(1) 地球環境変動が農業生態系に及ぼす影響予測と生産に対するリスク評価
摘要 1)ほ場スケールでの影響評価(水田生態系応答モデルの開発) 温度・CO2濃度への生理、生育応答の遺伝的変異に関する研究では、これまでに実施したFACE(開放系大気CO2増加実験)及びチャンバー実験の...
b.やませ等気象変動による主要作物の生育予測・気象被害軽減技術の高度化と冷涼気候利用技術の開発
摘要 (1)東北地域に農作物被害をもたらす気象の周期性を評価するため、関連が想定される熱帯海洋海水面温度データを分析したところ、海水面温度東西差と大気上層における収束発散場との間で、東シベリアに中心を...
解析・予報技術開発試験 3 データベース・モデル協調システムの開発 (2)農業情報マルチメディアデータマイニングシステムの開発 (i) 水稲の生育モデル化
摘要 水稲生育マイニングモデルを福島県で収集・蓄積されている水稲生育データ、稔実データに基づく検証を行い改良方法、モデルの実用度の向上を検討する。アメダスの気象データ、本県の栽培試験データ等を利用...
冷害に伴ういもち病発生予測技術の高度化と水稲冷害早期警戒システムの高度化
摘要 東北地方におけるモデルパラメータに使用可能な既存の水稲栽培データを収集し、データベース化を行った。ポットの深水処理で水温の冷却量によるパラメータと比較した結果、生育調査圃の気温による冷却量に対...
摘要 i)晩植栽培適性系統の育成では、縞葉枯病抵抗性系統「関東209号」が晩植での収量が高く食味が良好であり、有望であった。縞葉枯病抵抗性の低アミロース品種「ミルキープリンセス」は約100haまで普及した。ま...
低温誘導性遺伝子群の単離と機能解析 a. イネの低温耐性に関わる遺伝子の単離および機能解析
摘要 イネの生殖器官である若い穂は花粉形成途上にあり、この時期が最も冷害を受けやすいため、その障害型冷害の回避技術の開発が求められている。本研究では、イネの穂で翻訳されるタンパク質を網羅的に解析し、...
土壌データベース、国土数値情報等と気象、作物情報の対比による作物冷害の解析(186)
摘要 5年の東北地方の冷害で、気象条件がほぼ等しい狭い地域内で、品種・栽培条件も比較的揃った農家の圃場でも、対平年作収量比は著しく異なっていた。そこで、冷害被害の局地的な変動に対する土地及び土壌要因...
土壌データベース、国土数値情報等と気象、作物情報の対比による作物冷害の解析(204)
摘要 秋田県比内地域での調査に基づき、各種土壌条件とともに日射量と標高を要因として取り込み、これらが水稲冷害に及ぼす影響を解析した。標高は、ここでは地域差が小さい(52~90m)ため冷害年の収量比に対し...
摘要 従来のメカニスティックな作物生育モデルでは、生育・収量の絶対値の正確な予測が困難であった。そのため正確な生育情報を要求する生育診断や栽培管理上の意思決定支援などへの応用が難しかった。本研究では...
土壌データベース、国土数値情報等と気象、作物情報の対比による作物冷害の解析(182)
摘要 水稲の冷害の受け易さ、受け難さは、地域を限定した場合、その地域の土壌条件とどのような関係にあるかを検討した。岩手県一関地域の32地点の「ササニシキ」の平年に対する平5冷害年の収量比は5~65%...
リモートセンシングによる稲作環境と水稲生育情報の収集と広域診断技術
摘要 衛星ならびに航空機搭載センサによるリモートセンシング技術は近年急速に進歩し、その利用の範囲が拡大しつつある。そこで、12年度までに、地上での分光計測、航空機多波長域走査センサ、ならびに衛星セン...
土壌データベース、国土数値情報等と気象、作物情報の対比による作物冷害の解析
摘要 水稲の冷害の受け易さ・受け難さが、地域を限定した場合、その地域の土壌条件とどのような関係にあるかを検討した。モデル地域に選定した秋田県比内町の30地点の「あきたこまち」の平年に対する平5冷害年...
摘要 東北地方の水稲作は冷害に象徴されるように気象災害に遭遇する危険度が高い。そのため、持続的な安定生産のためには立地環境や生産構造の広域把握、やませ気候の特性に基づく冷害危険度評価、さらには早期警...
摘要 異常気象下でのトウモロコシの生育に影響する環境要因としては、過去の冷害年における実態解析から、栄養成長期には気温と日射が、受精期には降水量が、登熟期には気温が深く関与していることが認められてい...
摘要 作物収量、土壌、地形、気象データのデータベース化をおこない、これらの相互作用を統計的手法を用いて解析を行い、総合的な生産力評価法を確立する。また、土壌、地形、気象データについてメッシュ図を作成...