気候変化や二酸化炭素の濃度上昇による農業気候資源量の変動特性の解明と影響評価法の開発
摘要 東アジア地域の河川流下量を推定する河道モデルのプロトタイプを構築するとともに,地理情報をもとに河道網および流域境界データを整備した。このプロトタイプは概ね実測値を再現できた。また、耕作地に供給...
水田用除草剤の水系における拡散経路の解明と藻類等水生生物に対する影響評価法の開発
摘要 除草剤の藍藻及び珪藻に対する72時間後の半数生長阻害濃度を求めた結果、感受性は藍藻の方が珪藻より高い傾向であった。特に、スルホニル尿素系除草剤で感受性が著しく高かった。3日間生長が阻害されている...
イネいもち病圃場抵抗性の評価法、遺伝解析、遺伝子の単離と機能解明
摘要 i)水稲「中部32号」のいもち病圃場抵抗性遺伝子Pi24(t)を第11染色体上マーカーC1172とE2021の間のC1172から4.9cMの場所に位置づけた。また、SL(コシヒカリ/Kasalath置換系統)/「中部32号」F2集団において...
摘要 ノビエに対する微生物除草剤候補剤(糸状菌Drechslera monoceras)の効果は、ノビエの葉が水面上に露出するような条件では低下し、水中に埋没している条件で安定した。また、微生物除草剤候補剤が防除対象外...
摘要 飼料イネを用いた乳牛用飼料メニュー作成のために泌乳牛による自由摂取量と栄養価を解明するとともに,農研センター育成の「関東飼206号」と中国農業試験場育成の「中国146号」のロールベールサイレージの乳...
摘要 ロールベーラ積載型の尿素添加装置を開発し,これを用いて飼料イネから調製した尿素処理ロールベールは尿素無添加のものに比べてラッピングするまで長時間放置しても発熱が少なく,実験室内で評価した消化率...
摘要 飼料イネは水田の有効利用と飼料自給率向上の観点から積極的な普及が推進されている。しかし、飼料イネは茎が中空で保有する空気量が多く、付着する乳酸菌も少ないため、乳酸発酵が進みにくい特性があり、他...
摘要 農薬等の水生生物に対する影響評価法開発のため、水生態系の食物連鎖の中で重要な役割を果たしていると考えられるセスジユスリカ(Chironomus yoshimatsui)における農薬等の生物濃縮性を検討した。セスジユス...
摘要 近年全国的に農地の改廃が進行しており国土・環境保全機能など公益的機能の低下が懸念される。本研究では関東地方における水田の分布を数値地図および衛星リモートセンシングデータを用い把握し、分布の経年...
農耕地土壌の肥沃度の長期変動解析に基づくMIの策定(219)
摘要 土壌環境基礎調査(定点調査)のデータを基に、日本の土壌肥沃度の現状を解析し、土壌肥沃度に関するマクロな評価指標の開発を行った。土壌の生産力可能性分級式に用いられている項目から、自然肥沃度及び養分...
摘要 低平地の水源施設を対象に、かんがい用水を確保しつつ、豪雨時の合理的な排水管理を行うための水理制御方法を数値解析から明らかにした。モデル地区には、下流域に調整池を有する低平な水田地帯を二地区選定...
摘要 持続型野菜作における技術面・経営面での課題の解明を目的として,白河市ブロッコリ農家を対象に11年はプリテスト,12年は対象を拡大しIPMのフィージビリティスタデイを実施した。防除法では80%が慣行防除技...
新生物系添加物によるサイレージの品質改善技術の開発(124)
摘要 飼料イネ材料草に付着する微生物菌数は好気性細菌と糸状菌・酵母が多く、乳酸菌は少なかった。そこで、飼料作物から分離した乳酸菌株を用いてサイレージの調製適性試験を行った。選定したPediococcus acidil...
摘要 水田用微生物除草剤について、従来の化学除草剤との特性の違いを明らかにし、適用性試験段階における評価基準の作成および評価技術を開発する。タイヌビエに対するMTB-951剤の効果は処理時期と水深に強く影...
利根川流域における農林業が資源・環境に与える影響の経済的評価(10)
摘要 農林地が持つ洪水防止機能に焦点を当て、その公益的価値を推計する計測モデルを構築する。モデルは、ロジッステック式を片対数型に変換した式を用い、重回帰分析によって求める。将来の水害被害額を予測する...
摘要 転作水田割合の増加、飼料基盤の慢性的不足などから、水田農家、畜産農家両方の側から、水田での飼料イネ栽培に対する関心が高まっている。本研究では省力的な飼料イネホールクロップサイレージ調製貯蔵技術...
摘要 雲形病抵抗性系統北陸皮33、34号の栽培特性を解明するため、越冬前の適正な追肥時期を検討した。穂数、子実重、千粒重で有意な差が認められたが、整粒収量、白度、蛋白含量等には差は認められず、越冬前の追...
地形・水文条件からみた中山間地水田地帯の土砂崩壊防止機能評価法の開発(37)
摘要 新潟県頸城丘陵の棚田を対象にして調査した。水田団地ごとの傾斜,表層地質,耕作放棄率等とともに,土砂崩壊のデータを収集し,水田団地の要因が土砂崩壊に与える影響を数量化■類を用いて評価した。数量化■...
摘要 農業生産に密接な関係をもつ植生群落の日射環境評価法の確立は,群落の微気象,熱収支の解明のために重要である。これまで水稲の移植から収穫時まで,群落上の日射の反射率と群落下の日射の透過率を連続デー...
摘要 十勝管内ゴボウ作付け圃場からランダム採取された36土壌では、何れも多様性指数が50菌株換算値で1500以下の土壌が希であり、平均して2000前後と比較的高い多様性を維持していることが明らかにな...