摘要 約1.2kbpの16S rDNA部位のバンドを検出する方法で,ファイトプラズマ病の遺伝診断が可能になった。ホルトノキとクリとクスノキからファイトプラズマを遺伝子診断により検出した。ファイトプラズマ病の新病害...
摘要 11年度は、本研究室で保存しているヒメフタテンヨコバイ媒介性ファイトプラズマの各種分離株について、16S rRNA遺伝子の解析により系統分類学的背景と宿主特異性について再検討を行った。ミツバてんぐ巣病、...
摘要 10年度までにタマネギ萎黄病及びレタス萎黄病ファイトプラズマの野生株と異なる病徴を示す株を選抜し組織学的特性の差異を明らかにした。11年度は病原性解析に有用な変異株を得るために高温処理による変異株...
樹木寄生性MLO類別診断のための遺伝子の検索と単離(115)
摘要 萎黄症状を示すホルトノキからファイトプラズマに特異的な約1.2KbのPCR産物が増幅されたが、ホルトノキの健全実生苗の抽出核酸からは増幅されなかった。透過電子顕微鏡観察によりホルトノキの罹病木の葉脈師...
摘要 9年度までにレタス萎黄病ファイトプラズマをシュンギクで継代し、野生株と異なる病徴を安定して示す株(LY2)を選抜した。このLY2について宿主範囲及び組織学的解析を行った結果、宿主範囲では、供試...
摘要 ファイトプラズマの分子生物学的及び系統遺伝学的な解析結果を基礎に、ファイトプラズマを迅速かつ簡便に検出するとともに、種や系統を同定し、媒介昆虫を特定できる診断法の開発を目的として本研究を行った...
摘要 8年度に開発したPCRによる検出法では、分類上同種とされているが病原性及び媒介虫の異なるファイトプラズマを識別することは困難であった。そこで、タマネギ萎黄病の野生株と変異株(OY-M)の染色体...
摘要 ファイトプラズマに起因する作物病害の発生は、近年の中山間地や水田転作への野菜・花きの導入に伴い、その発生も増加の傾向にある。特に、キマダラヒロヨコバイによって媒介されるファイトプラズマについて...
摘要 タマネギ萎黄病株より見いだされた病徴変異株(OY-M)からさらに虫媒率等の変異株の作出を試みた。その結果供試した20個体のシュンギクのうち、虫媒率の低下あるいは喪失のみられるものが5個体出現し...
樹木寄生性MLO類別診断のための遺伝子の検索と単離(100)
摘要 ケケンポナシてんぐ巣病、ヌルデ萎黄病(てんぐ巣病)、キリてんぐ巣病ならびにナツメてんぐ巣病からヒシモンヨコバイによりニチニチソウに伝搬させた試料から核酸抽出を行い、病原ファイトプラズマに特異的...
摘要 作物マイコプラズマ病の簡便かつ病原に特異的な診断法を開発するために、PCR法による病原マイコプラズマの染色体外DNAの検出を試みた。イネ黄萎病ファイトプラズマ栃木分離株の染色体外DNAの塩基配...
摘要 ファイトプラズマ病は薬剤による防除が困難であり、殺虫剤による媒介昆虫の防除以外に有効な防除法はない。そのため、農業生産の省力・低コスト化及び環境負荷の低減を進めるためには、ファイトプラズマ病の...
摘要 徳島県及び埼玉県下で栽培されているネギに萎縮、黄化、そう生などの症状を示す病害(徳島株、埼玉株)が発生したので、病原の検討を行った。病株を電顕観察したところ、いずれの株でも師部細胞内に大小多数...
摘要 マイコプラズマ様微生物(MLO)の媒介特性を明らかにするため、セリ萎黄病MLOおよびイネ黄萎病MLOがイネ科植物に伝搬するか否かについて検討した。セリ萎黄病MLOはヒメフタテンヨコバイにより二...
摘要 熱水土壌消毒法が試験圃場内でホウレンソウ萎ちょう病に対し防除効果が認められたのでホウレンソウ栽培現地で実証試験を行った。80~90度の熱水の注入によりクロルピクリンとほぼ同程度の防除効果が得ら...