寒地畑輪作における根圏の生物機能を活用したリン酸等養分の有効利用技術の開発
摘要 土着菌根菌(AM菌)等の利用によるリン酸減肥技術に関しては、 a) バレイショ及び春コムギでは、ダイズに比較して土着菌根菌の感染程度が低いこと、及び、菌根菌宿主の前作効果が不安定であることを認めた。...
摘要 多様な飼料資源を活用した放牧技術を開発するため、1)落葉広葉樹二次林の黒毛和種繁殖牛による夏季放牧利用において課題となっていた放牧牛の急速な体重減少は、林内を孔状に皆伐して小面積の草地を造成...
(1) 農業生態系を構成する生物群集の動態と生物多様性の解明
摘要 1)調査情報システムの構築と活用、景観構造と生物多様性の関係解明 水田の栽培管理および周辺の景観が水生昆虫の種構成・個体数に及ぼす影響を評価するため、栃木県4地区、福島県2地区の栽培管理の異な...
摘要 目的:県では堆肥などの有機物を活用した耕畜連携による土づくり、土壌診断に基づく化学肥料の低減を基本に、環境にやさしい地域資源循環型農業の実現を目指している。園芸場面では堆肥の品質の年次・季節変...
摘要 目的:都市から排出される食品バイオマスについて、そのコンポスト化を行う。計画:実態調査として、パレット式たい肥の季節変動を調査した。4タイプの原料特性及び使用用途の異なる堆肥化素材を選定し分解...
摘要 (i)畜産農家が生産する堆肥は水分や品質の季節変動がみられ、堆肥利用農家のニーズにあった品質のものが少ない。そこで、堆肥利用農家のニーズに合った特徴ある堆肥の生産技術を確立する。(ii)堆肥利用農家...
水田を中心とした農村水辺ビオトープ・ネットワーク形成要素の解明
摘要 水田、水路及び農道が改変された程度を面積変化で評価し、相観植生図や昆虫類の出現頻度と対応させた結果、舗装路の増加や水田面積率の低下が昆虫類の生息に負の影響を与えている結果を得た。また、頻度の高...
摘要 ・魚類養殖汚染物質のフロー追跡のため、炭素・窒素安定同位体比を指標として生簀周辺の堆積物中に占める飼料由来有機物の割合を解析し、拡散範囲を推定した。・五ヶ所湾の海水交換と栄養塩類収支の季節変動...
水田用除草剤の水系における拡散経路の解明と藻類等水生生物に対する影響評価法の開発
摘要 スルホニル尿素系除草剤のLC/MS/MSによる超微量分析法を確立し、河川・湖沼における15種の除草剤濃度の季節変動を明らかにした。調査は桜川と霞ヶ浦で行い、中流域と下流域間で濃度差はほとんどなかったが、...
摘要 日別青果物市況情報データベースNAPASSについて、市場から提供を受ける原データの内容や書式が変更されたので、新フォーマットに対応するように検索システムやデータベースシステムを改良した。また、主要三...
フッ素等肥料起源陰イオン元素の表流水-土壌浸透水-地下水系での動態(197)
摘要 霞ヶ浦流入流出河川等表流水および利根川水系表流水(茨城県内)を59地点より1.5~2ヶ月毎に約3年間採水してフッ素を定量し、フッ素の水質基準800マイクログラム/Lと水田からの排水に注目して解析...
摘要 水稲に被害を与えるスクミリンゴガイは55年代に本邦に侵入の後、生息分布を拡大して現在に至っている。本種の個体数変動機構に関する研究は少なく、その空間分布を制限している要因は未だ明らかになってい...
炭素・窒素の安定同位体比を指標とした藻場の周辺生態系への貢献度推定法の開発(81)
摘要 五ヶ所湾におけるガラモ場の動植物相と生物群集の季節変動を坪刈り調査と潜水観察により明らかにした。49種の海藻と108種の無脊椎動物を同定した。海藻群落は夏に衰退し秋から冬以降に伸長する8種のホ...
摘要 給餌養殖漁場では自家汚染が進み、貧酸素や赤潮による漁業被害が生じている。これらの現象は、負荷された有機物が水中の微生物群集によって分解される時の酸素消費、窒素・リン等栄養塩の放出によるためであ...
摘要 養殖貝の餌料環境に着目し、8年度に大量へい死を起こしたアコヤガイを例に生態・生理、海水交換および餌料環境の動態をモデル化する。そしてこのモデルを用いて、研究対象海域における適正養殖量の算定を試...
営農内排水浄化のための大規模稲作生産技術モデルの策定(90)
摘要 営農排水の環境への負荷軽減を配慮した生産システムを策定するため、排水の一部が下流域の調整池に導水され反復利用が図られている大区画圃場整備地域で、水稲作付けに伴う用排水の季節変動を調査した。調整...
営農内排水浄化のための大規模稲作生産技術モデルの策定(91)
摘要 排水の一部が下流域の調整池に導水され反復利用が図られている大区画圃場整備地域で、用・排水及び田面水のアンモニア態窒素含量の季節変動を調査した。また、施肥法と田面水中の養分変動の関係を場内圃場で...
摘要 8種類の前作物跡に栽培したにんじんの生育・収量に有意な処理区間差が認められた春播小麦、にんじん、てんさいを前作物としたにんじん栽培土壌中の微生物群の季節変動を調査したが、処理区間に明かな違いは...
摘要 増養殖が営まれている閉鎖性海域での水質悪化機構を解明する今までの主たる化学的手法は窒素、リンの挙動の研究であった。しかし、未だその目的を達成するには至っていない。当研究では、動物プランクトン、...
摘要 8種類の前作物跡に栽培したにんじんの生育・収量を調査したところ、前作物の違いは、にんじんの初期生育・収量いずれにも有意に影響を及ぼしたが、発芽率には有意な処理区間差が認められなかった。また、発...