摘要 農業水利施設における小規模水力等の化石エネルギー削減のための管理計画技術に関しては、a) 次の灌漑期に向けた貯水量の回復に留意しつつ、発電の効率を向上させることを目的として、非灌漑期に一定の放流...
環境負荷物質の広域動態モデル策定と生産技術の環境負荷評価法の開発
摘要 広域農地の水系における環境負荷物質の低減技術シーズに関しては、a)日射制御型拍動自動灌水装置による点滴灌水を導入すると、点滴チューブ敷設位置周辺での著しい細根の発達が確認され、畝間灌水と比べても...
水田土壌における窒素・リン酸・カリウム肥沃度の簡易診断法の開発
摘要 有効態リンの評価法であるBray法と同じ強度の塩酸を用いることに基づいて、簡易な一斉抽出法を作出した。この方法で得られる抽出液の各成分を分析することで、窒素・リン・カリウムの肥沃度だけでなく、他の...
堆肥の窒素・リン酸肥効と蓄積窒素の評価に基づく省資源型施肥技術の策定
摘要 生土(湿潤土)10週間湛水培養可給態窒素の簡易抽出評価法を開発するため、抽出温度・還元剤(アスコルビン酸)添加等の条件を検討し、①80℃16時間水抽出有機態炭素測定法、②0.1%アスコルビン酸添加80℃16時間水...
暖地における周年放牧を活用した高付加価値牛肉生産・評価技術の開発
摘要 水田・耕作放棄地を活用した放牧肥育に関しては、a)暖地での周年放牧体系の最適草地管理技術の確立に向けて、夏季永年牧草(バヒアグラス)の上に冬季1年生牧草(イタリアンライグラス)を播種し利用する際...
農業水利システムの水利用・水理機能の診断・性能照査・管理技術の開発
摘要 水利施設の機能診断法、補修・更新時の設計・管理法、性能照査法に関しては、a)用水施設保全管理のための緊急放流工設計上の問題点として、平常時と洪水時の流量変動に対応するため、本線水路に無操作を前提...
気候区分に対応した安定多収・良品質大豆品種の育成と品質制御技術の開発
摘要 DNAマーカー等を利用した機械化適性の高い安定多収品種の育成に関しては、a)DNAマーカーによるピンポイント改良では、「サチユタカ」に難裂莢性とダイズモザイクウイルス(SMV)抵抗性を導入した「関東123号...
摘要 新規胚乳成分特性などを導入した高品質品種や大麦粉用品種の育成に関しては、a)糯性でβ-グルカン含量が高い系統の評価について、「関東裸糯94号」と「四国裸糯127号」が、原麦粉でβ-グルカン含量が10%以上...
摘要 土壌中のリン酸、カリ含量は増加傾向にあり、施設園芸土壌では概ねリン酸やカリは過剰と診断されている。また県内には高い肥料的価値をもつ未利用資源が存在している。本課題では、水田の蓄積リン酸評価法の...
摘要 農業水利施設における小規模水力等の化石エネルギー削減のための管理計画技術に関しては、a)GISを利用して圃場の標高と揚水かんがいへの依存割合に関する情報を集約し、それを基に揚水かんがいに必要な位置...
摘要 水田土壌のリン酸を形態別に把握し、湛水後の還元で有効化するリン酸を加えた可給態リン酸評価法を導入する。それにより水稲栽培におけるリン酸施肥削減技術を開発する。 、 低リン圃P0区等では昨年と同...
摘要 国内で開発された数理モデルを用いて、農薬散布後の止水期間が変化したときの農薬流出量を予測した。また、室内試験により農薬の土壌中半減期を3農薬、4土壌について明らかにした。その結果、数理モデル...
侵入病害虫等の被害リスク評価技術の開発及び診断・発生予察技術の高度化
摘要 国内未発生の代表的な病害虫の経済的リスク評価の確立については、病害虫の経済的リスク評価の枠組における侵入・定着のリスク評価の位置付けを明確にし、疫学モデルの考え方に基づく評価項目の類型化を行っ...
暖地における周年放牧を活用した高付加価値牛肉生産・評価技術の開発
摘要 水田・耕作放棄地を活用した放牧肥育に関しては、a)暖地型牧草の最適草地管理条件の解明について、パリセードグラスが越冬・出穂しない西南暖地では,夏季1年草として春に播種し,退牧時草高20cmを目安とし...
堆肥の窒素・リン酸肥効と蓄積窒素の評価に基づく省資源型施肥技術の策定
摘要 水田土壌用の可給態窒素簡易評価法を開発するため、抽出液に添加するアスコルビン酸濃度を検討した結果、0.1%以上で土壌からの窒素抽出量が増加し、干拓地水田土壌の評価精度には問題が残ったが、全体として...
水田土壌中の可給態リン酸の動態とリン酸供給能に及ぼす収着母体特性の影響評価
摘要 水稲土壌の適正な可給態リン酸値を設定するために、リン酸収着母体(活性AlとFe)を考慮した適切な可給態リン酸評価法を提案するとともにその適正値を推定することを目的とする。還元発達に伴って有効化する...
物質循環機能と生物多様性を活用したゼロエミッション型有機稲作の科学的解明と検証
摘要 愛知県の中山間地域で28年間有機農業を実践している水田における栽培技術を、物質循環、環境評価、生物多様性、害虫密度抑制、LCA等の観点から解明した。 有機ほ場の水稲生育は、慣行ほ場に比べて葉色が...
有機質資材のマルチと耕種・機械的防除を活用した水田雑草防除体系の確立
摘要 有機水稲栽培における水田雑草防除体系を確立するとともに、有機水稲栽培持続性評価法を開発するため、有機質資材のマルチによる雑草防除効果を評価し、米ヌカとの併用により焼酎廃液濃縮液を減量できる可能...
摘要 農家起業者や直売所における米粉商品の販売支援や、県産米粉のPRに資するため、県産水稲6品種を対象に、県内の製粉機別、品種別の米粉粉体特性及び製パン性や製菓加工、米粉の保存に伴う成分変化を明ら...
生物多様性を活用した水稲害虫防除技術の開発 、【農業に有用な生物多様性の指標及び評価法の開発】
摘要 目的:ウンカ類の被害は、飛来量の減少、効果の高い農薬の登録で激減していた。しかし、H15年以降、飛来量の増加や農薬の効果低下により、県内の広い地域で坪枯れやウイルス病の発生が増加し、大きな問題と...