピラリド、堆肥、LC/MS/MS、園芸作物 背景・ねらい トマト等の園芸作物の栽培にお...
要約 擬似乱数を複数回発生させ調査順序を変更した種数面積曲線とそれを利用する提案された多様性評価指標は、調査面積や調査枠の大きさの違いに影響を受けにくく、小さい調査面積で草地の植物種の多様性を評価す...
低硝酸イタリアンライグラス中間母本候補系統「LNG5」の硝酸態窒素蓄積特性
要約 低硝酸イタリアンライグラス中間母本候補系統「LNG5」は茎葉の硝酸態窒素濃度が低い。「LNG5」幼植物では根による硝酸態窒素吸収量は変わらない。茎葉への窒素輸送量は同等であるが、硝酸態窒素輸送量が低下...
要約 ライグラスいもち病は温暖な気候で発生が増加し、気温25~31℃で病斑拡大速度および胞子形成数が最大となり、発生北限は9月の日平均気温22℃境界線とほぼ一致する。オリサストロビン剤などの種子粉衣により、...
要約 酪農場では搬入される3元素(N、P、K)の概ね20~25%が利用される。農場内部の部門によって余剰・損失量(搬入量-搬出量)は異なる。NとKでは、農場内部における元素の循環程度を示す循環指標と農場全体で...
要約 MEP乳剤とDEP乳剤でアルファルファにおけるアルファルファタコゾウムシの防除効果を検討したところ、MEP乳剤による防除効果が高く、生息幼虫が3齢主体の時の防除効果が高い。薬剤防除を行わない場合には、ア...