有機物資材連用による土壌水分特性の変化がトマト青枯病の発生に及ぼす影響(198)
摘要 ピートモス連用圃場ではトマト青枯病が発生しにくいという現象が認められたことから、その機構の解明を目指している。7年度は、土壌中の水溶性成分が青枯病菌の生存に及ぼす影響を調べた。ピートモス連用土...
摘要 導入あるいは保存中の品種・系統の特性調査及びこれらについての病害抵抗性検定を行って抵抗性素材を得ることを目的に、これまでトマト、ナス、トウガラシ(ピーマンを含む)の導入品種及び生物研から再増殖...
野菜における有用遺伝子の発現機能の解明と単離技術の開発(55)
摘要 植物におけるアスコルビン酸代謝経路とその機能の研究のため、ラットより単離されたL-グロノラクトン酸化酵素遺伝子をpBIベクターに組み込み、2種のベクタープラスミドを得た。これらをアグロバクテリ...
摘要 細胞融合処理をした際の雑種細胞識別技術の確立を目的とした。このため、これまでRAPD分析を確立し、いくつかの融合処理カルス、再分化個体について分析した。7年度は青枯病罹病性品種AC2256、抵...
摘要 13種類のナノろ過膜の硝酸イオンの阻止率は約20%から98%まで広い分布を示し、リン酸イオンの場合、すべての膜で60%以上の阻止率を示した。全般に硝酸イオンの阻止率は、リン酸イオンの阻止率に比...
摘要 台木用の青枯病・半枯病複合抵抗性品種‘台太郎’及び青果用の半枯病抵抗性中間母本‘なす中間母本農1号’を育成し、青果用の青枯病抵抗性のF2個体を選抜した。しかし、青果用の青枯病抵抗性又は半枯病・青枯...
摘要 葯培養由来及び非対称融合処理カルス由来系統の青枯病抵抗性検定並びに台木用F4系統の選抜を行った。葯培養由来系統の青枯病汚染圃場検定では、葯培養由来系統は全個体健全で、抵抗性は固定していると判断...
摘要 植物病原細菌における寄生性分化ならびに病原性変異に関連する細菌学的諸性質を解析することにより、変異機構の解明およびその制御法の開発に資する。6~10年度はナス科青枯病菌を中心に国内外から多数の...
青枯病菌Pseudomonas solanacearumの病原性関連遺伝子の検索・単離
摘要 青枯病菌Pseudomonas solanacearumの病原性関連遺伝子を検索し、その構造と機能を解析することにより、本菌の遺伝子診断技術の開発並びに本病害の防除対策の確立に資する。7年度は...
摘要 トマトの青枯病抵抗性機構解明のため、抵抗性及び罹病性品種の植物体内での病原細菌の移行、増殖と病徴進展の関係を調べた。側根では接種部位より8cmの位置で菌の検出率、濃度共に罹病性品種が高い値を示...
摘要 トマト青枯病抵抗性遺伝子のRAPDマーカーの有効性を検定した。F2世代99個体を圃場検定した結果、青枯病抵抗性の程度は幅広い分布を示し、内9個体が強度抵抗性を示した。個体の抵抗性指数と各RAP...
摘要 6系統を供試した抵抗性のF6解析では、5年度のF5世代で抵抗性が固定していると考えられた4系統のうちで、2系統は強度抵抗性個体だけで強度抵抗性で固定していると考えられたが、2系統は中程度抵抗性...
摘要 ピーマンの青枯病抵抗性素材検索のためにトウガラシ近縁種64系統を青枯病汚染圃場に定植し、青枯病原細菌を潅注接種して抵抗性の系統間差異を検討した。64系統のうち7系統が強度抵抗性、11系統が中程...
有機物資材連用による土壌水分特性の変化がトマト青枯病の発生に及ぼす影響(199)
摘要 各種有機物資材を連用してトマトを連作する試験を継続し、ピートモス区で毎年、青枯病の発生が抑制される現象を確認した。その機構として水分特性に着目し、解析的実験を実施した。青枯病菌は土壌水分の低下...
摘要 水は通すが根は通さない化学繊維布(遮根シート)を作土の下に敷く低コストの隔離床栽培法は、土壌病害防除と高品質野菜生産に有効であることが確かめられている。この方法では、ベッド方式だけでなく、広面...
摘要 野菜・茶病害に対してより安全で有効な薬剤を探索し、その特性を知るために行った。トマトのリゾクトニア菌による苗立枯病に対するCG-182の0.5及び0.3%種子紛衣は、対照薬剤のキャプタン水和剤...
摘要 ナス青枯病の防除方法を確立するため、AM-301(Pseudomonas gladioli)液剤の防除効果、薬害、効果的使用法を、対照の米ぬか有機物施用区及びクロールピクリン区と比較して検討し...
野菜畑における養分環境と病害との関係解明およびその制御技術の開発(286)
摘要 野菜の栄養環境が病害発生に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。トマト青枯病抵抗性の発現には作物体内のカルシウム栄養条件が関与していた。すなわち低カルシウム条件では青枯病抵抗性が低下し、高...
摘要 トマトの青枯病抵抗性機構を解明するために、病原性がやや弱い変異株を作出した。本病菌は抵抗性及び罹病性のトマト品種をいずれも高率に侵害するが、罹病性品種は発病して枯死するにも拘らず、抵抗性品種は...
摘要 近畿中国地域中山間地帯の開発農用地の早期熟畑化を図り、さらには野菜の連作障害を抑制する見地から、クロタラリア等の暖地型新有機物資源作物の導入の効果を検討した結果、播種適期は5月下旬~8月上旬に...