摘要 露地ブドウでは、クビアカスカシバ幼虫による太枝の食害が問題となっている。そこで、効率的防除対策を確立する。 1.発生生態の解明:県内48か所にフェロモントラップを設置し発生消長を調査したところ、...
輸出向けモモ果実におけるモモシンクイガ防除対策1,発生実態の解明(1)フェロモントラップによる発 生調査 (2)モモシンクイガの発育と被害症状の発現
摘要 (1)昨年に引き続き笛吹市御坂町、春日居町のモモ産地において広域に多数のトラップを設置し、モモシンクイガの発生状況を調査した。御坂町は昨年と同様に誘殺数が多かった。春日居町は昨年は平坦地の誘殺は...
摘要 目的:十勝管内におけるマメシンクイガの発生生態を明らかにし,防除対策を確立する。 成果:防除適期決定のための指標としては着莢期が適当と考えられた。フェロモントラップによる産卵開始時期推定に利用...
h.暖地における長距離移動性、新規発生等難防除害虫の発生メカニズムの解明と総合防除技術の開発
摘要 1)長距離移動性イネウンカ類については、トビイロウンカとセジロウンカに適応可能な簡易な微量局所施用装置を用いた薬剤抵抗性検定法を開発した。また、イネウンカ類の飛来源地域における5年間のモニタリ...
o.フェロモン利用等を基幹とした農薬を50%削減するりんご栽培技術の開発
摘要 1)交信かく乱対象外害虫であるトビハマキの越冬世代幼虫の防除適期である落花期に有機リン剤を散布する体系は、収穫期の果実被害の軽減に寄与することが示唆された。2)落花期に効果の高い殺ダニ剤を散布...
摘要 (1)ナラ類集団枯損の被害履歴や環境要因をもとに、ナラ枯れの被害動態をモデル化した。また、遺伝学的手法でカシノナガキクイムシの移動分散距離を推定し、モデルの結果と比較することにより、防除体制作...
フェロモントラップを基幹としたアカヒゲホソミドリカスミカメ高度発生予察技術の開発
摘要 (1)成21年、22年2年間の調査データで斑点米被害発生確率(斑点米率が0.1%を越える確率)予測モデルの検討を行った結果、出穂期後5日間のトラップ誘殺数を説明変数とするモデルで斑点米被害が予測できた...
湖沼の生物多様性の復元ならびに地域水産資源の回復に向けた外来魚防除・魚類相復元技術の開発
摘要 (1)平成22年度の試験で、オオクチバスのオスの胆汁の酢酸エチル相にフェロモン効果が存在することを確認した。(2)伊豆沼・内沼では、増加したオオクチバスに対して、人工産卵床等を用いてオオクチバス...
摘要 形質を改良した多食性捕食天敵であるナミテントウや土着天敵・微生物資材等を組合せて、効率的かつ安定的な防除技術を確立する。フェロモン等情報化学物質の生理生態的特性を明らかにし、新たな利用技術を開...
g.斑点米カメムシ類の高度発生予察技術と個体群制御技術の開発
摘要 1)斑点米カメムシ類の発生動態とその変動要因の解明に関しては、 水田地帯の土地利用形態の空間構造と植生動態調査結果をGISに導入し、畦畔雑草ならびに水田内でのカスミカメムシ類の発生動態と併せて...
摘要 目的:各地における発生生態を明らかにし、それに基づいた防除指針を策定して本種による被害軽減対策を提示する。 成果:(1)開花から着莢期(莢長2cm)までの期間は平均11日で、防除適期の把握には着...
摘要 成果:(1)発生予察調査実施基準の既存改良事業 調査本数を5新梢とした場合、斑点落葉病、褐斑病ともに初発の確認が遅れてしまうものの、発病葉率は20新梢と同様の推移となった。褐斑病に関しては発病枝率...
2.森林の生物多様性保全と健全性維持のための研究開発 (2)森林・樹木の健全性を維持する研究と技術開発 ハイリスク港指定解除に向けたマイマイガ密度管理手法の開発
摘要 目的:マイマイガは卵塊が船舶に付着し外国に侵入する恐れがあり、函館、八戸、広島などの港はアメリカ合衆国とカナダ両政府から、2007年にハイリスク港として指定され、輸出に障害をきたしている。マイマイ...
14 特産果樹病害虫の発生動向に応じた新防除技術の開発1)主要病害虫の発生調査及び突発的多発生病害虫の要因解析 (2) クロフサスグリに発生したスグリコスカシバの生態と被害状況
摘要 目的:本種の県内における発生生態及びクロフサスグリの影響及び他作物への加害の有無について検討されていないことから防除の是非について検討を行うとともに試作の雄成虫誘引ルアー(非売品)を用いたフェ...
大規模水田輪作(普通作物)における環境負荷低減のための主要病害虫制御技術の開発
摘要 目的: 環境保全型稲作栽培の作付が拡大している中で,防除圧の低下により多発傾向にある病害や,斑点米カメムシ類などの対策の強化が必要な病害虫も顕在化している。また,大規模水田輪作では従来の畑作と...
フェロモントラップを基幹としたアカヒゲホソミドリカスミカメ高度発生予察技術の開発
摘要 アカヒゲホソミドリカスミカメをはじめとした斑点米カメムシ類は水稲の最重要害虫であり、毎年2回程度の薬剤防除が画一的に実施されている。より適正な防除と減農薬を推進するため、農薬散布の要否を判断...
ナラ類集団枯損被害の予測手法と環境低負荷型防除システムの開発
摘要 目的:ナラ枯れ病原菌の媒介者であるカシノナガキクイムシの集合フェロモンを活用した被害軽減の方法を開発する。 成果:ナラの生立木をおとり木として合成フェロモンとカイロモンによりカシナガを誘引する...
摘要 目的:環境に対する負荷軽減を実践しつつ、モモの主要病害に対する新防除技術を開発し、殺菌剤の使用回数の低減を図る。 成果:(1)環境負荷軽減確立試験 せん孔細菌病に対して、粉末亜鉛ボルドーは亜鉛ボル...
複合交信かく乱条件下での昆虫行動制御資材を用いた害虫感知新技術の開発
摘要 目的:殺虫剤以外の資材を利用し、交信かく乱対象外害虫や枝幹害虫などに対する新たな防除技術を確立する。また、開発中の交信かく乱剤の防除効果や使用方法を確立する。 成果:(1)モモノゴマダラノメイガ果...