耕種的防除・機能水消毒を核とした炭疸病・輪斑病等病害の総合防除技術の確立
摘要 従来、茶園においては慣行的に多量の化学農薬が散布されており、茶の安全性確保や環境への負荷を軽減するため、化学農薬の使用量削減の技術を早急に確立する必要がある。整剪枝技術、有用微生物、抗菌物質等...
摘要 茶園において化学合成農薬のみに頼った病害防除から脱却するため、環境への負荷の少ない無機・天然資材による防除法の開発を目的とした。チャ炭疸病に対し、強酸性水、炭酸水素ナトリウム剤、チャ種子由来の...
ナシ黒星病菌の宿主認識機構の解明と化学的制御技術の開発(99)
摘要 ナシ黒星病菌にはレース1、2及び3が存在し、いずれのレースにもナシ品種巾着は抵抗性、またセイヨウナシは非宿主である。ナシの葉に、菌のレース1、2及び3の胞子懸濁液を接種して、感染初期過程を光顕...
つる枯病、うどんこ病及びアブラムシ複合抵抗性メロン中間母本の育成
摘要 メロンつる枯病による被害は後を絶たないため、つる枯病に対して高度な抵抗性を有する複合病害虫抵抗性中間母本の育成が必要である。11年度は高度つる枯病抵抗性素材の検索と、それら素材の各種菌群(株)...
摘要 主要病害の一つであるチャ炭疸病に対し、無機化合物である炭酸水素ナトリウム剤による防除試験を行った。発病葉を用いた室内試験で、本剤は、二番茶芽の病斑での胞子形成を100%、三番茶芽では28%抑制...
拮抗微生物活用によるイネもみ枯細菌病(苗腐敗症)の制御(156)
摘要 イネもみ枯細菌病の拮抗微生物であるCAB-02及びCAB-03について、催芽時にこれらの懸濁液(約10の8乗cfu/ml)に病原菌の保菌籾を浸漬することで、本田に移植後穂に発生するもみ枯細菌病...
摘要 寒冷地果樹試験成績概要集(病害)には昭和42年よりリンゴ黒星病について研究成績が掲載されており、平成8年度までには総研究課題数は190題となった。また、本病が本州に侵入後の昭和47年以降のリン...
摘要 環境保全型農業を推進するためには、農薬散布量を低減する必要があり、そのためには抵抗性品種育成が不可欠である。しかし、果樹からの病害抵抗性関連遺伝子の単離は進んでおらず、育種に利用できるに至って...
非殺菌性化合物による作物病害抵抗性誘導機構の解明と利用技術の開発(51)
摘要 非殺菌性化合物アシベンゾラルSメチルはキュウリ炭疽病や黒星病に対して局部的及び全身的獲得抵抗性を極めて速やかに誘導し、その効果は処理3時間後に菌を接種した場合でも認められた。同化合物の処理によ...
摘要 近年、環境ホルモンや残留農薬の問題が社会的に大きな関心事となっている。また農薬の多用などの影響によって耐性菌が出現しているのも深刻な問題となっている。このような状況を受けて環境に対する負荷の小...
摘要 ブドウ晩腐病の休眠期防除にベノミル剤を散布した試験圃場から、同薬剤及びジエトフェンカルブ剤に非感受性の晩腐病菌が高率に分離された。分生胞子の形態観察と種特異的プライマーを用いたPCRにより、ブ...
ナシ黒星病菌の宿主認識機構の解明と化学的制御技術の開発(103)
摘要 ナシ黒星病菌には病原性の異なる3つのレースが存在する。最も重要なレース1の初期の感染行動には、罹病性の幸水と抵抗性の巾着やマメナシ12、非宿主のセイヨウナシ、フレミッシュビューティーの間で差異...
摘要 キュウリつる割病の発病率は、キンセンカ、ライコムギ、ホウレンソウ(品種アトラス)およびピーマンの前作区で無作付区やキュウリ連作区に比べ低く、2ケ年の結果から総合して、ホウレンソウ(アトラス)、...
摘要 東北地域では、寒冷地・中山間地振興に重要な野菜に関して、播種・育苗から収穫までの栽培期間中に発生する種々の病害虫の防除を化学農薬の使用量を大幅に削減して行う環境保全型野菜栽培システムを構築する...
摘要 東北地域では、寒冷地・中山間地振興に重要な野菜に関して、播種・育苗から収穫までの栽培期間中に発生する種々の病害虫の防除を化学農薬の使用量を大幅に削減して行う環境保全型野菜栽培システムを構築する...
摘要 いもち病に対する抵抗性イネ品種の育成を容易にし、減農薬の環境保全型農業を推進するため、イネいもち病圃場抵抗性遺伝子を単離するとともにその機能を解明する。圃場抵抗性遺伝子の単離は、圃場抵抗性弱・...
REMI法によるキャベツ萎黄病菌の変異株のスクリーニングと形質転換ベクター挿入部位の解析
摘要 化学農薬に替わる有用微生物を利用した生物的防除技術の開発が進められているが、その開発には、植物病原菌、病原性欠損菌及び非病原菌の植物における病害抵抗性誘導、植物への侵入・共生などの病害防除上重...
拮抗微生物活用によるイネもみ枯細菌病(苗腐敗症)の制御(52)
摘要 イネもみ枯細菌病(苗腐敗症)に対し、発病抑制能をもつPseudomonas属細菌CAB-02及び03菌を出穂期に散布して、穂枯症及び収穫籾の苗腐敗症発病抑制効果について調査した。その結果CAB...
土壌病害を抑制する拮抗微生物を導入したペレット種子の開発(172)
摘要 てん菜根圏に生息する拮抗細菌のテンサイ主要土壌病害に対する抑制効果を明らかにし、製剤化して有効利用法を開発するために、苗立枯病を抑制する菌株を探索し、細菌学的な諸性質によりXanthomona...
非殺菌性化合物による作物病害抵抗性誘導機構の解明と利用技術の開発
摘要 ベンゾチアジアゾール化合物CGA245704の各種病害に対する防除効果を温室内のポット試験及び圃場試験によって調べた結果,キュウリの黒星病,炭疽病,ナシの黒星病,赤星病に効果が認められた。同化合物はこれら...