要約 高塩類堆肥を連用すると土壌溶液中のNa+、K+濃度が増加する。ARK+Naでイオンバランスを評価すると12mS/cm程度の高塩類堆肥では2t/10aの連用でもイオンバランスは大きく崩れる。コマツナは正常に生育するが...
日本在来フリント種が持つトウモロコシ黒穂病抵抗性に関与するQTL
要約 日本在来フリント種由来自殖系統を用いた遺伝解析集団において、第1染色体短碗上に自然発病下と接種検定下に共通するQTLが存在する。近傍のDNAマーカーを選抜マーカーの開発に利用できる。 キーワード ト...
遺伝子組換えトウモロコシ連作後の飼料作栽培における生物相への影響モニタリング
要約 トウモロコシの除草剤グリホサート耐性遺伝子組換え品種と非組換え品種を一般圃場に4年間連作した後、冬作に非組換え体イタリアンライグラス、夏作に非組換え体トウモロコシを栽培しても、後作の生育や圃...
サイレージ用トウモロコシ系統の茎葉における乾物率との消化性との関係
要約 サイレージ用トウモロコシでは、茎葉(OCC+Oa)含量が高い系統ほど茎葉乾物率が高い傾向があるため、育成系統における茎葉消化性の向上と茎葉乾物率の向上は両立できる。 キーワード トウモロコシ、茎葉消化...
イタリアンライグラスのアクチン遺伝子からの新規プロモーター単離
要約 イタリアンライグラスのアクチン遺伝子から単離したプロモーターは、トールフェスクのカルス、葉、根において遺伝子を発現させる。また、本プロモーターは既存の構成的プロモーターと比較して、トールフェ...
アグロバクテリウム法に適したトールフェスク等牧草類の遺伝子型の獲得
要約 トールフェスク及びペレニアルライグラスのカルスをアグロバクテリウムに感染後、選抜、再分化を行うことにより組換え体が作出できる。さらに、組換え体作出のためにスクリーニングした個体(遺伝子型)を...
SSRマーカーによるギニアグラスの品種識別と系統間の類縁関係
要約 ギニアグラス品種「ナツカゼ」から開発した13個のSSRマーカーは、ギニアグラス品種・遺伝資源の識別に利用できる。またこれらのマーカーによる系統の類縁解析から、ギニアグラスおよび近縁種の96品種・系...
肉用牛にグルタチオン強化酵母を給与すると半膜様筋の剪断力価が低下する
要約 グルタチオン含量を高めた乾燥酵母(グルタチオン強化酵母)粉末の黒毛和種への給与により、血液中の還元型グルタチオン濃度は増加しγ-GTP活性は減少する。また肉質に関しては半膜様筋の剪断力価が低下す...
サイレージ材料草の密度と内部を透過する超音波の伝搬速度は比例する
要約 周波数63kHz、振幅150Vp-pの正弦波信号をもとに出力11W/cm2の超音波を発生させて円柱状に成型したサイレージ材料草に透過させると、超音波の伝搬速度は材料草の密度が高くなるにつれて直線的に増加する。 ...
要約 アカマツ間伐林においては、針葉樹を除いて伐採跡に生育してくるほとんどの樹種が採食される。 キーワード 放牧、ウシ、潅木、採食 背景・ねらい 林地の放牧利用に際してどのような樹種が採食を受けるか...
要約 集約放牧の導入により高蛋白質の放牧草が供給されることから、草地面積10a/頭程度の時間制限放牧でも平均的乳量水準の乳牛群であれば、購入飼料から供給される蛋白質量を2割程度節減できる。 キーワード...
要約 35℃の発酵処理では、30日の滞留日数でも生存したままの雑草種子が残る。55℃では、2日の滞留で大半の雑草種子が死滅するが、アレチウリ種子を含む場合は35日以上の滞留が必要である。 キーワード メタン消...
夏季栽培ヒエと春秋季イタリアンライグラスを利用する水田放牧草地
要約 転作田等の草地化にあたって、耐湿性の強い栽培ヒエとイタリアンライグラスを季節により組み合わせることにより、3月下旬から11月末まで放牧可能な年間乾物生産量約1t/10a、延べ放牧頭数約1,000頭・日/...
家庭用デジタルビデオカメラを利用した麦の初期生育画像取得技術
要約 画像情報と位置情報を利用した麦の植被状態を数値化するための、家庭用デジタルビデオカメラ(DV)とGPS等を組み合わせた画像取得技術である。画像の取得間隔は時間や距離に応じて設定でき、位置情報を利...
クローラ型トラクタとフォレージハーベスタによる飼料イネ収穫技術
要約 後ろ向きに着座できるクローラ型トラクタに3条用の直装型フォレージハーベスタとボンネットワゴンを取付け、飼料イネをダイレクト細断収穫する技術である。軟弱な圃場条件でも大型トラクタによる高能率収...
不耕起播種トウモロコシ作付体系に適する冬作草種の選定と再生草処理法
要約 夏作トウモロコシの不耕起作付体系において、冬作草種としてライムギを選定し、再生草処理法として除草剤散布を行うことで、トウモロコシは収穫の遅延が防止され、増収する。 キーワード 不耕起播種、再生...
デュアルフューエル式コージェネレーションシステムでバイオディーゼル油を燃料とする場合の燃焼特性
要約 ディーゼルエンジン型のコージェネレーションシステムでバイオディーゼル油をバイオガスの着火用燃料とする場合、排気ガス再循環装置を付加すれば低負荷時の燃料消費率および排ガス中のNOx濃度を低減で...
要約 コ緑茶飲料残さサイレージは、ルーメン内で大豆粕とアルファルファヘイキューブの中間的な分解特性を示す。乾物(DM)および粗蛋白質(CP)の消失率は、浸漬24時間で82.0%と91.7%であり、ルーメン内通過...
要約 牛舎に設置したライブカメラを用いて、牛舎内を一定時間間隔でパノラマ撮影・記録し画像解析するプログラムで、フリーストール内の牛の行動を高い精度で判定し、インターネット環境を用いて牛舎外からも牛...
イネWCSに含まれる籾から籾殻を効率的に剥離又は籾ごと破砕する方法
要約 互いに逆方向に回転する2本の特殊形状のローラ間を通過させる処理によってイネWCS中の籾から籾殻を剥離又は籾ごと破砕でき、籾殻剥離・破砕率は88%以上と高能率である。 キーワード 飼料利用、調製加工、...