摘要 低コストで省力的な、しかも環境に配慮した施肥管理技術の確立に向け、2種類の新しい肥効調節型肥料について寒冷地での適応性を検討し、その施肥法を明らかにしようとした。低肥沃度ほ場でも高肥沃度ほ場で...
摘要 要素欠除処理に伴う水稲の生育収量や養分吸収量の経年変化を解析した。その結果、水稲の収量や乾物生産、養分吸収の経年的変化の特徴は多項式回帰式を当てはめることにより明瞭に示された。例えば、リン酸欠...
土壌の可給態ケイ酸の評価法の開発-リン酸緩衝液抽出法の検討-(97)
摘要 これまで水田土壌の可給態ケイ酸の評価に関しては多くの研究が行われ、いくつかの評価法が提案されている。しかし、どの方法も一長一短があり、このことがケイ酸資材の効率的施用法の確立を妨げる一因となっ...
摘要 土壌条件、田畑前歴の異なる圃場での土壌物理性や窒素を中心とした養分動態などの特徴について、従来の診断手法に代えてより簡便な手法を適用して調べ、また、乾湿処理などの手法によって診断値の変動が予測...
摘要 肥料を4点試作し、その溶出速度を水溶液中、川砂中、あるいは水田土壌中で調査した。その結果、試作肥料の溶出速度はpHに依存すること、すべての肥料で水稲根の存在によって溶出が促進されること、特に試作...
摘要 有機性資源コンポストは概して品質変動が大きく、肥効特性についても不明確な部分が多い。そこで本研究では、主に畜産系由来コンポストをとりあげ、寒冷地水田における肥効特性を解明し、水稲の持続的安定生...
摘要 根圏で溶解速度が速くなると考えられる肥料について、その組成や浮上防止処理法を検討して、溶解速度を安定化し、肥料の品質向上を図ることを目的とする。11年には、肥料の基本構造の設計と浮上防止処理法...
大規模畑作への休閑を主体とした省力的栽培管理導入効果の解析(120)
摘要 1年休閑後の緑肥跡地で可給態窒素が若干増加し、休閑を行わない慣行区に比べて、ばれいしょと小麦で増収が認められた。緑肥跡地のばれいしょは葉の枯れ上がりが遅く、60g以上のいも数が増加し、小麦では...
摘要 十勝管内ゴボウ作付け圃場からランダム採取された36土壌では、何れも多様性指数が50菌株換算値で1500以下の土壌が希であり、平均して2000前後と比較的高い多様性を維持していることが明らかにな...
摘要 長期継続のもとで要素欠如や堆肥連用の影響を解析することを目的とし、各要素の天然供給量及び施肥要素利用率を調査した。その結果、1973~1999年の平均でそれぞれ、窒素が3.7g/■、50%、リ...
摘要 田畑輪換体系下における輪換畑大豆及び輪換田水稲の収量性を解析するとともに、そうした圃場における土壌物理性や窒素を中心とした養分動態などの特徴について、従来の診断手法に代えてより簡便な手法を適用...
摘要 根圏土壌環境の変化を明らかにするとともに、作物根の酸性化作用によって溶出が促進される被覆肥料を開発することを目的として、12年度は軽質炭酸カルシウム-ポリエチレン被覆尿素を試作し、土壌中での溶...
摘要 水稲に対する有機性資源コンポストの肥効特性を解明するため、12年度は、有機物長期連用試験における窒素収支を求め、差し引き法により有機物由来窒素の行方を推定した。その結果、窒素無施用条件における...
摘要 作物根の酸性化作用により肥料成分の溶出が促進される肥料の開発を目的として、溶出速度がpHに依存する被覆肥料の製造条件を検討した。具体的にはポリエチレンと炭酸カルシウムの重量組成比が異なる被覆尿素...
輪換畑大豆・小麦2年3作技術体系確立による生産性向上と土壌改良効果・環境修復の定量的評価(126)
摘要 不耕起型大豆・小麦立毛間播種作業技術体系の実証試験を、秋田県大潟村の重粘土質土壌環境下で行う。さらに、本体系が周囲環境に及ぼす負荷を暗渠排水量・水質計測により定量する。12年度は、大豆-小麦2年...
水田の根圏土壌特性に基づく新溶出型肥料の開発に関する基礎的研究
摘要 非根圏土壌中に比べて根圏土壌で溶出速度が速い肥料を開発すれば、水稲の生育に伴い根域が拡大するまで肥料成分の溶出が抑えられるため、水稲による肥料の利用率が飛躍的に向上すると考えられる。そこで本研...
摘要 作物収量を維持向上しながら、環境負荷の低減を図るためには、作物による肥料成分の利用率を向上させる必要がある。そのための有効手段の一つとして、非根圏土壌中に比べて根圏土壌で溶出速度が速い肥料を開...
摘要 省力的な栽培管理によって転作作物及び後作水稲の安定生産を目指すためには、土壌の畑地化あるいは水田化の進展状況や、窒素を中心とした養分動態の変動に基づいた好適な畑・水田期間を設定することが重要で...
土壌の可給態ケイ酸の評価法の開発-リン酸緩衝液抽出法の検討-(108)
摘要 リン酸緩衝液による土壌の可給態ケイ酸の評価法を確立するために、リン酸緩衝液の濃度と抽出温度・時間が土壌から抽出されるケイ酸量に及ぼす影響を検討し、その結果に基づいて最適な抽出条件を決定した。ま...
汎用水田の窒素富化機能を活用した環境保全型水田畑作栽培技術の開発(107)
摘要 汎用水田における湛水に伴う生物的窒素固定の有効活用条件の解明を目指した。本研究では、底部を網で仕切った容器に各種処理をした土壌を詰めて圃場に埋設し、湛水期間中の表層における窒素富化量を計測する...